走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

キングコング

2005年12月25日 04時24分36秒 | その他
キングコングを見てきました。
1933年、大恐慌時代のアメリカ、ニューヨーク。売れない女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)は、芝居小屋が突然閉鎖になり路頭に迷う。切羽つまった彼女は露天商のリンゴを盗むが店主に見つかってしまう。そんなアンを救ったのは、映画作家を名乗るカール・デナム(ジャック・ブラック)だった。
自信とエネルギーに溢れた表情で、エンターテインメント産業で活躍する男を装うデナムだが、実は彼も出資者たちから見放され、撮影済みのフィルムを持ち逃げしている身だった。しかし、彼にはある企みがあった。偶然手にした秘密の地図、そこには時の流れから取り残された原始のままの島の位置が記されている。そこで誰も見たことがない冒険映画を撮影する。それが彼にとっての最後の賭けだった。債権者たちの訴えでデナムは警察に追われる身となるが、助手のプレストン(コリン・ハンクス)に命じ、3時間足らずでスタッフと機材を船に乗せる。しかし、映画には主演女優が必要。そんな時、偶然出会ったのがアンだったのだ。最初は抵抗を感じていたアンだが、ずっと憧れていた脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)の脚本だと聞き、乗船を決意する。
そのジャックが出航間際に脚本を持ってやってきた。劇作家として名が売れてはいるが、彼の戯曲は難解で、自然の成り行きで金には縁がなかった。そして、脚本が冒頭だけしかできていないことを聞かされたデナムは、小切手を切るふりをして時間を稼ぎ、ジャックをそのまま船に乗せてしまう。
こうしてアン、ジャック、主演男優のブルース・バクスター(カイル・チャンドラー)、撮影スタッフと船のクルーを巻き込み、デナムの計略通りに船はニューヨークの岸壁を離れる。その名は“ベンチャー号”。彼らの行く手に待ち受ける運命を暗示するかのような名前の老朽船は、大西洋へと踏み出していったのだった。
ベンチャー号の船長エングルホーン(トーマス・クレッチマン)だけは、本当の目的地をデナムから聞いていた。もちろん危険も承知していたが、2000ドルの報酬に目がくらんだのだ。古参の船員、ヘイズ(エヴァン・パーク)は身寄りのない若手船員のジミー(ジェイミー・ベル)を可愛がっていた。ジミーに厳しく接するヘイズだが、その裏には立派な男にしたいという深い愛情があった。他にもシェフでありながら船医をうそぶくランピー(アンディ・サーキス)や、中国人船員のチョイら個性的な面々がベンチャー号を動かしていた。
船上での撮影を行いながら進むうちに、クルーの間に不穏な空気が漂い始める。シンガポールが目的地と聞いているのに、船は多くの船が消息を絶ったスマトラ島のはるか西にある南インド洋の海域へと近づいて行くからだ。深い霧が立ちこめ、急激な海流に舵の自由も奪われてしまうベンチャー号。そして、眼前には60メートルもある巨大な岸壁が現れる。これこそが、デナムが探し求めていた幻の島、“髑髏島(スカル アイランド)”だった。その時、彼らの耳をつんざいて聞いたこともない巨大な咆哮が響き渡った……。
上陸した彼らは、遺跡や巨大な建造物に身震いしながら撮影を行なっていくが、不気味な原住民たちと遭遇し、数名の船員が命を失う。銃で威嚇することで、なんとか船に逃げ帰ることに成功したが、その夜、原住民たちは船に潜入してアンをさらって行く。身動きのとれない状態で祭壇に上げられるアン。彼女を救出するために、ジャックやデナムが再び原住民の集落へと向かうが、アンの背後から巨大な影が近づき、森の中へとアンを連れ去って行く。その時デナムは目撃してしまった。アンを奪い去った巨大な生物、“キング・コング”を。
アンを追ってジャングルの奥地へと果敢に進むクルーだが、はるか昔に絶滅したはずの巨大な恐竜や、未知の生物に次々と襲われ、ひとりまたひとりと命を落としていく。一方、さらわれたアンは最初は恐怖におののき、あの手この手でコングから逃れようとするが、巨大な恐竜に襲われているところを助けられ、コングと心を通わせるようになる。そんな中、ただひとり救出をあきらめなかったジャックが、ついにアンを見つけ出して連れ戻ることに成功する。怒り狂ったコングが追いかけてくるが、この巨大な生物を連れ帰って見せ物にしようと画策するデナムは、激しい攻防の末、クロロホルムを使ってコングを捕獲してしまう。
数ヶ月後、ブロードウェイの巨大看板にネオンの文字が煌々と輝いている。「コング――世界で8番目の驚異」。目論見通りの大成功を収めつつあるデナム。憂うつな表情で舞台に上がる準備を整えるアン。アンに想いを伝えられなかったことへの後悔の念にさいなまされるジャック。いよいよ舞台の上でキング・コングを覆ったヴェールが取り払われる……。それは悲劇への始まりだった。
というのが、映画のストーリーなのだが、人間のエゴによる環境破壊映画のようにも読み取れた。
しかし、キングコングの第一作は子供の頃、テレビで見てかなり驚いたが、今回の映画はぜひ劇場で見るほうが迫力があると思いますよ。

蝉しぐれ

2005年12月24日 03時44分26秒 | その他
今年見た映画の中で心に残ったものをつづりたいと思います。
日本映画では、藤沢周平・原作の時代劇「蝉しぐれ」が秀逸でした。
※参考(ブックマークにも表示してます):ホームページ(http://www.semishigure.jp/top.html)
主人公(牧 文四郎)は、身分の低い武家のひとり息子に生まれ、ぎりぎりの生活をしている。
そして、隣家には文四郎よりも身分的に低い福(フク)という幼馴染がいた。
しかし、文四郎と福は互いが惹かれあい、でも口に出せない二人であった。
そんな時、ある事件が起こるのである。
文四郎の父親が、家督争いに巻き込まれ、詰め腹を切らされ、家督を召し上げられるのである。
そのため文四郎の生活は一変する。
仲のよかった人たちが、次々と背中を向け、福の家も影響が出ては困ると言わんばかりに戸を閉ざすのである。
そして、福は無理やり江戸屋敷に行儀見習いに出されてしまい、二人の仲は否応なしに引き裂かれるのである。
時が過ぎ、皮肉にも父を死に追いやった家老に、お家再興を許され、借りをつくられることになった。
そんなある日、福に殿様のお手がつき、子供が授かったということを風の便りに聞くこととなるが、その子が家督争いの中に巻き込まれるのである。
家老は、文四郎を呼び、その子を殺せと命じるのであるが、主人公にはどうしても切れず、反対に福とその子を助けることとなる。
月日が流れ、殿様が他界し、出家する福が、文四郎を忍んで呼び寄せるのである。
お福「殿が死に、出家をすることとなりましたが、一つだけ心残りは、最後にどうしてもあなた様にお会いしたかった。しかしながら、こうして会うことが出来ましたゆえ、もう心残りはございません。文四郎殿はいかがですか。」
文四郎「私には好いた女子(おなご)がおり申した。しかしながら、その女子と添い遂げられなかったのが、男子一生の不覚でございます。」
お福からは、一筋の涙が頬を伝わり流れるのであった。
ビデオが出たら、ぜひ見てください。

縁結びビズ

2005年12月10日 22時32分32秒 | その他
 最近、地産地消がよく話題に上がってきますが、よく考えるとマクロ的には地域経済の規模拡大にはつながらないと思うのです。
地域外で消費させ、その代金を呼び込んできてこそ、本当の地域経済の活性化につながると思いませんか。
 ところで今日、我が家に写真のような苺が届きました。
その名前がユニークで「甘王(あまおう)」と書いてありました。「あまい」、「まるい」、「おおきい」、「うまい」の頭文字をとっての命名だそうです。
これからは、ただ売るだけでなく、このように物語をつくりながら売ることが大事です。
 そんな取り組みを地元のIT企業とCATV等が連携し、生産者と首都圏の消費者を結ぶ「縁結びBIZ」なるビジネスモデルを創出されようとしておられます。
彼らの取り組みは、生産者が一生懸命つくったものをそれなりの価値で、ちょっとした物語を付けて売ってあげたいというものです。
その志に心から感動しています。
うまくいってほしいなあと思っています。
最初は、多くの失敗することと思いますが、くじけずにがんばってください。
生産者のヤル気、元気と地域経済の活性化への期待がかかっているのですから。