走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

光のプロムナードに

2007年11月29日 21時23分11秒 | その他
☆☆☆ 花園町が新名所

 みなさんは、自分が住んでいる地域の中に気に入っている場所がいくつかありますか。
私は、この季節、城山の北通の平和通の銀杏並木どおりと伊予鉄道松山市駅と堀之内を結ぶ花園町の銀杏並木どおりが大好きです。

 そして、今回うれしいニュースは、花園町の銀杏並木通りがイルミネーションで飾られるそうなのです。
 今日のお昼休みに、その飾り付けの工事をしていました。
 皆さんは、知ってました?
きっと松山の新たな風物詩になると思います。
 いよいよ明後日12月1日、点灯式があり22時まで輝くそうです。
 私は、この期間中、お気に入りのカフェの2階からチンザノドライが注がれたグラスの氷の音を聞きながら、このライトアップをみてみようと思います。

 え!どこのカフェか?  教えない。

(写真は実物ではありませんので、ご注意を)

水曜スタバ勉強会

2007年11月28日 22時45分26秒 | その他
★☆★ 主査試験

 本市では主査(係長級)になるときに昇任試験を受ける制度となっています。
その内容は、筆記試験・小論文・面接で構成されているのですが、結構ハードルが高く、今回も競争倍数が約8倍くらいあり、いわゆる8人に1人程度しか受からないということであります。


★★★ 公民館主事の憂鬱

 出先機関にいると目が届かないから、自分で時間の融通性がきくからいっぱい勉強ができていいですねという御仁がいらっしゃいます。
しかし、実情は貸館業務があり、またさまざまな講座がありますので、住民の方が頻繁に公民館に来られますので、想像とは異なる忙しさです。
そして、このブログからもご理解いただけるように、夏場から夏祭りを皮切りに、体育祭、文化祭、そして成人式へと大きなイベントがつながり、その間に日常業務的な仕事が入っていますから、休日返上でがんばっています。
 なぜビックイベントが大変かというと、実は地域住民の力が必要だからです。
どれも公民館主事が一人でできるものではありません。
地域住民の心をまとめながら、ヤル気を高めていく、目に見えないところにエネルギーを費やさなければ成し得ないのです。
 そういう意味では、自分の思うとおりできたときには、そのダイナミックさみたいなものの虜になるのですが、そうそううまくいかないのが現実なのです。
いっぱい、いっぱい汗をかいても報われない。
誰に褒められるわけでもなく、でも地域や住民のためにと汗をかく。
自分の時間が実はとれない現場なのです。
そうした状況のもと、くたくたに疲れた身体で試験勉強をするのは酷な話しなのです。


★☆☆ なぜ、上を目指すのか?

 それでも昇任試験を受けなければ上にはいけないのです。
そのためか上昇志向がないからと最初からあきらめる職員がいます。
 たぶん、何のために上に行くのかという意義を見出していないからでしょう。
上に行くためだけに試験を受け、上を目指すなら、それはやめた方がいいと私も思います。
希望するのは、各人がまず「こんなまちにしたい」とか、「こんな風に住民を幸福にしたい」とかいった夢を持っていただき、そのためにはこんな権限が必要だということを見出していただきたいのです。
権限は上に行けば行くほど、増えていくのです。(その分、責任も重くなりますが...)
きれいごとのように聞こえるかもしれませんが、それが基本にないと上を目指す意味がないと思うのです。
 

☆☆☆ 水曜の勉強会

 今回、対象者のための勉強会を一ヶ月あまりですが、毎週水曜日朝(7:00~8:00)と夕(18:30~19:30)に開催し、今日を持って閉会しました。
内容的には雑談の会になってしまい、かえって部下の勉強の時間を阻害してしまったような気がします。
 でも、現場で働き、時間のとれない部下のために何ができるかと自問自答したときに、このくらいしかできることがなかったのです。
誠に申し訳ない。

 そして、最後まで最善を尽くし、いい結果が出るよう祈っています。

コンプライアンスの本来の意味

2007年11月27日 01時13分31秒 | その他
☆☆☆ コンプライアンスの本来の意味

 私の尊敬する山路栄一さん(三重県庁職員)のON&OFFメールマガジンになるほど、そうですよねと共感した記事がありましたので引用の許可をいただき、以下に掲載させていただく。

 コンプライアンスは「法令順守」と訳されることが多いのですが、本来は、「相手の願いや期待に応える」という意味です。(Oxford Dictionary of English、研
究社「新英和中辞典」など)。私はさらに進んで「相手の身になって考え、行動すること」がコンプライアンスだと考えています。
 企業が期待に応えなければならない「相手」とは、消費者、社会、従業員、株主です。ですから、企業にとってコンプライアンスとは、「消費者、従業員、社会、株主、それぞれの期待に、誠実に応えていくこと」にほかなりません。
 「消費者」が企業に期待するものは、安全、表示の適正、価格の公正などです。「社会」が企業に期待することは安全、環境保全、平穏などでしょう。「従業員」が企業に期待することは安全、機会の平等、公平、快適な職場です。「株主」が企業に期待することは配当、株価、情報開示です。これらのことを一つひとつ、着実に実現していくこと、それがコンプライアンスであり、世間の好感を獲得する王道だといえます。

 (「その『記者会見』間違ってます!」中島茂著 日本経済出版社より)

 ~~~~~~~~~ここから下が山路さんの意見~~~~~~~~~~

 自治体が期待に応えなければならない相手は第一に市民、県民といった住民であり、そして当該自治体に立地していただいている企業などです。
 かつて自治体、特に基礎的自治体である市町村と違い、中二階のような存在である都道府県は住民や市町村の方ではなく、国の方を見て仕事をしている感がありましたが、自治体というパブリック・セクターであるからには税金を負担してサービスを託していただいている住民を第一に考えなければならないのは言うまでもありません。
 そしてその住民の期待に応えるためには、単に要望に対処療法的に、人気取りのように応え、将来的な負担を考えずに「いい顔」をすればいいのではなく、アメリカのネイティブ・インディアンの酋長が重要な決定をする際は7代先の世代のことを考えて決定するように、将来世代のことも考え、住民の潜在ニーズを汲み取り、費用対効果に見合う政策を実施しなければなりません。
 こういった意味では自治体にとってコンプライアンスとは「住民の身になって考え、その付託に応え、将来世代のことも考えて、Value For Moneyの政策を立案し、実施すること」になるのではないでしょうか。 


★☆☆ 現場の難しさ

 公民館の仕事は地域と接する最前線であります。
 そして、さまざまな仕事があり、そして様々な仕事が新しく出てきています(一方で廃止したり削減するのが下手なため全体総量が膨らむばかりなので、今は減らす努力をしているところです)。
それは地域とのインターフェイスが公民館しかないというところから、そのような状況になるわけであります。
 また、時には新しい活動組織を創設し、育み、自立するまで面倒を見なければならないときがあります。
 しかし、時に、それはどう見ても公民館活動からはかけ離れていたり、目的からかけ離れていても『地域』というキーワードだけで公民館が受け持たなければならないことがあります。
そのときに、「これは公民館の仕事ではありませんから...。」と断ることもできます。
中には、「コンプライアンスに反しますから...。」ということで断ることもできます。

 でも法律の難しさは、解釈の仕方で正反対の見解を出すことも可能だということです。
それはなぜかと考えた時に、法律は必ずしも規制したり罰するためにあるのではなく、持続可能な地域社会システムを構築する上で明確な方向性を示す根拠になったり、時に地域住民の中での特定者を救済するためにもあるからだと思うのです。
つまり、性善説的に捉えるか性悪説的に捉えるか、それはその時々の状況によるのだと思います。
そのためには、柔軟な思考と行動が求められます。
 では、その時の判断は...
 私は、山路さんが引用された「住民の願いや期待に応えること」だと思うのです。
そして、地域住民は最初からまちづくりのプロではなく、切磋琢磨していくうちにプロになっていくのですが、それ以前に一定のレベルまで達するまで、私たちがアシストすることがとても重要だと思いませんか。

(※掲載写真は、高浜公民館主事の毛利さんの作品)

北条まちづくり勉強会

2007年11月26日 23時27分38秒 | その他
☆☆☆ 本音の勉強会

 今夜、北条公民館(正式には、北条コミュニティセンター)の研修室で「北条まちづくり勉強会(公民館講座/西原公民館主事担当)」が開催され、久保田・堀江公民館長を講師に招き、先進事例の講話をいただいた。
 その話の中で、まちづくりの難しさをこのように例えられた。
 「まちづくりは岩盤に水をまくようなもの。岩盤にいくら水をまいても浸み込まんやろ。大事なことは、岩盤を砕き、土にし、それに水をやっていると肥沃な土に変わる。まちづくりに大切なのは、この土をつくることにある。」
久保田節、炸裂であります。

 実は、久保田公民館長はまちづくりで、今、壁にぶつかっています。
その壁はとっても厚く、岩盤のようにきっと固いのでありましょう。
そして、今日何度もお聞きしたのが「民主主義の難しさを痛感しとる。」というお言葉でありました。
この真意を推し量ることはできませんが、おそらく地域住民との合意形成についての意味かなと勝手に理解してしまいました。
人は、よく総論賛成、各論反対に例えられますように、立場を180度変えることがあります。
信頼をすればするほど、その先頭で引っ張っている者のダメージは、計り知れないものがあります。
 私は、久保田公民館長が大好きです。
少年のような熱き心と無邪気に人のために生きている姿は、本当に見習うべきところがあります。
「口角泡を飛ばす」という諺がありますが、久保田公民館長との話は、まさにこの諺が当てはまります。

 久保田公民館長は、続けて言います。
 「まちづくりは、ハード整備とソフト整備に分かれるが公民館活動の限界はハード整備ができないということであります。」
そのとおりです、久保田公民館長。私たちにも限界があります。私たちは、人づくりというかけがえのない崇高な仕事を粛々と続けていくだけなのです。
 そして、久保田公民館長が言われる、「地域にはそれぞれの顔がある。その顔を生かすには『コミュニティ分権』が不可欠じゃ。」
そのとおりだと私も思います。
私たちのミッション(使命)は、コミュニティ分権が実現した時に受け皿となる地域の中に、それをやり切れる人材を育成することだと理解しているつもりです。

CANフォーラム創立10 周年記念シンポジウム

2007年11月25日 20時41分56秒 | その他
☆★★ 参加する意義

 24日土曜日に石川県の小松空港から羽田空港まで飛び、そのまま標記のシンポジウム前夜祭に参加し、25日日曜日には同シンポジウムに参加させていただいた。
 このシンポジウムに参加するきっかけになったのは、本市が総務省から採択された「地域ICT利活用モデル構築事業」で国から推薦されたアドバイザーの松澤(松山市出身)さんと高橋さんの存在があったからです。
10年以上前から地域情報化のためにインフラ整備からアプリケーション開発、人材育成など幅広く活動している団体があるとお二人からお聞きし、「参加させていただきます。」ということになったわけでありますが、後で金沢出張とのダブルブッキングに気づき慌ててしまいましたが、約束は約束ですので強行軍ですが参加させていただくことにしました。
 まさにこの団体こそがCAN(Community Area Network,Access,Application,Action)という地域情報化の先駆的な団体なんだと参加してわかったのですが、お二人ともこの団体に深く関わられておられました。
それから新参者として、熱い議論が交わされている中で今更ながら「CAN」の意味をなかなか聴けなかったのですが、25日のシンポの資料を見ていると括弧書きにもありますように、「A」の意味が一つではなく複数あり、社会変化とともにその単語を使い分けるという柔軟さとユニークさがCANらしいなと思いました。


☆☆★ 新たな理解者

 前夜祭の議論の内容がCANという組織のあり方や方向性のことにテーマが移ってきたので早々に退散することにし、帰り支度をして出口に向かっていると、東海大学文学部広報メディア科の河井准教授が追いかけて来られました。
河井先生が言うには、私が発言したコミュニティの変容(エリア・コミュニティ以外に価値観コミュニティが存在し、それが拡大しているのではないかという推論)について興味を持たれ、ゆっくりとお話したいということでありました。
 実は、この話を今まで色々なところで話をしてきたのですが、誰も「ふ~ん、そうかもしれない。」レベルで受け流されてきたのであります。
 でも、河井先生は、私のこの思い付きのような推論に対して、ちゃんと受け止めていただき、その日の夜には、「今一番大切なことは、この(価値観)コミュニティをいかに捕まえて、エリア・コミュニティと結びつけるかが大切で、そのためのインターフェイスの標準化等に取り組む必要があるのだと思います。地域情報化を今後、語るときにこのことを横においては何の解決にもならず、(地域への)帰属意識や一体感の希薄化を食い止めることはできないでしょう....」といった内容メールをいただきました。
自分で言うのもなんですが、私は感性でついモノをいってしまうのですが、河井先生のように理論的に説明されると、そういうことかと驚かされるのであります。
世の中、すごい人がいるものだと感心しつつ、本当に世の中の広さに驚かされた一日でした。
自分の思いが、ひょっとしたら学術的に理論づけされ、我々は現場でそれを応用する、なんだかワクワクしてきました。


☆☆☆ 雑感

 25日の本番の会場は六本木の国際文化会館でした。
驚いたのは、この施設が旧岩崎邸だと会場について知り、そうか、これが三菱財閥の基礎を築いた岩崎弥太郎が住んでいたところかと思うと、つい、おのぼりさんになってしまいました。

全国人権・同和教育研究大会

2007年11月23日 14時41分23秒 | その他
☆★☆ 金沢大会

 昨夜、高浜観光港からダイヤモンドフェリーに乗り、今朝6時前に神戸港に到着。そこからバスで金沢まで走り、11時頃にメイン会場である石川県産業展示館に到着しました。
 午後からは、分科会に出席するために金沢市内に移動しました。

★☆☆ フェアな社会とは

 「人権」から連想する言葉としては、「尊重」、「擁護」そして「平等」、「公平」でしょうか。
 人権教育は奥深く、簡単には語れませんが、私なりの「フェアな社会」についての思いを語りたいと思います。
最近よく感じるのがフェアな社会の概念を平等に分かち合う社会の構築だと思うことが多くあるような気がするのです。
でも、がんばる人とそうでない人とが現実にいる中で、それを横に置いて平等な分配を行うのは無理があるのではないでしょうか。
「フェアな社会」とは、平等にチャンスが与えられることではないでしょうか。平等にチャンスさえ与えられれば、そこから先は個人の責任です。
 私たち行政で仕事をしている者としてよく陥るのは、チャンスをいかせなかった人のことまで心配し、先に手を差し延べてしまう。そのことが、反ってその人の人権を傷つけているということに気付いていないことに。

 かつて日本人は、敗者に敬意を表する精神文化を有していました。
もう一度、私たちはこの原点に立ち返る時期にきているのではないでしょうか。

全国地域情報化推進セミナー2007 in岡山

2007年11月13日 23時53分50秒 | その他
★☆☆ 挑戦する機会は平等にある

 本日、日帰りで「全国地域情報化推進セミナー2007 in岡山」に出席するため岡山に行ってきました。
 私の役どころは、パネルディスカッションの中で「総務省地域ICT利活用モデル構築事業採択地域の取り組み事例紹介」の中で、岡山市、三鷹市、そして本市が発表し、それを受けてパネルディスカッションを行うというものでありました。
 ICTの先駆的取り組みをされている両市とともに、同じ席に座らさせていただく光栄と緊張でドキドキしました。
 しかも、両市は情報部門のプロの人たちで、どちらかというと現場しかしらないところから(ほとんど身の程知らずといった方がいいような状態)の挑戦は、稀有のようだったようです。
そういう状態でしたので、プレゼンも私だけコテコテの方言丸出しの説明だったと思います。
でも、うれしかったのは総務省の植松・地方情報化推進室長から、「松山市のように現場からこのような提案が出てくるとユニークな展開が出てくるのではないでしょうか。」といったお言葉を頂戴し、内心「挑戦する機会は平等にあるんだ。」と改めて感じました。

★★☆ 心に残った講演

 本日のセミナーは、高谷・岡山市長(驚いたことに情報交流会まで6時間お付き合いいただいた)と清水・(財)全国地域情報化推進協会理事長のあいさつなどの後、林・(財)地域創造理事長の基調講演、そして福武・ベネッセコーポレーション代表取締役会長兼CEOと國定・新潟県三条市長の特別講演を聴かせていただきました。
 林さんと福武さんの話の共通項は、地域にとって、その地域の文化をいかに活かしながら主張していくかの大切さやグローバルな視点に立ち、活動はローカルだけれども世界に胸のはれることがいっぱいあるんだということをお話いただき、ますますやる気が出てきました。
 また國定市長は、元総務省出身の方で、とても若い市長さんだけに行動的で親しみやすい方でした。でもプレゼンテーションは熱がこもっていて、その熱き思いが伝わってきました。

★★★ 心に残った言葉

 私たちのパネルディスカッションのコーディネーターをしていただいたのが、慶應義塾大学SFC研究所の坪田知己氏でしたが、アドバイスいただいた中でなるほどと思った言葉がありましたので紹介させていただきます。

 さまざまな人達を巻き込むコツとして
 「イトコ」の法則
  「イ」・・・・・インセンティブ
  「ト」・・・・・トラスト=信頼
  「コ」・・・・・コネクター

 そして、変革する人たちの特徴
  「よそ者」・・・外部からの風
  「若 者」・・・柔軟で元気のいい人
  「ばか者」・・・一風変わった人、それが許される人

 変革を成就する思いとして
  「イノシシ」の法則
  「イ」・・・・・意欲がなければ始まらない。
  「ノ」・・・・・能力を身につけよう。なければ借りてこよう。
  「シ」・・・・・支援者が大事。支援が広がるような仕事をしていく。
  「シ」・・・・・執念。あきらめないことが成功への必須条件。

 どうですか、持続可能な地域社会システムを構築するものとして、キーワードになったり、応援と取れる言葉があるでしょう。



いじめ予防プログラム2

2007年11月07日 11時12分25秒 | その他
☆☆☆ 紙芝居を使っての講座

 今日、2回目のいじめ予防プログラムが荏原公民館で開催されました。
 東京からスウェーデン福祉研究会の大滝さんと地元のビョーン・ニルソン・二神さんに協力をいただいての実施でした。

 今回は、親子でお互いの背中を摩(さす)りあうという企画でした。
 しかし、事業主体になっていただいた未来クラブのお子さんは、とっても小さいため無理だろうということになりましたが、せめてタッチするだけでもということになり、集中力の短い子どもたちをひきつけるために「紙芝居」を活用しようということになりました。

 スウェーデンでは、「お日さまのものがたり」という絵本があり、その話のお日さまや風の動きに従って同じように手の動作をあわせようというものです。
実際にスウェーデンの小学校の低学年では、その手法でやっているということなので、その絵本を日本語に訳してもらい、ビョーンさんに紙芝居にしてもらいました。

 いざやってみると、子どもたち(就園前の子どもたち)がこの紙芝居を神妙にきき、手を動き始めたのです。
 また、一つ学んだことは、一部と二部の入れ替え方式にしたのですが、一部は人数が多く、二部はその半分くらいだったので、本当に静にプログラムを実施できました。
小さなお子さんたちには無理だと決め付けていた私たちには、「目から鱗(うろこ)」のような出来事でした。