走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

降りてゆく生き方

2013年06月29日 22時33分57秒 | 映画

 今日は、ボランティアで映画上映イベントに参加してきた。
 タイトルは、「降りてゆく生き方」

   

 場所は、松山市の荏原公民館。
 この映画は変わっていて、映画館では上映しない。
 DVDも出さない。
 商業的なことが皆無な映画として希望する地に行き上映する。
 昔の巡回映画館のような感じである。

 いつものように代表の思いつきのよな発想で上映することになった。
 本当にタイトなスケジュールでの上映開催。

 「もう少し時間をくれ!!」と心に思いながら、それでも何とか時間調整をしてこぎつける。
 他のメンバーも恐らくそうだろう。

 入りを心配していたが、予想以上に(人が)集まった。

   

 紹介DVDは事前にチェックをしていたが、本編を見て涙した。
 胸につかえていたものが、「スー」と抜けていくような感じがした。
 肩の力も抜けた。

 つくづく人は登っていく生き方しかしていないんだということを改めて思い知らされる。
 宇宙から銀河系、そして太陽系、地球、日本、四国、愛媛、松山、そして家族、自分へと降りてゆく。
 なんだか自然体になれるような気がした。

 この映画は愛媛県では初めての上映。
 希望すれば来てくれる。

 売上金のほとんどは、東日本など無料で上映したいところのために使われているとのこと。
 心が荒(すさ)んだり、折れそうな時にぜひ観ていただきたい。

 上映後、この映画の音楽プロデューサーの柴木さんに登壇していただき、この映画の製作エピソードや思い入れについてお聞きした。

   

   

 そして、代表の佐伯康人とちょっと絡んでもらう。

  

  

 ぜひ、ぜひ、我もと思われる方、本映画を誘致してください。

 

ネット選挙運動解禁でとっても心配なこと

2013年06月25日 20時38分26秒 | 職場の出来事


 今回の参議院議員通常選挙からインターネットを活用した選挙運動ができることになりました。
 ただ、自宅からインターネットを使って投票できるようになったと勘違いしている人もいるようです。
 これは、できませんということを付け加えさせていただきます。

 また、未成年者の選挙運動も緩和されたわけではありませんから、当然、未成年の方はインターネットを活用した選挙運動はできません。
 インターネットですから、パソコンだけでなくスマホなどの携帯電話もダメなんです。

 ただ、何もわからずに特定の候補者を応援するようなメールを送るだけでも公職選挙法違反になります。
 公職選挙法違反は、かなり厳しい処罰を受けますので絶対にしないでほしいのです。


松山市選挙管理委員会、フェイスブック開設

2013年06月21日 19時53分15秒 | 職場の出来事

 来月行われる予定の参院選を前に、松山市選挙管理委員会では、6月21日(土)からインターネットの交流サイト「フェイスブック」(FB)上に、公式ページを設けました。

     

 開設の目的は、投票率の低い若者に選挙を身近に感じてもらうことが狙いで、投票所の場所案内や投票速報を行うほか、選管職員が〈裏方〉として事務仕事に追われる様子も紹介しています。
 開設して初めて知ったのですがFB導入は四国の選管では初めてということでした。
 気を付けてみていただければ、「へぇ~」的な情報が発信されているかもしれませんので、こまめなチェックと『いいね!』ボタンの押下をお願いします。



ポスター掲示板の設置スタート

2013年06月17日 20時54分14秒 | 職場の出来事

 今朝から参議院議員通常選挙の選挙区用ポスター掲示板の設置が始まりました。
 選挙の風物詩(?)の一つであるポスター掲示板はニュース性が高いため、たくさんの報道機関の皆さんに取材に来てもらえました。

 また、この掲示板の板の部分は再生紙でできています。
 昔は、ベニヤ板で一回使うと廃棄するしかなかったのですが、世の中のエコ意識が高まる以前からリサイクル意識が取り入れられていたような気がします。
 そして、ベニヤ板の次に出てきたのがアルミ製でした。
 アルミ製の板の上にシールを張り、終わったらシールをはがせば再利用できるというものです。
 ただ、(アルミ製なので)コストがかかることと、両面テープでしかポスターが張れないため候補者側の作業負担がかかりすぎるということで、次に出てきたのが再生紙だったようです。

 
 今の再生紙だとポスターを張ったままでも溶かせるらしく、回収後の手間も軽減されるようです。
 また、紙ですから直接印刷もできるため前準備も楽なようです。

 ただ、紙なので雨などに弱いと心配される方もおられるかもしれませんが、私たちが思っている以上に紙は加工の仕方などでかなり強度が増すようです。
 例えば、選挙備品の中でも牛乳パックの再生紙で投票箱を作ったり、投票用紙計数機などを収納するケースなどが作られています。

 そういえば選管の用品は、軽量化とリサイクルの両面からの改良だったような気がします。
 一人で運べない投票用紙計数機、大量に運べない記載台やマットなど、その重さに腰を痛める人も出るほどでした。

 しかし、今では信じられないくらいそれらが進化し、かなり扱いやすいものになっていることにおどかされます。
 選挙というニッチな市場で、よくここまで進化したものだと感心しきりであります。 

参議院議員通常選挙(その3)

2013年06月08日 22時39分33秒 | 職場の出来事

 機械点検、第二弾は、開票所で使用している投票用紙計数機です。
 この計数機もかなり進化しており、昭和50年代中ごろまでは大人二人でないと抱えきれないくらい、大きく重たいものでした。
 そして、だんだんコンパクトになり、軽くなり、計数スピードも飛躍的に伸びました。
 今の機械は、OCR機能が付いていて分類と計数両方をする機能がついています。
 最新の機能では、投票用紙が表裏が混在していても読み取って、分類・計数するそうです。
 本当にびっくりです。

  
 機能が高まったため、点検作業も綿密かつ慎重に行われます。

  
 これが読み取って分類された後、候補者ごとに整理されるところです。

  
 本番で壊れたりしては困りますから、徹底して点検します。中は、まるでロボットのようです。

  
 サンプル紙を使って、円滑に計数できるかどうかをチェックしております。

 このように、選管の仕事は目立たないところでたくさんの人の力を借りて、完璧を期すよう日夜汗をかいています。


参議院議員通常選挙(その2)

2013年06月08日 22時00分11秒 | 職場の出来事

 選挙の前には期日前投票や投票当日投票所で使用する機会の点検を行います。
 日々使っている機械なら、癖や調子がわかるのですが、選挙の時しか使わないため事前の点検が欠かせないのです。

 このコーナーでは、投票用紙交付機の点検について紹介します。

  
 このタイプの交付機は30年前に誕生したもので初代の投票用紙交付機です。予備機として点検しています。

  

  

  

  
 こちらのタイプは二代目の投票用紙交付機で、かなりコンパクトになっています。サンプル紙を使って稼働チェックをしています。

  

  
 こちらが現役バリバリの最新鋭の投票用紙交付機です。機能も高まり、投票用紙を交付するときには音声ガイダンスが流れたり、男女別集計がしやすくなっています。

参議院議員通常選挙(その1)

2013年06月08日 21時19分45秒 | 職場の出来事

 久しぶりの投稿です。
 古巣に戻って少し安心しすぎていたためかプレッシャーを受け、日々、なにかと忙しく過ごしています。
 よくよく考えてみると、20年ぶりのカムバックなので新人と同じであるという自覚が足りなかったと後悔しています。

 ただ、20年前と変わっていないのは、「選挙管理委員会(略して、「選管」)て、どんな仕事をしているの?」という問いかけです。
 そこで、若い部下(ほとんど子どもと同じ世代)たちと選管の仕事について情報発信していこうということになりました。

 そこで、スポットライトの当たらない選管の仕事にあえてスポットを当てることで、投開票までにどんな仕事をしているのか、公開できる範囲で発信していこうとなりました。
 このブログは私の個人的なブログですが、サポーターとしての位置づけで、部下たちの情報発信を助けたいと思います。

 今回は、選管倉庫の中を少し紹介させていただきます。

 
 投票所には体の不自由な方や歩くのが不自由なお年寄りも来られます。車いすもかなり準備しています。

 
 この投票箱は、折りたためない投票箱です。しっかりしているのですが折りたためないために場所を取ります。

 
 こちらは折りたためる投票箱。昔はスチールだったので運搬時に重かったのですが、今はアルミになっており、かなり運ぶのが楽になっています。

 
 投票所用マットです。こちらも軽い素材になっています。前のマットは一本で20キロもあり、それを数百本運ぶといつも腰痛になっていました。

 
 このジュラルミンのケースは、投票所に送る消耗品などを入れる箱です。もう30年以上使っています。