なんにでも、事の始まりがある。
そして、その時に最も大事なことは「最初の決心」だと思う。
その理由は、この「最初の決心」がどこまでもついてまわるからである。
例えば、名誉とか利益のために始めたとする。
そして、やればやるほど欲が透けて見えてきてしまって、いくら豊かな知識とか、すばらしい言葉で飾ってもごまかしきれなくなる。
事を始めるのに大切なことは、シンプルに、心の底から、「この道をきわめたい」と叫ぶことができるかどうかではないか。
それだけである。
今、自分がやっていることに、このことを当てはめると、ときどきぶれている自分が見えてくる。
時々、初心に立ち返り、「最初の決心」はどんなものだったかを問い返す。
そうやって私は時折、振り返ってみる。
ぶれるだけならいいのだが、ずれ始めていることもある。
そんな時は、勇気を出して、早い段階で軌道修正するようにしている。