走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

確かな手応え

2006年09月28日 02時30分33秒 | その他
 今、今年度主査(係長級)試験の受験資格者を一人づつ面談しているのですが、4月から見ると顔つきや話しぶりが変わってきているなと感じました。
 面談内容は、個々で異なるのですが、それぞれの個性をどうにか引っ張り出したいと思いながら面談を進めています。
なによりも、それぞれが自信を持てるよう励ましながら、時に力みすぎないようアドバイスをしています。
 その時に共通して話をしていることは、私たちは、次の世代につなげていくことも重要な使命でありますと。
そして、君のいいところを引き継いでもらうためには、まず主査になっていただき、そしてリーダーとして後進の指導をお願いしたいとも。
私たちは、この地域を、この地域に住む人たちを幸せにしなければなりません。
そのためには、培った知恵という資産を紡いでいただきたい。
恐らく、面談直前まで、試験を受けることすらためらっている人もいるだろうと思うのですが、自分の知恵にもっと自信を持っていただき、伝承するためには、何が何でも受験してパスをしていただきたいとお願いしています。
面談前の顔と、面談後の顔が変わっていくのが、何よりもうれしくなります。
 全員がパスしてくれるといいのになあ....。

私心(ししん)を捨てよ

2006年09月25日 22時24分31秒 | その他
 21世紀にふさわしい公民館管理運営事業の方向性を示した公民館改善計画(Vol.2)が平成16年2月(Vol.1は平成14年度に作成)に出来上がっています。
私たちは、今、この計画を実現に向けて進めるようと、(教育委員会事務局内部から、今年度の事業推進の大きなテーマの一つとして)春先に指示をされています。
 しかし、この仕事に取り組もうとしたときに、ハタッと困ってしまったことがあります。
というのも、社会情勢が急速に変化し、住民ニーズやライフスタイルが変化していることから、21世紀にふさわしいどころか、21世紀にふさわしくない公民館になりかけていることに気づいたからです。
 そこで、現状を把握し、その課題が何であるのかを分析するとともに、その方向性を示したアクションプラン(行動計画)を策定することにしました。
でも、いきなりすべて出来上がってから示すのでは、関係者の反感や反発を招きかねないと思い、コンセプトシートづくりから、まず最初に見方に引き込まなければならない公民館主事に研修という形でオープンにすることにしました。
その過程では、さまざまな意見が上がってきました。
改定・改定の連続で、事務担当者(公民館指導担当チームのスタッフ全員)は大変な思いで、仕上げました。
 でも一方で、確実に公民館指導担当チームや公民館主事の心が一つになっていくのが、見えてきました。
 そして、内部のコンセンサスをとるための説明を開始しました。
形が見えてくると、さまざまな指摘が出てきます。
現場スタッフとしては、モチベーションが下がる指摘もあります。
一方、指摘する方は、その立場で、多面的に予測し、危機管理を行いながら、言うわけですから、そこに温度差や考え方が異なるのは当然です。
ですから、それを受け入れる度量が必要です。
 次に、外部への説明に移るのですが、現場スタッフにとって、どういう表現や手法が相手を説得できるのか必死で考えるわけですが、どうしても譲歩するところと、譲歩できないところとが起こります。
このときのポイントは、絶対に譲れないところがどこなのかを、明確に把握しておくことです。
 つまり、譲歩すると、その屋台骨が壊れてしまうということです。

 うれしかったのは、チームの中で協議し、どうしてもここは譲れませんと主張してきたことです。
このことにより、課長としての立場は決して好転しません。
彼らもよく分かっているはずです。
でも、この計画が、住民や地域にとって大事であるという理解と、やりぬこうという使命感が、まっすぐ伝わってきました。
そこで、彼らに次のことを伝えました。

 「課長の立場やプライドについては考えるな。
  信じたら、まっすぐ進め。
  私心を捨てよ。」

 かっこよすぎます????

HONDAという企業風土

2006年09月25日 02時37分28秒 | その他
 昨夜、夜半のテレビ番組を見ていると車メーカーのF1参戦の軌跡について特集が組まれていました。
それを見ていると、本田の創業者であります本田総一郎氏の言葉で、「やる失敗より、やらないで諦める失敗の方がはるかに怖い」というのがありました。
 今のHONDAを世界のHONDAに築き上げ、決して血縁で後継者を決めなかった本田総一郎氏の考えは、企業理念となり、企業風土にまでなっています。
 つくづく組織は、例え創業者が血の出るような思いで築きあげたとしても、私人のものでないということであります。
本田総一郎氏はこのことをよく理解していて、その引き際も、あまりの潔さで、世の中の人たちが驚いたものであります。
組織をどのようなことがあっても私物化してはいけないのです。
 そして、個人の理念を浸透させるのではなく、組織風土にまで高めることが重要なのです。
それには、短時間で浸透するものではなく、例えば、F1レースで果敢に挑戦し続けるだとか、トップが引退したときに、その時点で人事に一切口出しできないなど、さまざまな仕組みや行動が裏づけされていないと、定着しないのです。
 そのための信念と、それをやりぬく行動が、私には備わっているのか、つい自問自答してしまいました。

八坂公民館運動会

2006年09月24日 14時58分06秒 | その他
 ほとんど諦めながら、堀江から伊台、道後に抜け、八坂会場に着きました。
 なんと、間に合ったのです。
ということは、やはり旧松山の運動会の方が、競技数が多いのかなと思いながら、見させていただきました。
 ここ八坂も児童数が少なくなっているドーナツ現象の影響を受けた小学校なので、そのマイナスを解決するために学社融合型運動会でありました。
 みんな、本当にチエを絞っているなと感じるとともに、現場はより現実を捉え、そのことを解決しようという取組みが見られるなあとつくづく感じた一日でもありました。
でも、これだけ見てきても、常に新しい発見があります。
だから、現場を見るということは大切なことなのです。
 そういえば、一番最初に配属された選管時代、先輩に言われ、他市の開票所を見て歩いたなあと思い出しました。
 栗田館長、関係者の皆様、そして、西澤くん(公民館主事)、本当にお疲れ様でした。

 ところで、この場をお借りしまして、先週、勝手に天候不順で中止と決めつけ、覘かなかった日浦の生峰館長、朝山くん(公民館主事)ごめんなさい。
 また、個人的理由で土曜日覘きにいけなかった番町の棚橋館長、忽那欣司くん(公民館主事)ごめんなさい。
お詫び申し上げます。
 そして、しばらく運動会が続くのですが、前もって言い訳をさせていただきます。行けない公民館の皆様、本当に申し訳ございません。
たぶん、一日5~6館を回るのが限界だと、本日、認識いたしましたことをご報告申し上げます。

正岡公民館運動会

2006年09月24日 14時06分22秒 | その他
 いよいよ、今日の北条関連の運動会最後の会場であります正岡会場に向かいました。
 着くと最後の競技になっていて、子どもたちのリレーと地域のリレーを一つにしたものでした。
この競技は、究極の学社融合モデルであります。
また、この競技の面白いのは、子どもたちが競い合う中で、やはり「かけっこ」が苦手な子どももいると思うのですが、その子たちのためにトラックに内側のラインが設けられていて、そこが走れるようになっています。
つまり、ハンディをあげるという発想であります。
 ですから、子どもたちのリレーの間はそんなに差がつかない仕掛けとなっており、そのまま大人の世代別リレーに引き継がれることになります。(恐れ入りました。)
これは見ていると結構、熱くなれました。
最後の八坂は、間に合わないだろうなとあきらめながら、正岡会場を後にしました。
 徳永館長、関係者の皆様、そして、古田くん(公民館主事)、お疲れ様でした。

河野公民館運動会

2006年09月24日 13時47分37秒 | その他
 昼食をとり、まず河野地区の会場に向かいました。
 青木館長を見つけ、挨拶をし、しばらく子どもたちのサッカーゲーム(写真のとおり、大きなパンツに男女ペアでそれぞれが片方づつに入り、サッカーボールを相手ゴールに入れるというもの。)を見ていると、あまりの可愛さに見入ってしまいました。
 ここまで来て、気づいたことは地域内の学社融合(連携)の重要性であります。
地域と学校が一つになることで、その他のさまざまな事象にも好影響が出てきます。
 今回の小学校の運動会でも、学校側も地域の資源を上手に活用できるとともに、地域も子どもを真ん中に置くことで、両親だけでなくおじいちゃん、おばあちゃんも活動の中に取り込むことができ、なおかつ学校との連携プレーが図れるのであります。
そして、参加者も一度で運動会ができてしまうので、浮いた時間で、また家庭団欒に時間をもてるという、まさに登場人物がWin(勝利)&Winの関係になるのです。
少子化というマイナスをプラスにうまく転換した好例でしょう。
 さらに、凄いのは、プログラムがかなり練られていて、(ただでさえ小学校の運動会といっしょにやるということは、それだけで競技数は増える可能性があるはずなのですが)極力競技数を少なくしています。
そして、商品を出さない(子どもたちの教育上、景品で参加を呼びかけるのはよくないという判断から)ので広告を取りにいく必要がないので、お世話する人たちの負担が軽減されているということです。
 変えることは、チエを絞ることから始まるという好例だと思うのは、私だけでしようか。
 青木館長、関係者の皆様、そして、金子くん(公民館主事)、お疲れ様でした。

立岩公民館運動会

2006年09月24日 11時37分54秒 | その他
 難波会場から、立岩川沿いの道を流星号を駆って、立岩会場に急ぎました。
(でも適度なコーナーがあって、バイクで走るには、なかなかいいコースでした。)
 会場近くになると、音楽が流れていて、「しめた、まにあった。」と思わずつぶやいてしまいました。
 でも到着すると、午前の部の最後のプログラムの「立岩音頭」という踊りでした。
内心、「いやあ、まいったなあ」と思いながら、松田館長を探しました。
松田館長を見つけると、遅くなった言い訳をし、その非礼をお詫びしました。
そして、忽那幸造くん(公民館主事)を探し、彼にも言い訳をさせていただきました。
 すぐに昼食タイムになりましたので、そそくさとその場を離れることにしました。
本当に、ごめんなさい。
 松田館長、関係者の皆様、そして、忽那くん、お疲れ様でした。

難波公民館運動会

2006年09月24日 11時20分36秒 | その他
 浅海会場を後にし、やはり湾岸沿いの道を流星号を走らせながら、次なる難波会場に向かいました。
 難波の会場は、少し山の方へ入るのですが、本当に環境のいいところです。
 ここでも、本部席を探し、川添館長と田内くん(公民館主事)を見つけ、「来ましたよ宣言」をしたのであります。(時間がとれないせいか、本当に「顔見世興行」のようになって来ました。)
 ここも、小学校の運動会と合同で、やはり子どもたちが多いと、元気さが感じられるなあと思ったのであります。
少し競技を見ていて驚いたのは、地区対抗の綱引きで、中高年者と若い世代で構成されたチーム同士が対決したときのことです。
何と、若者チームの方があっさりと負けてしまったのです。
まさに、「ふ~ん」であります。
私は、どちらかというと中高年の方でありますので、心の中で大拍手をしてしまいました。(こういうのを「身びいき」というのでしようか。)
 いかん、もう11時半だ。
早々に、川添館長や関係者の皆様に挨拶し、会場を後にしました。
 川添館長、関係者の皆様、そして、田内くん、お疲れ様でした。

浅海公民館運動会

2006年09月24日 10時49分08秒 | その他
 興居島から高浜港に着くと、そのまま湾岸沿いに流星号を飛ばし、和気、堀江からバイパスに出て、再び湾岸沿いの道で、北条の北の端にある浅海の運動会場まで流星号を一気に走らせました。
その間、本当に松山市は広くなったなあと感じたのです。(平成17年1月の市町合併がありましたから)
 到着しね早速、本部席を探し、高松館長を探し出すと、「顔見世」の挨拶をさせていただきました。
そして、次に、倉岡くん(公民館主事)を探し、労いの言葉をかけたのです。
 しばらく、高松館長の横に座らさせていただき、色々と質問をさせていただいたのですが、特徴的だったのは、地区の運動会と小学校の運動会が合同で行われているということでした。
 そのためか、競技ごとの景品もなく、純粋に地域の中にいる様々な人たちが「運動会」というものを楽しんでいるということでした。
なるほどです。
地域の中には、老若男女、さまざまな人たちが存在し、いかにその人たちがコミュニケーションするか、その原点があるような気がしました。
 それにしても、高松館長をはじめ関係者の皆様、そして倉岡くん、お疲れ様でした。

泊公民館運動会

2006年09月24日 09時28分13秒 | その他
 今日は、秋晴れ、まさに運動会日和であります。
 最初は、松山高浜港からフェリーで10分足らずのところにある興居島に渡りました。この島には2つのフェリー乗り場があり、今日は泊港の方へ流星号(私のバイクの名前)で渡りました。
運動会場になっている泊小学校は、港のすぐ傍にあるのですが、早く着きすぎたので、流星号でしばらく島内を走ってみました。
興居島をゆっくりと走るのは本当に久しぶりで、海から吹いてくる塩の混じった秋風が、なんともリラックスな気分にしてくれました。
 そして、九時少し前には会場に到着し、最初のプログラムであります「水軍太鼓」まで拝見し、山内館長や清川くん(公民館主事)に挨拶し、会場を後にしました。
 泊の運動会で印象的だったのは、高齢者が進んであり、プログラムの中に「走る」という競技がなかったことです。
これは、少なからず、カルチャーショックでありました。
 驚いたのは、地元とはいえ、ブロックのちがう石丸くん(五明公民館主事)が清川くんたちを手伝ってくれていたということであります。(なんとなく、うれしかったなあ。)
 山内館長をはじめ、関係者の皆様、お疲れ様でした。
 そして、清川くん、石丸くん、お疲れ様でした。


台風13号は大丈夫でしたか。

2006年09月20日 02時40分47秒 | その他
 日曜日の夜から月曜日の夜、松山でも台風13号の影響で凄い風が吹いていました。幸いにも、他都市と比べると、被害はほとんどなく、つくづく地の利の良さに感謝してしまいます。(ちなみに松山の地形は風水的には理想なんだそうです。)
 ところで、このような災害時には、災害程度に応じて事前に割り振った職員の出動が求められるのですが、私の所管の中に41の公民館本館がありますので、気になって出勤をしました。
 偶然にも島嶼部の由良公民館に避難があったとの連絡が入っていたのですが、何と田中公民館主事が待機していたというのです。
平日ならわかるのですが、連休中日に、しかも早い内から出動し、待機していたようです。
島内に住んでいるのならわかるのですが、船でいち早く渡ったようです。
上司の私よりもはるかに危機意識がある、と感心してしまいました。

 でも、本音は、部下が危険を犯してまで職務を遂行してくれることに対して、上司としては熟慮たるものがあります。
部下には家族がいます。
なのに、市民の生命の方を最優先しなければなりません。
それが職務であり使命であると言われれば、それまでです。

 そして、今回、高波の危険性があり、避難所としては不適当な公民館があります。
でも、そこの公民館主事は、人一倍責任感が強く、放っておくと誰よりも先に、現場に出向く可能性があります。
そして、彼が公民館を空けてしまうと、地域の住民が、その公民館に避難してくる可能性があります。
私は、こういうとき、その判断は、現場に委ねられるべきだと常々思ってますので、住民と部下の生命の安全の観点から、彼に連絡を取り、出動しないよう命じました。
この行動には、賛否両論があるかもしれませんが、責任は私が取ればいいのです。
何よりも、住民と部下の生命には替えがたいものがあると思うからであります。

円むすびプロジェクト会議(第二回)開催

2006年09月19日 03時04分58秒 | その他
 18日(月・祝日)に、ハンディキャップ・スーパーマンを目指すチャレンジドの就労機会の創出・育成プロジェクトの一つである円むすびプロジェクト会議が開催されました。
 佐伯理事長からは、まず、シュレッダー後の紙幣ゴミの入手の目途が立ったとの報告がなされました。
 そして、この資源を使って商品化を目指すこととしているのですが、ここで問題が起こりました。
というのも、圧縮しプレスするためには、プレス機と商品の型枠となる金型が必要となり、これが結構馬鹿にならない金額なのです。
 そこで、当面は、紙状にして付加価値をつけることで、高付加価値氏用品に仕立て上げようということになりました。
 そのためには、メンバー全員がチエを絞るのは当然ですが、広くアイデアを募集しようということになりました。
我こそは、アイデアマンだと思う方は、ぜひ、お知恵を拝借させてください。

 [ポイント]
  ①販売戦略を容易にするために、話題性のある商品にしたい。
  ②当初は量産できないので、高価格商品に仕立て上げたい。
  ③納期に間に合わない可能性があるので、余裕のある納期商品が理想。
  ④作業工程は単純で簡単な仕組みに仕立て上げれるものがいい。
  ⑤販路が確立されていて、新参者でもその流通体制に乗れるものがいい。

 そして、もう一つわがままを言わせていただけるのであれば、作り手が「夢があり、やりがいがある」と感じられるものであって欲しいのです。
ちょっと欲張りすぎかなあ?

素敵な情報です。

2006年09月15日 05時59分48秒 | その他
みなさんへ

 勝手ながら、知己のある筑波大学の山海先生を長期間密着取材した番組が放映されます。是非ご覧下さい。

【情熱大陸(あいテレビ)】
★9月17日(日)23:00~(30分)
 ~ロボット工学博士・山海嘉之(さんかいよしゆき)、48歳。
 筑波大学大学院システム情報工学研究科所属。
 からだに装着することによって人間の身体機能を拡張、増幅、強化する画期的なロボットスーツ『HAL(ハル)』を開発し、一躍、時の人となった。
 日本国内だけに限らず、世界中から集まる様々な分野でのHAL実用化の要望を背に受けて、殆ど眠る間もないほどの日々を送る山海。
 その精力的な活動を支える原動力は、9歳のときに志したロボット博士になるという夢だ。
「少年時代の夢を忘れずに想い続けること。才能があるってそういうことだと思います。」山海博士はそう語る。
 番組では、ロボット研究に取り組む山海の活動に密着するとともに、世界中から注目を集めるロボットスーツHALを隅々まで紹介。
 HALの誕生秘話を探る。そこには「ロボットを考えることは人間を考えること」という山海の哲学が浮かび上がる・・。

 初対面から、私が山海ファンになった理由が理解いただけると思います。

いつか役立つ!!

2006年09月14日 22時49分52秒 | その他
 ただいま議会中であります。
 本市では6月、9月、12月、3月に議会が開催されます。
期間が3ヶ月あるのですが、この間が長いようで、あっというまにやってくるような気がします。
本会議では三役や部長等が答弁に立つのですが、委員会は課長級が答弁に立つことになっています。
事前に想定質問を作成し、答弁案を準備するのですが、なかなか想定外の質問が出て、うろたえることがあります。
課長級にとっては、このことがとっても億劫に感じるものなのです。

 ところで、この議会中、部下を育成するには、またとないチャンスでもあるのです。
質問が手に入ると、そのテーマによって、まずチームリーダーに担当を振ります。
 そして、原案を作成する担当をチームの中から選ぶとともに、リーダーが第一次推敲者になるようにします。
 さらに、課長が見て、課としての答弁書として出て行くのです。
 そこで、原案作成担当者に闇雲に作成してくださいというのも酷な話なので、まずチーム全員ですり合わせの打合せ会を行うことにしています。
 打合せの手順は、次のとおりです。

 ①質問の意図するところを読み砕いて共通認識を図ります。
 ②過去に同様の質問がないかデータベースから検索し、
  答弁の統一を図ります。
 ③新たな質問の場合は、その投げかけられた案件に対して、
  どのように対処していくか、今後どのような方針で進めて
  いくかをとことん話し合います。
 ④そして、課としての意見を取りまとめ、答弁要旨について整理を
  行います。
 ⑤平素、ストックをしている記事等から使えるフレーズがないか、
  参考にします。

 この手順を踏みながら、経験年数の少ない職員にもあえて、答弁書を書かせるのです。
きっと、本人は大層嫌だと思うのですが、必ずその訓練が役立つときがきます。


ネットワークとは?

2006年09月14日 02時52分28秒 | その他
 過去に、自分のネットワークの広さをうらやましがられたことがあります。
 でも、よくよく考えたら、常にそのネットワークにつながる人たちが入れ替わっているのです。
なぜなら、物覚えの悪い私など、その許容範囲が狭すぎるため、一定の人数しか収めることができないからです。
 しかしながら、例えば、これこれこういったビジネスやプロジェクトを行いたいのだけど、誰か紹介してくれないと言われ、何回かご紹介させていただいたことがあります。
 そのときに、浮かぶのは名刺ではなく、紹介する人の顔なのです。
そして、紹介して欲しいと頼んできた方と相性があうかどうかを、過去の付き合いの中で瞬間的に判断するのです。

 そういえば、過去に上司が私のネットワークを欲しくって、名刺を喜んで持って帰ったことがあったけ...。

ネットワークが、名刺の交換だけでつながれば楽なことはないですよね。