走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

役に立つの!?

2012年09月30日 10時01分53秒 | 考え方

 世の中には、一見、「そんな研究なんの役に立つの?」と思わせることがある。

 例えば、ニュートンという科学雑誌の11月号に載っていた記事で

 強くて高い“砂の城”--砂場でつくる“砂の城”の高さを最大にする数式と水分量がわかった

 というタイトルであった。
 「え!?」てな感じである。

 そして、これだけ聞くと、「なんの役に立つの?」的疑問を持ってしまう。
 記事を読み進めていくと、こうである。

 砂浜や砂場でつくる“砂の城”を高くするためには、適度な水分を砂に含ませ、土台の直径を大きくすることが大切だとされている。
 だが、実際に“砂の城”をどこまで高く積み上げることができるのか、よくわかっていなかった。

 へぇ~と思う反面、そんなこと誰もまじめに研究しないだろうと、つい思ってしまう。

 だが、イラン、基礎科学高等研究所のパクポーア博士らは、円柱形の“砂の城”をつくり、実験的に検証したというのである。
 その結果、“砂の城”の最大の高さは、ある数式に従うことを見出したというのである。

 本当に大真面目なのである。

 その数式によると、城の最大の高さは、土台となる円の半径の3分の2乗に比例するという。
 さらに博士らは、砂に含まれる水分は1%程度が最適であることを突き止めた。
 1%よりも多すぎても少なすぎても、“砂の城”はもろくなるという。
 1%程度の水分量だと、水は砂粒と砂粒の間に入り込み、砂粒どうしを結びつける役割を果たすという。

 ここまで聞くと滑稽に思えてくる。

 しかしこの成果は、ダム建設などの土木工学への応用が期待できるというのだ。

 そこまで聞くと、なるほど、確かにである。
 産業の芽を探すとき、何事にも大真面目に向かい合わなければならないと改めて思った。

久しぶりの 家の居候 ハナちゃん!

2012年09月29日 10時02分47秒 | 家族の出来事

 本当に久しぶりの、家のペットのうさぎちゃんのハナです。

 ハナは、小心者で動きがすばしこく、なかなかファインダーの中に納まってくれません。

  ちょっと、ドヤ顔です。

  間合いを計る剣士のよう

  遠くからクールに飼い主を見ています

  頼むけん、じっとしてて!

生石地区のまちづくり

2012年09月28日 21時59分10秒 | 職場の出来事

 生石地区でもまちづくりについて、さまざまな角度から勉強していこうという機運が起こってきた。

 また、当支所の窓口で災害時の支所の役割や放送設備について聞かれることがある。
 これも東日本大震災の影響であろう。

 この地区では、仙台空港のような松山空港があり、津波が起こった時のイメージがかぶるから、余計に恐怖心を掻き立てられるのかもしれない。
 まちづくり勉強会でも、3回目と4回目(11月~12月頃に開催予定)は災害についてである。

 前地区防災連合会長のSさんは、元自衛官でこういった情報には詳しかった。
 Sさんの話では、この地区は一面砂地だったために、大地震が発生すれば津波より液状化の方が怖いという。
 確かに、液状化が起これば大きな看板が立ち並ぶ旧空港通りでは、それらの看板が倒れ交通が麻痺し、すぐに渋滞になってしまう。
 電力系や通信系の電柱もバタバタ倒れていく。

 そこに人でも歩いていたらと考えると、ぞっとする。
 ライフラインもすべてダウンする。

 津波だって安心できない。
 そのためには、どこに逃げるか...

 近くに「埴生山(はぶやま)」があるのだが、避難道の整備が必要である。
 しかし、住民の手で整備しないと短期間には難しいような気もする。

 桑原地区の展望台整備のように頂上整備とひっかけて山道を整備する手法もあるが、既に頂上には展望台と小さな公園が整備されている。
 問題は、そこへ至るまでの山道の整備と、整備後に地域住民の皆さんに、とっさの時には「埴生山」へと思わせる意識を持ってもらわないといけない。
 
 そこで、単に避難道の整備というだけでは、大事なことだとはわかっていても気乗りがしないだろう。
 では、どうするか。

 そこで思いついたのが、久米公民館がやっていた「里山」整備。
 「これや!」と自分の中で湧き上がる。

 インターネットで「里山」と叩くと、写真のような「芝生のある里山」なんていうのも出てきた。
 「みちくさ」なる里山整備もある。
 つれづれなるままに、傍らの草花を楽しめる環境整備も大切だ。
 また、子どもたちの夏休みの自由研究なんかにも使ってもらえるといい。
 夢がどんどん広がる...

 そして、整備ができていれば、いざという時には一人でも多くの命を助けることができるかもしれない。
 
 これを形にするためには、地域の人たちの力が必要だ。
 今は、どうしていいかわからない。

 自分で考えてもろくなことはないから、まずはいろいろな人の話を聴きにいこう!
 まずは、それからだ。


第一回 生石地区 明日のまちづくりを考える会(報告)

2012年09月27日 23時46分03秒 | 職場の出来事

 今夜、「第一回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」が開催されました。

 第一回目のテーマは、「通学路について」でした。
 生石小学校、さくら小学校、西中学校の校長や教頭先生、担当の先生などにも来ていただきました。
 会議の進行方法は、学校が平素抱える通学路の課題などについて説明をいただき、それに対して地域の各団体の代表の方々が質問をしたり、アイデアを出すというやり方で進めました。
 何の根回しなしの、アドリブ状態での会議の進行でした。

 【課 題】

  ・道路幅が狭く、その横に水路が流れていることが多く、車をよけようとして
   子どもが水路に落ちてしまう。

  ・道路標識が見えにくかったり、足りないためか、車がスピードを出して走行
   するので危険。

  ・通学路ではなく、公園なのだがカーブミラーがないために、出入り口の接触
   事故が多い。

   ※ちなみに生石小学校では、4月以降すでに8件の子どもが絡む交通事故が
    発生しているという報告があった(これは、本当にびっくり!)

  ・通勤時の裏道として狭い道とわかっていても、スピードを出して走行する
   ので危険。

 【原 因】

  ・通学時間帯と通勤時間帯が重なる。

  ・事業所が他の地域よりも多いため、通勤者も多いため危険性が高い。

  ・空港という交通結節点があるため、急ぐ車両が多いため危険性が高い。

  ・通学路の横に暗渠をしていない水路が多い。

  ・課題解決に向けて関係機関にお願いするときに単独で行うケースが
   多かったため、関係当局の腰が重い。

 【解決のためのアイデア】

  ・スピードを落とさせるために、愛媛県警が進めている「ゾーン30
   (制限時速30キロ以内等に定める方法)」なども研究し、行動を
   起こしてはどうか。

  ・道路標識やカーブミラーを申請するときに単一の団体で申請する
   よりは、複数の団体で申請するような地域でスクラムを組む仕組み
   づくりに取り組む。

  ・水路に暗渠をかけるための活動を関係団体に対して、積極的に複数
   の団体で依頼しつづける。

  ・道路が狭いから危険という概念から、狭いからこそ車両がスピードを
   出せないという考え方もある。
   狭い箇所については、民有地を通してもらう依頼を、やはり複数の
   団体で依頼に行く。

  ・子どもの交通マナーについては学校で教育できるが、大人のマナー
   については、個人に委ねるしかない。せっかく、各団体の代表に
   出席いただいているので、まず各団体が集まったときにこのことを
   話題にしてもらうことで、改善に努めていく。

 【その他】

  ・まず支所の位置づけについて再認識していただいた。
   困ったことは、まず支所に相談に来てください。

  ・具体的には、申請書や陳情書の書き方がわからないために諦める方が
   おられます。
   そんな時には、ぜひ支所へご相談ください。

  ・支所は、市役所から皆さんへ向かっているベクトル機能ではなく、
   皆さんから市役所に向けたベクトル機能であるということを再認識
   してください。

  ・いいにくいこと、頼みにくいことがあったら、支所を通してください。
   皆さんに汗をかいてくださいとお願いした分、私たちも汗をかきます。

  ・この勉強会は、地区広報委員会、地区社会福祉協議会及び公民館が
   発起人として立ち上げましたが、次回からは「生石地区 明日の
   まちづくりを考える会」を正式に発足し、以降の召集はこの会で
   開催させていただきます。 


 以上、簡単ですが今回の勉強会の要約です。
 そして、二回目以降は幅広く地域住民に声をかけて、誰でもが参加できる勉強会にしようということになりました。

 

 【2回目以降のスケジュール】

  ・第2回会議 10月30日 予定 「地域の子育てについて」

  ・第3回会議 11月中旬  予定 「大災害が発生するとⅠ」

  ・第4回会議 12月上旬  予定 「大災害が発生するとⅡ」

  ・第5回会議  1月中旬  予定 「無縁社会について」  

 
 

ユニークな授業

2012年09月26日 20時03分36秒 | 考え方

 今回もBenesse(ベネッセ)教育情報サイトから、なるほどと思わせる情報が出ていましたので紹介します。

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 土下座から参勤交代の季節を読み解く授業で身につく、良質の知識

 NHK Eテレの『Rの法則』や『社会のトビラ』(小5社会)を担当するNHK 制作局 第一制作センター 青少年・教育番組部チーフ・プロデューサーの桑山裕明氏は、先生や保護者に役立つ教育番組を制作するため、毎週のように多くの学校を訪ね、たくさんの授業を見ている。
 そのなかで、桑山氏が「こんな先生に教えてほしい」と思った先生について語る。
今回紹介するのは東京都の小学校で教えるとともに、全国の学校で模範授業をしているLa先生の授業だ。

* * *

 この授業は、江戸時代の単元に入り、参勤交代を習った後に行われました。
 La先生はまず、資料を基にご自身で描いた大名行列の絵を黒板に貼ります。
 そして「この絵について、疑問を出してみよう!」と投げかけます。
 この質問の妙は、誤答がないことです。
 そう、見たもので「わからない」と思ったことを言葉にすればOKだからです。
  たとえば、

  ・白い棒はなんですか?
  ・大名行列の距離はどれくらいですか?
  ・列の先頭に立っている2人はどんな人?
  ・どんな大名ですか?
  ・この行列の季節はいつごろ?

 などなど、たくさんの疑問が出されます。どうですか? 
 この疑問から、どんな絵が描かれているか、想像できましたでしょうか? 

 ぜひ、想像力を働かせてください。
 声が上がらなくなったのを見計らって、先生は、「この行列の季節は春なんだよね」と言うのです。

 子どもたちは、全員「なぜこの絵からわかるの?」という顔をします。

 La先生が上手いのは、そこで、すぐ答えを伝えるのでなく、「この絵から春というのがわかるのは、なぜだと思う?」と、子どもたちが思っていることを言葉化することです。

 これで、自分の課題としてはっきり位置づけられます。
 なぜなら、先に自分の中で立ち上がっていたものなので、与えられたものでない、強い課題となるのです。

 さて、どうして季節が春とわかるのか?

 「葉っぱが緑だから」「着物が薄いから」などいろいろな意見が出ますが……。

 解決への糸口は、「土下座をしている人がいる」に注目することです。
 この「土下座している」という状況から、この大名行列の掛け声は、「下にー下にー」だと言うことになります。
 実は、この掛け声は、御三家を含め親藩のみに許されていた掛け声だそうです。
 すると、この大名行列は、親藩のものであり、そこから参勤交代の時期が特定されます。
 そう、親藩の参勤交代は、3月に行われるのです。
 そこから、「春」という答えが導き出されます。

 この結論に行き着くまで、持ち込んだ資料集を基に、親藩・譜代・外様の内容を押さえたり、譜代や外様の掛け声や参勤交代の時期を調べたりする活動が行われます。
 ちなみに、譜代や外様の掛け声は、「かたよれ、かたよれ」といい、通行者は道端に寄ればよいそうです。
 そして、時期ですが、譜代は6月か8月。外様大名は4月です。

 La先生が子どもたちに身につけてほしいのは、「良質の知識」。
 言い換えれば「応用の効く知識」のことです。

     出典:「応用の効く知識」を身につける授業[こんな先生に教えてほしい] - Benesse(ベネッセ)教育情報サイト

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 こんな先生が増えるといいですね。

ゆるやかに変わる組織風土

2012年09月25日 21時40分38秒 | 職場の出来事

 春の異動で、私の職場は大きく変わった。
 残ったのは私とT君。

 T君とは二年目の付き合いだが、最初は人見知りなのか、正直、あまり会話が弾まなかった。
 だが付き合ってみると、心根の優しい男だとわかってきた。

 そして、用務員さんもかわり、女性になった。
 ただ、用務員さんの仕事は、女性には厳しい。

 そこで、私も私ができることから手伝おうと思った。
 まず、施設周辺の草むしり。
 もくもくとむしるのであるが、次から次へと生えてくる。
 いっぺんには無理だから、少しづつ引き抜いていく。

 それからしばらくして、また草ぼうぼうになった。

 すると、前述のT君が、自ら草刈や枝の剪定をしてくれた。
 私が命じたわけではない。
 困っていた用務員さんを見かねての行動だろう。

 人としての本質的な優しさからだろう。
 作業着に着替えて、汗だくになってきれいにしてくれた。

 小さな職場だが、少しづつ組織風土が変わりつつある。
 秋の風がとても心地よい...

職場体験

2012年09月24日 19時02分33秒 | 子ども体験学習

 教育委員会当時に、社会教育という立場で「キッジョブ(キッズとジョブの造語)」という、職場体験活動を起こしたことがある。
 少なからず、子どもたちの職業観の役に立てるのは学校教育よりも社会教育の方ではないかという持論があり、部下が嫌がるのも聞かず事業化してしまった。
 そのせいか長続きしなかった。

 ベネッセのニュースを見ていて次のようなものがあった。

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 「職場体験活動」のために授業削っても、中学生の学力に影響なし

 多くの中学校では現在、キャリア教育の一環として、地域の企業や事業所などで実際に働いたり見学したりする職場体験活動が行われている。
 文部科学省はこの活動について、充実した体験を子どもたちにさせるために“5日間程度”の期間を確保するよう推奨しているが、実際には“2~3日間程度”という中学校が多いようだ。
 そうなってしまう理由、そしてキャリア教育がもたらす学力向上の面での有効性について、教育ジャーナリストの斎藤剛史氏が解説する。

* * *

 職場体験活動の日数があまり増えない背景には「限られた授業時間数を職場体験に充てれば教科の授業が減り、学力が低下する」という懸念が学校現場に根強くあるからだと指摘する声があります。
 保護者としても、学校で授業をせずに企業や事業所などで何日間も体験活動をさせるというのは、やはり学力低下への不安が隠せないところでしょう。
 ところが、2010年度の中学校における各都道府県の職場体験学習の平均実施日数と、全国学力テストの平均正答率を比較した結果、職場体験活動の実施日数が長い都道府県ほど平均正答率が高いということがわかりました。

 職場体験活動の平均実施日数が「5日」の都道府県と、「2日未満」の都道府県の2つのグループに分けて、全国学力テストの平均正答率を比べたところ、基礎的知識の正答率は、「5日」のグループで国語が平均76.3%、数学が平均67.0%だったのに対し、「2日未満」のグループは各74.2%、62.8%。活用力でも「5日」のグループは国語が平均66.9%、数学が平均46.4%なのに対して、「2日未満」のグループは各64.1%、41.5%。「5日」のグループの平均正答率はどれも全国平均を上回った一方で、「2日未満」のグループは逆にすべて全国平均を下回っています。
 また、中学生全員が職場体験に参加する都道府県は、そうでないところよりも平均正答率が高い傾向があるということも明らかになりました。

 この結果について国立教育政策研究所は、「『職場体験活動をすれば学力が向上する』といった因果関係を実証するものではない」と慎重な見方を示し、キャリア教育全体の新しい調査が必要だとしています。
 しかし、「『職場体験活動は学力の向上を阻害するのではないか』との懸念は払拭された」とも同研究所は断言しており、職場体験活動のために教科の授業時間数が減っても学力面でのマイナス効果は出ないということは間違いないようです。

 出典:職場体験活動には学力向上の効果も!? - Benesse(ベネッセ)教育情報サイト

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 学校現場にはさまざまな事情があります。
 こういうときこそ、社会教育の部署がサポートしてもいいのではないかと私は思います。

生石小学校運動会

2012年09月23日 23時48分02秒 | 地域情報/体育祭

 今日の午前中は、職場の向かい側にある生石小学校の運動会に行ってきました。
 従兄弟の息子が5年生なので、叔母夫婦も観にきていて、お昼は弁当をご馳走になりました。
 去年は、この席にお袋もいたなあと思うと、ついしんみりしてしまいました。

  もう一息

  ゴ~ル!

  バトン、早く~

  縺(もつ)れたー!

  どうだー!

  撤退~!

  彩りダンス。

  決め~!

生石地区 明日のまちづくりを考える会

2012年09月21日 18時22分29秒 | 地域情報/その他

 このたび、「生石地区 明日のまちづくりを考える会」が開催されます。

 この勉強会の設立趣旨は、近年、よく地域の絆が薄れ始めたと耳にする機会が多くなり、その一方で、東日本大震災などを見ていると、地域の絆の強さが助け合いにつながるということも改めて気付かされています。
 そこで、わがまち、生石地区でも地域活動に取り組まれている関係者の皆様にお集まりいただき、地域の課題や少しでも住みやすい地域にするためにどのような取り組みが必要かを話し合います。
 また話し合いのテーマは、皆さんの身近でわかりやすいテーマに絞り込みをさせていただきましたが、短い時間内では具体的な答えは導くことができないかもしれません。
ただ、方向性や課題の内容を共通認識するだけでも、お互いが問題意識を持ち、新たな提案をしてもらえることが期待できるのではないかと思っています。

 また、勉強会の進行は、できうる限りフラットで自由闊達なものにしたいと考えており、失礼なことも多々あるかもしれませんが、このまちをよくするための本音をぶつけ合う機会としたいと思っておりますのでご了承ください。


 【第一回会議】

  ・日 時:9月27日(木)17:00~20:30

  ・場 所:生石公民館

  ・テーマ:通学路

  ・連絡先:生石支所(TEL972-0323)


 【2回目以降のスケジュール】

  ・第2回会議 10月30日 予定 「地域の子育てについて」

  ・第3回会議 11月中旬  予定 「大災害が発生するとⅠ」

  ・第4回会議 12月上旬  予定 「大災害が発生するとⅡ」

  ・第5回会議  1月中旬  予定 「無縁社会について」  
 

桃山幼稚園

2012年09月20日 20時15分56秒 | 地域情報/その他

 今日も「生石地区 明日のまちづくり勉強会」の案内を持ってぐるぐると地域の中を回ってきました。

 その中で桃山幼稚園を訪ねると理事長の新野さんと高田園長が対応をしてくださりました。
 勉強会の趣旨を説明しながら、ついでといっては失礼なのですが園の中を案内いただきました。

 今、この園では空港に隣接しており、津波に対する対応に細心の注意を図っておられ、運動会の練習にもかかわらず子どもたちは屋外に出る時には防災頭巾を水筒とともに持って出る周到さです。
 新野理事長には、前々から災害時、特に津波について話をさせていただいており、園舎もそのことを考慮して三階建てにされておられます。
 また、毎日、必ず一回は子どもたちを三階まで上らす訓練をしているようです。
 さらに、備蓄しているものを見せていただいたのですが、ろうそくはもちろんのこと、紙おむつや水が止まったときのための便座に即席で取り付けるビニール袋、夏に災害が発生する可能性もあるので団扇なども準備しておられました。
 本当に細やかな品揃えにびっくりするとともに、感心させられました。

 また、この幼稚園の中には、「挿桃遺跡碑」がある小山があり、前から見たいとお願いしていたのですが、覚えていてくださり、理事長自ら案内していただきました。
 「挿桃」の由来は、平安時代、この地にあった良質な砂地に桃の枝を刺したところ、一面桃畑になったところからだそうで、今も春になるとこの小山が桃の花でいっぱいになるそうです。
 この時期には、地域の人たちがお花見に出かけて来るそうで、その時期はお願いすると観られるということでした。

  挿桃遺跡碑

  遺跡碑横にある男社

  その反対にある女社

  遺跡碑がある頂上は砂地でできていて毎年、ここで地域の相撲大会が開催されるそうです。
 ただ、この砂が雨などにより流され、かなりの量、流出しているとのこと。

  
 幼稚園の中なのに、パワースポットの中にいるような感じでした。
 子どもたちはこの小山で自由に遊ぶことができ、ざくろなどが実をつけたら自由に採ってもいいそうです。
 ちょうど上った時に何人かの子どもたちが楽しそうに遊んでいました。


 そして、何よりも、ここの園の子どもたちはあいさつがとても上手にでき、いっぱいの笑顔に出会えたおかげで元気エネルギーをたくさんもらえました。
 この子たちの笑顔を守るために、私たち大人が何をしなければならないか、一生懸命がんばろうと改めて思いました。

秋の地域の花

2012年09月19日 23時34分28秒 | 地域情報/その他

 27日に地域の様々な課題を共有し、その解決に向けた話し合いの場として、「生石地区まちづくり勉強会」を開催することになった。
 その案内を配りながら、ふと気付くと、秋の花がさまざま咲き誇り、田んぼの稲が実り始めていました。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  
 

北吉田分館の敬老会

2012年09月17日 20時00分54秒 | 地域情報/その他


 市長の代理として、生石地区の北吉田分館の敬老会に出席してきました。
 挨拶の後、さまざまなアトラクションがあり、愉しませていただきました。

  舞踏あり

  ハワイアンダンスあり

  カラオケあり

  子どもたちの合唱ありと

 地域全体でお年寄りを祝っていることがよくわかりました。


 そして、元気なお年寄りを見ながら、ふと母親のことを思い出し、一人で笑ってしまいました。

 というのも、はじめて敬老会に出席した母が帰宅するなり、怒っているのです。

 「どうしたん?」

 「あんな年寄りばかりの会なんかいきたない!」(イヤイヤ、あなたも十分お年寄りですから...)

 でも、そういいながら毎年敬老会に出かけていく母親がいました。

 そして、十年くらいたったとき

 「なあ、敬老会嫌いやなかったん?」と聴くと

 「それが、あんた、最近は若い人も会に来るようになって話が合うようになったんよ。」

 (イヤイヤ、それはあんたが年取ったけんよ...)

 わけがわからない母親であったが、恐らく自分だけは年を取っていないと思う幸せな人だった。

高校生が世界新!

2012年09月15日 23時50分07秒 | びっくり

 “北島2世”が本家以来の世界新記録を打ち立てた。
 競泳少年A(高2、3)男子200メートル平泳ぎで、鹿児島・志布志高3年の山口観弘(18)が2分7秒01で、ロンドン五輪金メダルのダニエル・ジュルタ(ハンガリー)の世界記録を0秒27更新した。
 日本人の世界記録は02年以降5度樹立した北島康介以来。
 ロンドン五輪出場を逃した新星が、4年後のリオデジャネイロ五輪の金メダル最有力候補に名乗りを上げた。

 岐阜の青空に右人さし指をゆっくり突き上げた。
 電光掲示版で世界新記録を確認した山口は世界最速の男になったことを誇らしげに示した。
 ジュルタの金メダルタイムを0秒27更新する2分7秒01。
 「正直、狙っていたのは2分6秒台。あと少しだった」。
 悔しさが先に口をつく当たりが、この男のスケールの大きさを物語っていた。

 北島も、ロンドン五輪銅の立石もいないジュニア世代のレース。
 山口はスタートから抜け出した。
 1メートル74と小柄ながら力強い腕のかきで、前半100メートルを自己最速の1分1秒72。
 150メートルで世界記録に0秒62に迫った。そして「僕の一番の強み」という得意のラスト50メートルでピッチを上げた。そのラップタイムは32秒23で、ジュルタの世界記録時の33秒12、北島の日本記録時の33秒27を大幅に上回る。風や波の影響を受けやすい屋外プールだったことは関係ない。驚異のラストスパートで世界記録を打ち立てた。

 今年4月のロンドン五輪代表選考会は100メートルも200メートルも北島、立石に続く3位で出場権を逃した。五輪では同学年の萩野公介が400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得し、刺激を受けた。
 「負け惜しみに聞こえるかもしれないけれど、五輪に出られなくてよかった」。
 この1年間で4秒49短縮。
 五輪落選の悔しさをバネに、あこがれの北島の記録も超えた。

 02年秋の釜山アジア大会200メートルで初めて世界記録を出した北島は翌年のバルセロナ世界選手権で世界新で2冠を達成した。
 くしくも来年の世界選手権の開催地はバルセロナ。
 「直接対決で世界一になったわけではない。挑戦者として実力を証明したい」。
 山口の目の前には北島の歩んできた栄光の道が広がっている。

 ◆山口 観弘(やまぐち・あきひろ)
  1994年(平6)9月11日、鹿児島県志布志市生まれの18歳。
  志布志高3年。
  3歳上の兄・大貴さん(法大)が所属していた志布志DCで、5歳から水泳を
  始める。
  平泳ぎは100メートル、200メートルともに中学、高校記録を持つ。
  100メートルが苦手だったが、8月の高校総体で日本歴代3位の59秒56を
  マーク。
  来春から東洋大進学予定。
  1メートル74、67キロ。
                   <スポニチ 2012.9.16より>

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 すごい高校生が出てきたものだ。

 ただ、北島康介という世界トップのアスリートがいたからこそ、出てきた逸材ではなかろうか。

 水泳は、個人の記録に挑戦し続けるスポーツのようだが、その成果が後に続くアスリートを生む。

 私たちの仕事も同様で、自分と戦いながら、自分を目標にしてくれる仕事ぶりも大切なのである。