走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

シルバー川柳

2012年12月24日 19時37分10秒 | おもしろい

 皆さんは「シルバー川柳」をご存知だろうか?
 私は今朝の愛媛新聞で知った。

 全国有料老人ホーム協会の主催で、2001年から公募しているそうである。
 その影響か、さまざまな老人ホームで、この「シルバー川柳」が流行っているというのである。
 そこで、近年の入選作品を中心にまとめた「シルバー川柳」(ポプラ社)が12年9月に刊行され、発行部数20万部を超えるベストセラーにもなっているという。

 また、老人ホームで流行った理由の一つに一句捻(ひね)るためには、かなり頭を使わなくてはならないから、認知症の予防や緩和につながるのであろう。

 記事の中に、何点か作品が掲載されていたのでご紹介しよう。

 「誕生日 ローソク吹いて 立ちくらみ」

 「万歩計 半分以上 探しもの」

 「指一本 スマホとオレを つかう妻」

 「改札を 通れずよく見りゃ 診察券」

 「湯加減を しょっちゅう聞くな わしゃ無事だ」

 「LED 使い切るまで 無い寿命」

 「恋かなと 思っていたら 不整脈」

 どうです、笑ちゃうでしょう?
 こんな川柳思いつく、おじいちゃん、おばあちゃんがもっともっと増えますように! 

鉄拳さんのパラパラ漫画

2012年12月23日 23時59分28秒 | つぶやき

 今日のテレビ「情熱大陸」は鉄拳さんだった。

 彼は、スケッチブックに漫画を描いて紙芝居風に見せる立派なコメディアンである。
 そんな彼がパラパラ漫画で「振り子」という題材の作品を発表したところ、ユーチューブで大ブレイクした。

 モノクロのパラパラ漫画なので、無声映画のような風情である。
 しかし、その内容は思わず涙する。

 そんな長くない作品だが、いつまでも胸にしみ余韻が残る作品である。
 どのようにしたら、このような作品ができるのだろうか、興味があった。

 いつも驚かされるメークの下には、とてもナイーブな素顔があった。
 コメディアンとは思えないくらい、本当に繊細な心をもった人物であった。

 だからこそ、幼くして母親を亡くし、その思いが今回の作品に影響を与えたのだろう。
 彼の創り出す作品には、心通う、人として大切にしなければならないものを伝える力があるように思う。

 一方でパラパラ漫画作品を創り出すためには、根気と忍耐が必要である。
 そういう意味では、少しでも早く、一つでも多く彼の作品を見たいと思うが、急ぐまい。

 時間に追われ肉体も精神もボロボロではこのような作品は生まれまいから...

大掃除 第三弾

2012年12月20日 21時20分07秒 | 考え方

 大掃除のテーマだけで三回も書ける自分にどれだけネタがないのか、それとも暇なのか、自虐的に書き始めた。

 だが、今回の大掃除で学んだ「捨てる」という技術を通して自分の中に変化が見られ始めたので、ぜひ紹介したい。

 一つは、本屋に行っても衝動買いをしなくなった。
 このことは、自分でも驚いている。
 特に、「整理術」や「手帳術」といったものに見向きもしなくなった。
 (なぜか、この時期、この手の本が店頭に並ぶことにやっと気付く愚かな自分がいる)
 こういった書籍をさまざま買い求め、読んで真似してみたがいずれも長続きしなかったからである。
 なぜか...

 とどのつまり、私と著者は異なる人間であるということ。
 よくよく考えると整理整頓ができる素養があるからこそ著書が出せるわけで、その素養がかけらもない自分にとっては無駄だとやっと気づいたのである。

 また、本の衝動買いがなくなっていくと財布の中のお金が残り始めることに気づく。

 では、必要な本はどうするか。
 タイトルや出版社を記録して(スマホで写メを撮る)、自宅でアマゾンで中古本を探し買い求める。
 (最近、この方法を覚えたのでうれしくてたまらない)

 変化の二つ目は、プリンターの使用頻度が減ってきた。
 今月にはいってさまざまな書類を潔く処分した。
 結果、200キロの紙ごみが出た。

 あまりの多さに出さない工夫は何かと考えると、現状では企画などを書いた後、次回の参考にするために(勝手にそう解釈していた)記録として残す資料として必ず出力していた。
 そして、企画を書くために集めた資料も大事に残していた。
 これが(紙ごみが)貯まり貯まった原因である。
 このことは、ごみ出しをした時に記録されるプリペイドカードに累積数値が表示されていくので、その数値のあまりの多さに驚き、良心の呵責に苛まれるのである。
 だから、今はできるかぎり出力しないようにした。
 そして、打ち出した資料を入れておく保存用のファイルボックスをできうるかぎり処分した。
 つまり、入れておく場所をなくしたのである。

 これらのことを通して、行革時代に紙の節約運動が自分のやり方では稚拙であり、この方法を応用すればもっと経費が削減されたのにと気づく。
 人は無理やりやらされたのでは、長続きしないということ。

 気づくことで自発的に行動する。

 この仕掛けが大事なのである。
 そのためには、川下というかアウトプットから気づかせる。
 さらに、それを明確に数値に置き換えて気づかせる。

 あ~あ、もっと早く気づけばよかった!!
 
 

得しちゃったよ!

2012年12月19日 22時55分40秒 | 職場の出来事

 地域の勉強会をしていて得をすることが多くなった。

 まず、この職場に来て、早1年と9ヶ月。
 支所長の顔を地域の人たちが知っているかというと、案外知られていない。

 進行役として司会をさせていただいているので、どうやら顔を覚え始めていただいたようである。
 失礼な話だが、私の方は顔のイメージはあっても名前がすぐに出てこない方もおられる。

 でも地域を回っていて、挨拶をすると笑顔で挨拶が返ってくるようになった。
 この笑顔が返ってくるというのが重要である。

 笑顔だと挨拶に続く言葉がかけやすい。
 「ヒヤイ(寒い)ですねぇ」と続く。
 すると、大概は
 「ほんとにねぇ」と返ってくる。
 ここまでくると話しやすくなる。
 「何してるんですか?」とずうずうしく相手の懐に入っていく。

 怪訝な顔をされることが多いので、きちんと名のる。
 すると、「ああ」といった表情になる。

 そして、地域の歴史や言い伝えなどを聞きだしていく。
 ときどき、「そうなんや」、「なるほど・なるほど」、「確かにそうですね」の合いの手を入れる。
 相手は調子に乗ってきていろいろなことを教えてくれる。
 ときには、お茶までご馳走になる。

 なによりも、次回から「こんちわ!」と挨拶ができる。

 話は変わって、地区防災連合会長さんと年度初めはギクシャクしていた。
 会長さんとしては、一生懸命やっているのに行政は怠けているといったイメージをもたれていたようである。
 一番は、他団体ならわかる独居老人の情報が防災組織ではわからない。
 災害が起こった時に近隣の人たちが助けたくてもわからないから助け出すことができない。
 だから、支所が仲介して何とか入手して欲しいということなのである。
 個人情報の開示なので一朝一夕には進まないと思ったので、珍しく歯切れが悪い答をした。
 すると、烈火のごとく怒られた。
 仕方がない。黙るしかない。
 だが、諦めたわけではない。
 互いがその必要性を認めた上でないと、解決策は見出せない。
 そこで考えたのが勉強会という手法である。

 そして、時間がたち、地区の勉強会で「防災」のテーマを二回に渡ってやったおかげで、この会長さんととても仲良くなった。
 どうやら、こちらの思いが伝わったようである。
 烈火のごとく怒った記憶は両方に残っている。
 謝りたいのだろうなと感じるのだが、あえて触れないようにもっていく。

 相手の自尊心を傷つけたくない。

 でも、今度、支所長の発表会で「防災」がテーマになったので色々と教えを請うと、自らの資料をわざわざ支所まで持参してくれた。
 その気持ちがとっても嬉しくて、「会長、これからも甘えていいですか?」と訊ねると、
 「ええですよ、何でも言うてよ!」と返ってきた。

 これですべてのわだかまりが消えた。

寒~い~

2012年12月18日 21時41分31秒 | 職場の出来事

 昨日の地域の勉強会をうけ、埴生(はぶ)山の避難道を見に行く。

    

 いくつかの山道から登ってみる。
 どのくらいまで上がっていいのかわからないので、地元の高い建物よりも高いところまで上がってみた。

    

 途中までは愛車のスクーター「流星号」で登れるところまで登って、そこから歩いて上がった。
 最初は寒いのだが、歩いているうちに温かくなる。

 なんどか繰り返すうちに、風を引きそうな感じになる。

 極めてつけは、流星号がやっと通れる細い山道を見つけ上がってみる。
 すごい傾斜角度である。

 「こりゃあ、オフロード(バイク)じゃないと無理だな」と思いながら、いい加減進んでいくとターンするところがないことに気付く。

 「やっちまた!」と思いながら、ずるずると後ずさり。

 今日の学びは、どの道も子どももお年よりも上がりにくいということと、きちんと歩いて上がるということか。

第4回 生石地区 明日のまちづくりを考える会 報告

2012年12月17日 23時06分51秒 | 地域情報/その他

 「第四回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」の協議内容は次のとおりでした。

 第四回目のテーマは、前回に引き続き「大災害が発生すると2」についてでした。
 出席者数は天候不順と寒さにもかかわらず46名の方々が出席していただきました。

 ◎プログラム
  ・会長 開会あいさつ                           福山 勝幸
  ・西交通安全協会生石地区会長(年末年始の交通安全のお願い)        川本 三美
  ・地区自主防災連合会長あいさつ                      高藤 頼夫
  ・勉強会                講師 愛媛県防災インストラクター 西藤 健次
  ・副会長 閉会あいさつ                          渡邉 武敏

 ◎内 容   
  ●災害に備える
   阪神淡路大震災の教訓(1)
    神戸市消防局の能力
      同時火災の対応能力:4~5件
    地震発生当日の神戸市内の火災
      発生:109件(5:46~6:00の間に53件)
     ※同時多発の火災に対しては、公的消防も限界

   阪神淡路大震災の教訓(2)
    死者の分析
     地震発生から15分間(5:46~6:00)で約60%
     さらに、 6:00~12:00の6時間で約26%
    死因の状況
     圧死・窒息死等:約84%
     焼死:約10%
    怪我をした人の要因
     家具の転倒による:約49%
     棚からの落下物による:約16%
     ※迅速な救出・救助が必要
     建物の倒壊、家具の転倒による多くの死傷者

   阪神淡路大震災の教訓(3)
    誰に助けられたか
     自力で:約35%
     家族に:約32%
     友人・隣人等:約31%
     救助隊:約2%
      ※身近な人たちの助け合いで多くの命が救われた。

   自主防災活動の必要性
    大規模地震発生直後:公的機関の行動は制約
    ・火災や建物の崩壊があちこちで起こり、 直ちに、防災機関がすべてには
     対応できない。
    ・道路が壊れ、倒れた建物や放置車輌のため、消防車・救急車などの緊急車輌の
     通行が困難になる。
    ・電話がかかりづらくなり、消防や警察への通報が難しくなる。
    ・水道管の破損などで断水となった場合、十分な消火活動が出来なくなるおそれがある。
    ・役所、防災機関の人たちも被災する。
    初期消火、生き埋めの人の救出、負傷者の手当て等被害を極限できるのは、地域の力

   自主防災活動の主な役割・活動
   地域住民との連携や行政、消防署など防災機関との連携や情報交換

   [平常時の活動]
    ○地域の危険性や家庭内での安全点検及び各種の防災訓練を通して、
     日頃から大規模に災害に備えるための活動
     ・防災知識の普及・啓発
     ・地域の安全点検(危険度把握)
     ・防災訓練
     ・資機材の備蓄等 

   [災害時の活動]
    ○大規模な災害が発生したときに、人命を守り、災害の拡大を防ぐために必要な活動
     ・情報の収集・伝達
     ・出火防止・初期消火
     ・避難誘導
     ・救出・救護、給食・給水
     ・避難所の管理・運営 

   防災訓練への参加
    災害(危機)の特性
     ・予告なしに突然発生する。
     ・初動時の現場の情報がゼロである。
     ・規模が急速に拡大し、状況が刻々変化する。
     ・付近の人はパニック状態に陥っている。
     ・人命の危険を伴い、二次災害の発生危険がある。
    危機に瀕すると
     ・普段やっていることしかできない
     ・普段やっていることも満足にできない
     ・普段やっていないことは絶対にできない

    まず自らの意識改革を(心構え)
     ・防災対策の基本は、行政・地域・住民が連携し、各々の役割をしっかり果たすこと
      (自助・共助・公助の連携・協働)
     ・「自分の安全は、自分で守る」という心構え

    ○自分が、「怪我をしない、死なない」ことが最も大切!

    ○自分ができることを、しっかりやること

    ○情報は、与えられるだけでなく、自らも入手
     ・「地域の安全は、地域で守る」という心構え
     (災害の時は、協力し、助け合う)

    ○身の回りの困った人に、進んで手助けを

    ○周りの人に迷惑をかけないことも重要
     ・「まさか」から「もしかしたら」へ意識改革を! 「いつも防災」へ

    防災は他人事ではない
    痛い目にあってからでは遅い!

    自分の命は、自分で守る。
    自分たちのまちは、自分たちで守る。

    南海地震など大規模災害に備えよう
    みんなの助け合いで

  ◆危機管理の要諦
   1. 楽観的観測の排除、最悪の事態に備える
   2. 連絡、調整体制を確立し、迅速に行動する
   3. 何から何を守るかを明らかにする
   4. 先例に惑わされず、為すべきことを早期に決定する
   5. 常に見直す

  ◆避難の仕組み

  ◆救援の仕組み

 ◆災害時におけるリーダーの使命
   □ 災害時におけるリーダーの対応の特性
   □ 状況判断の思考過程及び決心
   □ 非常時の想像力
   □ 意思決定のプロセス
   □ 状況判断
   □ 決  心

 次のような質問が出ました。

 質問:垣生地区では津波に備え海抜表示を貼っていると聞くが、生石地区ではどうなのか?
 回答:現在は「海抜」も「標高」も基準が統一されたので、標高表示になっています。
    また、垣生地区は自主的に行動をされ、先駆的事例であり、公共施設だけでなく
    スタンドやコンビニなど人が集まる施設に協力をいただき表示されています。
    松山市としての動きは、危機管理担当部署が中心になって、各地域で調査し、
    要望すれば表示してくれることになっていますので、自主防災組織では積極的に
    活用する方向で取り組みを行おうとしている。
    それから、標高マップを松山市が来年の3月末を目途に公表してくれる予定であり、
    それができると、どの地域がどのくらいの標高なのかがわかりやすくなる。

 質問:地震等の大災害が発生したときに避難路の確保は大丈夫か?
 回答:前回の勉強会で、生石地区では液状化が発生する方が問題だと話しましたが、
    電柱や看板が倒れてくるので道路が遮断される可能性がある。
    先ほどの話しの中でもあったように行政は救助活動を最優先するので、災害復旧に
    手間取る可能性がある。
    そこで、宇和島市の高光校区連合自治会は地元重機の販売・リース会社と連携協定を
    結び、災害時に復旧用の重機の貸し出しなど、さまざまな協力を得られるといった
    事例がある。
    この生石地区では旧空港通りを中心に重機の販売・リース会社が多い。
    そこで、この先例にならって地域と連携協定を結ぶという考え方もあると思う。
 補足:松山市では指名業者になる時に、建設協会や電気工事協会等と提携し、災害復旧に
    協力をする場合はポイント加算され、優遇される条件がある。
    そういう意味では、松山市はそういった情報を既に把握していると思う。
    新たな仕組みをつくるという考え方もあるが、こういった既存の制度を有効に
    活用しながら、そういった制度を知らない会社にも普及を呼びかけたらどうか。

 質問:高岡団地では、津波に備え、避難訓練や避難看板の取り付けなどを行っているが、
    裏の埴生山に避難するのが最も有効だと考えているので、看板等の整備をお願い
    したい。
    しかし、その避難道となる道の所管がわからないため、そこを使った避難訓練が
    できない。
    どこの所管かわからないのか。
    また、それが仮に私道なら使用できないのか。
    さらに私道であった場合、他の避難道を整備できないのか。
 回答:早急に現地を確認して(道路の)管理者を調べてみます。
    また、看板や道路整備についてはすぐにできないし、町ごとに単発で要望する
    よりは、地区でまとめて整備依頼をしていくことが重要。
    そのための組織化も必要と考える。

 質問:有線放送が聞こえにくいが大丈夫か?
 回答:先日も試験放送があったが、やはり聞こえるところと聞こえないところが見受け
    られた。
    この件については、担当部署で方策を考えていると思われるが確認する。

 質問:松山市では救急サポーターという資格制度が創設された。
    この資格を取るためには30時間以上の講習を受けなければならないが、せっかく、
    その資格をとっても地域の中でどのように普及するのかわからない。
    10名程度集まれば、すぐに講習会が実施できるのだがどのように周知していい
    かもわからない。
 回答:まずは、地域の各種団体に周知するのがいいと思う。
    この勉強会に参加いただいているのは、それらの団体の代表者が多いので、
    まずはチラシを制作し、次回案内を出すときに併せて送るというのはどうか。
    また、どのようなチラシを制作するかは、支所に相談に来ていただければ
    お手伝いする。
    このように、せっかくいい制度ができても周知宣伝方法や人材の育成方法を
    どのようにやっていいのか、行政からはそこまでの案内はない。
    おそらく行政も現場を知らないので、地域ごとに事情が異なるという理由を
    つけて、案内しないのではないか。
    ただ、今後、地域ごとに自立していくためには、情報発信や人材育成機能を
    持たないと持続することは難しいのではないか。

 質問:ところでAEDが設置されている場所は、どこか。
 回答:松山防災マップの地図の中に生石小学校、西中学校にあると表示されている
   (生石保育園、桃山幼稚園にも設置されているという案内があった。)
    この具体的な設置場所については、小学校、中学校から具体的な案内があった。
    知っているのと知らないのでは大きな違いがあるが、知っているのと使えるの
    もちがう。
    先のような講習会を開催し、一人でも多くの人たちが使えるようにして欲しい。

 質問:市営高岡団地の集会所にもAEDが設置されている。最近は、自販機を置くと
    AEDをつけてくれると聞いたがどうなのか。
 回答:支所の前にも災害対応自販機が設置されており、災害時には無料で飲み物が
    開放されるということである。
    また、電光掲示板が付いているので、情報発信機能を備えているがAEDは
    別にお願いしなければならないと聞く。
    AED自体が高価なものなので採算性と連動していると聞いたことがある。
    需要が見込まれれば聞いてくれるかもしれないが、現実的には難しいと思う。
    また、病院にもAEDがあると聞いている。
    一度、地域でもAEDがどこにあるのか地図に落とし込む作業も必要と考える。

 意見:当地区は海岸線に面しており、一方で松山空港や、避難場所としての埴生山がある。
    また、災害が発生する時間帯によっては当然避難方法も異なってくる。
    さらに大切なことは、自分を守り、人を助けるにはどうするのかを今後考えて
    いく必要がある。
    そのためには、一人でも多くの人を巻き込みながら深堀をしていく必要がある
    と思う。
 補足:当地区が、液状化が発生しやすいということを再三再四述べてきたが、道路に
    電柱や看板が倒れてくれば交通マヒが起こり、救助や救援活動が遅れる可能性
    がある。
    最も大切なことは、災害時に確保しなければならないのは、「港湾・空港・道路」
    であり、その中の空港が当地区にあるということ。
    そのためには補給路としての道路を切り開くということも、当地区が担う使命
    でもあると思う。
    当然、自分の生命を守り、家族の生命を守り、近隣の人たちの生命を助け、
    さらには市域全体の人たちのために活動をするということも必要であるという
    ことを認識していただくとありがたい。

 【まとめ】
  阪神大震災の教訓から、行政の救助活動は機能不全に陥ることが予想され、自らの
  生命を守り、家族の生命を守り、近隣の人たちの生命を助ける「共助」という地域の
  救済システムを平素から構築し、機能するようにしておく必要がある。
  また、災害時には「疑わしきは行動する」という行動規範をもとに迅速に行動する
  習慣づけをしておく。
  さらに、防災訓練に参加しているかどうかで災害時の行動が変わってくる。
  そして、そのことが生命の安全につながることなので、積極的な参加を行うとともに、
  呼びかけを行っていく。
  また、仕組みなどをせっかく作っても機能しなければ無駄になる。
  一人でも多くの人が参加しやすい環境づくりや巻き込む仕掛けづくりが必要である。

 次回は、無縁社会といわれる現代社会の中で、生石地区の高齢者の現状や課題などについて
 話し合われる予定です。

 【5回目以降のスケジュール】  

  ・第5回会議 1月23日(水) 19:00~21:00 「無縁社会について」

  ・第6回会議  2月20日(水)予定       「子育てについてⅡ」

棄権

2012年12月16日 23時55分20秒 | つぶやき

 選挙管理委員会時代、啓発担当をしたことがある。
 主な業務は、棄権をしないよう、投票に行くよう呼びかける広報宣伝のような仕事である。

 時には、出前講座のようなものにも出かけていきお話をさせてもらったり、啓発グッズを制作し配布するなど、さまざまなことを行った。

 その中で、「棄権は権利の主張ではなく、権利の放棄である」と、よく言わせてもらっていた。

 そして、今日、衆議院議員総選挙の結果は、投票率が10%ほど下がってしまった。
 啓発担当をしていた時は、「投票率が下がったらお前のせいやからな」と、ずいぶんと先輩に脅かされたものである。

 ただ、今回、マスコミも短期間といえ、大々的なキャンペーンを打ち啓発に努めてくれていたように思う。

 しかし、今回の結果を見ていると、棄権することで何か主張しているように思えてならない。
 政治に対する不信感はより深まり、失望感を感じさせる選挙だったような気がする。

 当落も大事なことだが、この声なき声に政治家の皆さんは心の耳を傾けていただきたい。
 国民が政治に関心をもち、選挙に参加したいと思わせる政治をぜひやっていただきたいものである。

大掃除 第二弾

2012年12月15日 21時26分05秒 | 家族の出来事

 大掃除の出来事、第二弾である。
 今日も休日なので大掃除。
 
 書籍関係は、明日、リサイクル本屋さんに取りに来てもらうことになっているので、明らかに売れない本や紙ごみを整理した。
 出てくる出てくる、大量の紙ごみ。

 カミさんは、あまりの多さに呆れ顔。
 「どうすんの? 紙ゴミ(回収までには)一週間以上あるわよ!」

 「そうなん?!」と蚊が鳴くような声で私は応える。

 「あ、そうだ! この間スーパーの横に置いてある紙専用回収ボックスに、おばさんが(紙ごみを)捨てて、何かポイントが付いたって喜んでたよ。だめもとで持っていってみたら?」

 そう促されて、しぶしぶ大量のゴミを捨てに行く。

 すると、書き換え式のプリベート・カード方式になっていて、紙ごみの捨て場自体が秤(ハカリ)になっているのである。
 最初は20キロ程度に抑えて持っていくと、23キロ、24ポイントが加算された。

 自分にとっては画期的な出来事である。
 調子に乗って次に捨てたのが36キロ、37ポイント。
 そして、最後は何と67キロ、68ポイント。合計129ポイントをゲットした。

 驚いたことに100ポイントを超えると500円の商品券交換のレシートが出てきた。
 うれしくなった私は、自転車で紙ごみを捨てにきた順番待ちのおばちゃんにドヤ顔をしてしまった。
 しかし、そのおばちゃんの顔に不敵な笑みが浮かんでいた。

 帰り道、その笑みが気になった。

 おばちゃんが持って来ていた紙ごみはどうみても10キロ程度。
 仮に11キロあったとすると12ポイント加算される。
 例えば私が出した紙ごみが126キロ。
 これを11キロづつ運ぶと、12回運ばないといけないが、ポイントとしては142ポイントゲットすることになる。
 なんと!! 差引16ポイントの差である。

 さすが、主婦のプロ...

 などと、へんな計算をしながら帰宅して、家内にその話をすると、
 「バカじゃないの! そんな手間をかけるほど主婦は暇じゃないのよ!」と一蹴された。

 

加齢臭

2012年12月14日 22時47分57秒 | つぶやき

 老化防止のためには食事はたいそう大事なようである。
 例えば、動物性たんぱく質や植物性たんぱく質は肌の老化防止などに役立つというのである。
 また、炭水化物の摂取が少ないと体臭や口臭がきつくなるという。

 そして、今夜、それに関する事件が起こった。

 風呂場では、ボディシャンプーなるものを使っている。
 石鹸で済ましていた時代と比べると、ずいぶんと生意気になったものである。

 そのボディシャンプーなるものを自分で選ぶわけではない。
 家内任せである。

 彼女なりにチョイスするのに苦労しているのかもしれない。
 夏場だとミント入りの洗った後に清涼感のあるものをリクエストする。
 だが、寒くなるとさすがに敬遠してしまう。

 そして、今夜、新しいボディシャンプーが置かれていた。
 ポンプを押すと...

 なんと、使用済みのエンジンオイルのようなものが出てきた。
 思わず、びっくりして湯で洗い流してしまった。

 そして、「お~い、このボディシャンプー腐とる!!」

 すると、家内が風呂場の扉を開けて、「なに?」と不機嫌そうに顔を出す。

 「みろ、このボディシャンプー腐とる!!」とその茶色い液体を取り出して手の平にのせ、見せつける。

 家内は、めんどくさそうに、
 「そんな色よ! 加齢臭にええんよ! シャンプーが腐るわけないでしょう」と言い放つ。

 「ええんか?!」と気弱で小心者の私は応える。

 家内はめんどくさそうに風呂場の扉を怒ったように閉めた。

 扉が閉まってから、冷静な自分にもどった私は、「加齢臭?!」と自分に問い直す。
 「そうか知らない間に、加齢臭を振りまく歳になったのか」と自問する。

 そのことには触れないで、加齢臭対応のボディシャンプーか...

 妻の優しさと冷酷さの二面性を同時に味わったできごとである。
 
 

第4回 生石地区 明日のまちづくりを考える会 案内

2012年12月13日 01時29分05秒 | 地域情報/その他
 ●テーマ   大災害が発生するとⅡ

  大災害に備えて平素の準備や人材育成について愛媛県防災
  インストラクターの西藤健次氏を招いて話を聴きたいと思います。

 ●日 時   平成24年12月17日(月) 19:00 ~ 20:30

 ●場 所   生石公民館

 ●主 催   生石地区・明日のまちづくりを考える会

 ☆連絡先(生石支所)
  生石支所 TEL972-0323
  担当/竹村、玉矢
                             
 ☆どなたでも参加できます。お誘いあわせの上、ご出席ください。

 【予 告】

  5回目以降のテーマは、次のとおりです。


  ・第5回  1月23日(水)予定       無縁社会について    

       今、お年寄りの孤独死などが社会問題となっており、「無縁社会」なる言葉が
       生まれました。
       では、生石地区ではどのような状況なのか、また地区全体としてどのような
       取り組みをしなければならないかを話し合いたいと思います。

  ※参加者からリクエストがありました「子育てについてⅡ」を開催する方向で調整しています。

理数系のスキルの必要性

2012年12月12日 23時02分01秒 | つぶやき

 山中さんがノーベル賞を受賞された日に、わが国の子どもたちの理数系の能力が向上したという記事が出た。
 偶然にしても面白いと思った。

 よく理数系の能力の必要性について議論されることがある。
 例えば、分数がわからなくてもりんごを人数分わけれるだろうという稚拙な議論である。。

 確かに、微分・積分などなんの役に立つのかと自分自身考えたこともある。

 しかし、日常の中で使われていることが多い。
 前述の分数がわからない子は、多分、後ろに回ってりんごを切ろうとしないであろう。
 わかる子は自信満々に「私がやる!」といって前面に出てくることだろう。

 わからないということが悪いことではなく、その人の生き方を消極的にしてしまう場面に出くわしてしまう可能性が高いということ。
 「死にやしない」と高をくくる人はいい。
 でも、そうでない人もこの世にはたくさんいる。

 偉そうにいっているが、私自身も法律が苦手で理数を選んだのである。
 しかし、法律が基本にある職業についてしまった。
 以前にも書いたことがあるのだが、法律を読むのが苦痛で仕方なかった。

 この仕事を生涯やれるのだろうかと不安に思った時期もある。
 
 そんなある日、ぼんやりと条文を見ていて気付いたことがある。
 条文にはパターンがあることを。

 他の法律にも目を通すと、やはりパターンがある。

 必ず、目的がしっかりと書かれている。
 次に、その条文で出てきた言葉の定義が説明してある。
 そして、作業の手順、いわゆる時系列に書かれていること。
 さらに、但し書きは例外的なことであること。
 罰則のあるものとないもの、などなど。

 これらのことが見え始めた時からずいぶんと法律を読むのが楽になった思い出がある。
 また、数学の定理を導き出すプロセスも現在の仕事に役立つところがある。

 それは、仮説を立て、さまざまな方法で証明をしていき、立証するという流れである。
 特に前例のない事業に向き合った時に、自分なりの仮説を立て、それを導き出すための手法を組み立てていく。
 うまく導き出せない時は、証明の過程にミスがあったのではないかと疑うのである。
 ミスが見つけられないときは、仮説に根本的な間違いがあったのではないか、ならば新たな仮説を立てるといった具合に行動をするのである。
 このときに大事なことは、仮説にこだわりすぎると深みに入ってしまうので迅速に切り替えを行うことである。
 しかしその仮説に思い入れが深いとアクションが遅れてしまう。
 このすばやさを欠くと、軽傷が重傷になる可能性が高い。

 だが理数系的な発想は、平気で自身を否定しないと前へ進めないのである。
 おかげで、「自分もまちがえるのだから、相手もまちがえて当然」といった感じを常にもっている。
 すると、「誰がミスをしたか」ではなく、「なぜ、ミスをしたか」を考えるようになる。

 ここが、「人と変わっている」とか、「公務員らしくない」と言われる所以なのかもしれない。


大掃除

2012年12月11日 21時42分23秒 | 家族の出来事

 今年の年末は、少しちがってきている。
 昨年と比べると、手持ち無沙汰なのである。

 よくよく考えると、母の看病が大半だったことに気づかされる。

 そこで休みの空いた時間を大掃除にあてることにした。
 しかし、今回の手法は今までとは違うやり方をしている。

 どのように違うかというと、元来、片付けのできない自分の性格から変えないと無理だということに行き着いたのである。

 さまざまな「整理術」関連の本も読んだ。
 しかし、根本的に量が減らないのである。
 むしろ、増えている。

 なぜか、悩んだ。
 片付けている最中、「これも取っておこう、これはいるときがくるんじゃないか」と考えながらやるから全然減らないのである。
 そして、単にファイルボックスの中に入れ、そのファイルボックスを見た目だけきれいにする。

 雑然と片付けたに過ぎない。

 そこで出てきた答えは、見ずに捨てる。
 
 すると、みるみる書類の山がなくなってくる。
 心に、もう絶対に見ないと決め付けたのだ。
 ちょっと気持ちいい。
 
 次の日曜日には、中古本屋さんに本棚の本をすべて持って帰ってもらう予約も入れた。
 本があるだけでなんとなく安心していた自分に気づく。
 (なんと、勉強しない私でも500冊以上の蔵書があることをはじめて知った。片付かないわけだ)

 必要なときはインターネットで検索できる。
 さらに深堀をしたいときには、ネットで簡単に中古本を買えることに気づいた。

 本に対する投資額がクオリティを落とさずに削減できる。
 何よりも中古本だから読み終えたら、すぐに売れる。
 こうすれば多少の時間差はあるが、本の冊数は増えない。

 気づいたのは、靴でも、洋服でも、本でも、新しく一つ買ったら、古いものを二つ捨てるルールを自分の中で決めてしまうとマイナス・イチになるから減っていくことになる。

 整理をするのではなく、捨てることが私にはあっている。

 来年からは、「人生、質素に生きる」ことに徹しようと思う。

 私の片付けは、本当に大袈裟だと思うが、もうどうにも止まらない!!
 

 

奮闘努力の甲斐も無く

2012年12月10日 19時25分03秒 | 映画

 最近、帰宅時につい口ずさむのがフーテンの寅さんの中で流れていた挿入歌である。

 「奮闘努力の甲斐も無く、今日~の涙の、今日の涙の日が暮れる、日が~暮れる」と

   調子よく唄いながら帰宅することが多い。

 別に仕事で苦労したというわけでもないのだが、つい夕暮れになると口ずさむのである。

 そういえば、渥美清さんは俳句をやられたというのを本で読んだことがある。
 俳号は、「風天」。渥美さんらしい。

 渥美さんの句を紹介すると、

  お遍路が一列に行く虹の中

  赤とんぼじっとしたまま明日どうする

 これも渥美さんらしい。

 そして、フーテンの寅さんには、心に残る名台詞が残っている。

  あぁ生まれてきて良かったなって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃねえのか?

  お前とおれとは別な人間なんだぞ。早え話がだ、おれが芋食って、お前の尻からプッと屁が出るか!

 心が折れそうになる時、フーテンの寅さんのDVDを借りてきて笑顔と勇気を取り戻す。
 
 そして、年の瀬も押し迫り、今年は母が亡くなったので年賀状が出せない。
 そこでフーテンの寅さんがおいちゃんにあてた年賀状を紹介させていただく。

  新年おめでとうございます。思い起こせば旧年中は恥ずかしきことの数々、私
  深い反省の中に新しき年を迎えておりますゆえ、本年もどうぞよろしくお願い致します。

                                   車寅次郎 拝

 来年こそは、いい年になりますように!

人を掘り起こす

2012年12月09日 23時59分39秒 | つぶやき

 今夜の「情熱大陸」は、坂東玉三郎さんであった。

 歌舞伎役者の女形(お山)として、「女性りも美しい」といわれた坂東さんも既に60歳を超えている。
 その美しさは、妖艶と表現したら叱られるかもしれないが、演技以外の立ち居振る舞いを見ていると、シーンごとに「ドキッ」とする。

 あまり知られていないが、もともと坂東さんは梨園の出身ではない。
 料亭の息子として生まれ、類稀な演技力を見初められ、梨園入りしたのである。

 そして、坂東さんは小児麻痺を患われたことを知っている人は少ない。
 このことを克服するのは、並大抵の努力ではない。
 そして、彼はそのことを悟らせなかったと言われている。

 その才能は多岐にわたり、映画監督、舞台監督、演出家とさまざまな分野にわたる。

 そして、さまざまな分野で才能を見出し、育てておられる。

 そのことを問われ、「繋げることの大切さ」を語られていた。
 そのためには、人材の発掘と育成が必要であるとも。

 できるようでなかなかできにくい。
 いつまでも元気でがんばっていただきたい。

 そして、いつまでも輝き続けて欲しい。

町内会の忘年会

2012年12月08日 22時33分06秒 | つぶやき

 町内会の忘年会に出席した。
 町内会では今年いろいろなことがあり、そのお手伝いをさせていただいた。

 その中で、私がどうやら来年度の町内会長に内定したらしい。

 断ることもできたが、あまりの熱望で断りきれなかった。
 自分の親の年代の人たちが、入れ替わり立ち代り依頼に来られた。

 「三顧の礼」どころじゃないくらい。
 無碍(むげ)に断れない状況になった。

 何度も私でいいのか念を押した。

 お受けした途端、さまざまな町内活動に声がかかってきた。
 できる限りスケジュール調整をしながら参加させていただいた。

 さまざまな人たちに助けてもらえそうなので、お引き受けした。
 宴が進むうち、詩吟をたしなまれる人たちが披露し始めた。

 町内会長さんが、うれしかったのであろう。
 最後にトリをつとめられた。

 その中に、子どもの頃、母が教えてくれた短歌があった。

 「呼びたくも 呼ぶことならず ガラス戸に 息吹きかけて 母と書くらむ」

 それを聴いたとき、不覚にも一筋の涙が頬を伝った。
 終わると、直後に退席した。
 ずいぶんと涙もろくなった。
 そんな自分を見られるのは恥ずかしい。

 最近、物事の動きが運命(さだめ)のようなもので決められているような気がしている。
 歳をとったせいか...

 今日は、23歳で逝った親友の命日でもある。

 自分だけで生きていけないことを常に呼び起こされるような気がしている。