★★★ 課の人事異動Ⅱ
今朝、課の人事異動を発表しました。
最後、微調整をし、教育長まで了解を得てから発表をいたしました。
何人か辛い思いをさせた職員がいます。
Kさん
この二年間、常に私の傍らにいて、私を支えてくれたリーダーです。
彼は、口数の少ないタイプですから、私が押さえ込んでしまった可能性が
あり、本来、成長できる芽を伸ばしきれなかったのではないかと危惧して
います。
ときどき彼から発せられる値千金のアドバイスは、本当に助かりました。
何度繰り返して頭を下げても足りないくらい、彼に感謝しています。
私にとっては、ずっと傍らにいてくれる方が、正直、楽なのですが、
今回、断腸の思いで現場に出ていただくことにしました。
彼が行く現場は、歴史のある地区で一世を風靡した地区でありますが、
近年は人口の減少化が顕著で衰退が著しいところであります。
彼が私の下で働いてくれた集大成を形にしてくれることを期待しています。
Oさん
以前、このブログにも登場してもらったOさんに、もう一度現場に
出ていただくことを決断しました。
彼は、ここ何ヶ月間、きびきびと前向きに仕事をしてくれました。
報告もネゴも卒がなく、ちゃんと上司の出番も考えた段取りを
してくれました。
まさに、上司を育ててくれる部下でした。
彼にとっては、つらい結果だろうと思います。
でも、彼のこの一年の行動が新たな彼を創りあげる分岐点のような
気がしています。
大いに期待しようと思います。
Yさん
今回の異動で一番悩んだ人事でした。
なぜなら、結果だけを見ると何か失敗をしたような形に受け止めら
れるからです。
まず、リーダーの定数には限りがあるということです。
そういう意味では、リーダーからはずれるということは、降格と
いったイメージに捉えられる可能性があるからです。
恐らく、愚痴もヤル気も一気に落ちることでしょう。
彼は、親分肌で部下の面倒を一番見てくれたと思います。
相談を受けるとすべてを受け止めてくれるリーダーでした。
私の評価は、高かったのです。
でも、人間関係がうまくいかなかったのも事実です。
ですから、他の地域のリーダーを晴らそうとした時に、たまたま席が
なかったのです。
また、今回、二人の新人リーダーを置くことを決断しました。
この未知数のリーダーと彼を比較した時に、私の立場としては
Yさんを重用した方がリスクは少ないと思います。
でも、二人の新リーダーの技量も見てみたいのです。
ただ、それだけです。
二人の新リーダーへ
君たちにとっては、リーダーに置かれることはかえって迷惑かも
しれません。
でも、君たち一人ひとりが松山市の財産であります。
今までの立場とは明らかに異なります。
部下よりも汗をかける上司になってください。
模範となる上司になってください。
そして、なによりも地域の人たちに愛される公民館主事になって
ください。
お願いするとともに、期待しています。