走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

夢の扉 + /人体の臓器や細胞を3DのCGで超リアルに再現!

2013年01月31日 18時54分14秒 | びっくり

 現役研修医が医学界に革命を起こす!
 科学も医学も可視化する最先端技術

 東京大学医学部附属病院 研修医/サイエンスCGクリエーター 瀬尾拡史 さん

 『“サイエンスを、正しく、楽しく。” それがモットーです』

 “心臓の周りには、どのように血管が張り巡らされているか―” “肺への空気の通り道、『気管支』ってどんな構造?―” 
 医学書で見ても、難解な私たちの体の中・・。
 CT画像などを見ながら、医師に治療方針の説明を受けても、なかなか理解が難しい・・。

 「患者さんが見ても分かりやすいモノを!」 

 人間の臓器や細胞などを細部まで“見える化”しようと、科学的根拠に基づいた正確な3D(3次元)のCGを作画する“天才”がいる。
 瀬尾拡史、27歳。
 国内では“未発達”の、メディカルイラストレーションの分野に革命を起こす、現役の研修医だ。瀬尾がCG化に成功したのは、細かく枝分かれする『気管支』。

 もとにしたデータは、なんと自らの肺のCT画像450枚!
 気管支が、ディスプレイ上で自由自在に動き、多角的に検証できる。
 瀬尾は言う。「高度な科学も、視覚的に理解が広まれば、10年かかっていた技術革新が5年で済むかもしれない」

 瀬尾が“科学するCG”を志したのは、中学2年生のとき。
 『驚異の小宇宙~人体』というテレビ番組で、人体や遺伝子の構造を描いた映像に魅せられた。
 東京大学医学部で学ぶ傍ら、CGの専門学校へも通い、スキルアップに励む。

 さらには、嘆願書を片手に大学を説得し、この分野で最先端を行くアメリカの大学への留学をも成し遂げた。

 そんな瀬尾が一躍注目を集めたのが、4年前、初めての「裁判員裁判」の時。
 専門用語が並ぶ鑑定書の内容を、裁判員も理解できるよう、CG化の依頼が最高検察庁から届いたのだ。

 そして、瀬尾が再現した死因をめぐる法医学CGは、審理に採用された―。

 瀬尾が今、挑むのは、3DでCG化した気管支を、医療技術に生かすこと。
 内視鏡を手にした現役医師たちによる、医学界史上、画期的な試みが行われる。
 果たして瀬尾のCGの有用性は―? 
 美しくも圧倒的なサイエンティフィックCGの精密な世界を、テレビ初公開!

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 以上が同番組ホームページからの紹介である。

 私も経済部門の時に科学雑誌を貪るように読んだ。
 それは、現在の最先端技術がどのようなもので、将来、科学技術がどの方向に進むのか、自分なりに見極めたかったからである。

しかし、難解な論文や専門書は読めない。
 そこでCGが具沢山の科学雑誌を手にした。

 そういう意味では、研修医でサイエンスCGクリエーターである瀬尾拡史さんのような方に大変お世話になったわけである。
 瀬尾さんの発想はすばらしく、さらに3G模型にアウトプットするプリンターにデータを出力し、気管支模型を作ってしまうこと。

 そして、それを使って内視鏡の研修に役立てる。
 驚いたことに、研修医の技術スキルは飛躍的に高まるだけでなく、習得までの時間が短縮されるという。
 このことが、何よりも凄い。

 私たちは市民とのコミュニケーションをする時、理解不能な文書を作成し、説明できたと思っている。
 しかし、市民は言わないだけで、内心、「何が言いたいか、わからん」と思っていることがある。

 明治時代に道後温泉本館を改築した道後湯之町初代町長伊佐庭如矢(いさにわ ゆきや)は、市民に向けて設計図から縮小模型をつくり、披露することで合意形成を図ったという。
 例えは違うが、人に伝えるという点では伊佐庭如矢も瀬尾さんも同じ思いではないか。

 そして、私たちはこの二人の思いを見習わないといけないと思った。

韓国留学生の死を無駄にしてはいけない

2013年01月29日 21時58分52秒 | つぶやき

 皆さんは韓国人留学生、イ・スヒョンさんを覚えておられるであろうか?

 平成13年にJR山手線の新大久保駅で線路に転落した人を助けようとして亡くなった韓国人留学生、その人である。
 あの事故から、26日で12年の月日が流れた。

 彼を悼むニュース(NHKニュースより)を二件紹介しよう。

 事故をきっかけに制作されたという日本の映画の試写会が、ソウルで留学生の両親も招いて開かれました。
 映画「グスコーブドリの伝記」は、宮沢賢治原作のアニメーション映画で、日本では去年公開され、韓国でも上映が決まったため、24日、ソウルで試写会が開かれたました。
 映画は、主人公のブドリが、みずからが犠牲になることで村を救うというストーリーで、新大久保駅の事故で死亡した韓国人留学生、イ・スヒョンさんたちの勇気ある行動をきっけけに制作されたということです。
試写会では、映画を制作した清水義裕さんがビデオでメッセージを寄せ、「人間だけが困っている人を助けられる生き物です。ぜひ韓国の小学生に見て欲しい」と話しました。
 映画を見た若い女性は、イさんの遺族に送られた見舞い金から奨学金を受けて日本で学んだということで、「イさんの事故は韓国でも影響が大きく、イさんを誇りに思っています」と話していました。
 事故から12年になる26日、新大久保駅を訪れる予定のイさんの母親、シン・ユンチャンさんは「他人を助けたいという映画の主人公が、スヒョンと似ていて胸が熱くなりました」と話し、父親のイ・ソンデさんも「他人を尊重し、危険なときには助けあえる精神を学んで欲しいです」と話していました。


 もう一つのニュースは、28日、韓国人留学生の両親を招いて、初めての特別授業が埼玉県の小学校で行われました。

 12年前の1月26日、JR新大久保駅でホームから転落した男性を助けようとした韓国人留学生のイ・スヒョンさん(当時26)とカメラマンの関根史郎さん(当時47)の2人が線路に降り、電車にはねられて死亡しました。
 スヒョンさんの行動は、10年前から小学6年生の道徳の教材になり、埼玉県越谷市の城ノ上小学校では毎年、スヒョンさんについて授業で伝えてきました。
 28日は、スヒョンさんの両親を初めて小学校に招いて特別授業が行われ、まず、日本と韓国の友好の懸け橋になりたかったというスヒョンさんの夢や、事故の日の行動をどう思うか、子どもたちから意見を聞きました。
 子どもたちからは「国は違っても同じ人間だから助けてあげたいと考えたと思う」などさまざまな意見が挙がりました。
 これに対しスヒョンさんの両親は「皆さんがスヒョンのことを一生懸命、勉強してくれているのでスヒョンの夢はずっと広がっていくと思う」とメッセージを伝えました。
 授業を行った福島早苗教諭は「両親の思いは確実に子どもたちに伝わったと思います」と話していました。

 今、私たちはお隣の国と領土について主張しあっています。
 そこには、さまざまな国益があり、国民の利益があるからなのでしょう。

 しかしながら、スヒョンさんはこのような両国の争いを善しとしたでしょうか。
 どのような国も、どのような民族でも人間として同じであるということを彼は身をもって私たちに教えてくれました。
 私たちが彼の御霊を祈るのであれば、これ以上両国に歪が生まれないことを願います。

 私たちは彼の死を決して無駄にしてはいけないのです。
 今一度、冷静に考えてみてはどうでしょうか。

第五回 生石地区 明日のまちづくりを考える会(報告)

2013年01月25日 19時42分50秒 | 地域情報/その他

 「第五回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」の議事内容は次のとおり。
第五回目のテーマは、「無縁社会とは」についてでした。
出席者数は48名でした。



会議の進行及び内容については、次のとおり。

◎会長開会あいさつ                          福山 勝幸
◎勉強会            講師 生石地区社会福祉協議会会長 渡邉 武敏

 ※今回から司会進行を角田公民館長が行います。



◎内 容   
 ◆無縁社会とは
 ◆NHKの2010年の報道特集がきっかけ
 ◆無縁死(孤独死、孤立死) 年間約32,000人  内1,000人は名前も不明
              「有縁」 ・・・ 「血縁」、「地縁」、「社縁」
 ◆孤独と孤立について
  「孤独」は「孤」も「独」も同じ意味の漢字を重ねたもので、「ひとりきりであること」、「その状態を寂しく感じること」を意味します。
  一方、「孤立」は「孤(=ひとりきり)」+「立つ」ですから、「他者から切り離されて、味方や理解者がいないこと、その状態」を意味します。
 「孤独」は、一人でいる状態のこと。(外見的側面)
 「孤立」は、つながりが切れている状態のこと。(心理的側面)
  そして、外見では一人でいる状態(孤独)でも、心理的側面からは二つの状態が考えられます。
  誰かと一緒にいる状態と合わせて、これらをすべて組み合わせると、以下のようになります。

 1.(外見は)一人でいる ・・・・・・ (心理的には)親しい人や仲間とつながっている
   【孤独だが孤立はしていない】    →  ○ 耐えられる孤独
 2.(外見は)一人でいる ・・・・・・ (心理的には)他者とのつながりや助けがない
   【孤独でかつ孤立している】      →  × 耐えられない孤独
 3.(外見は)誰かと一緒にいる ・・・・・・ (心理的には)心もつながっている
   【孤独ではなく孤立もしていない】  →  ◎ 理想的な人間関係
 4.(外見は)誰かと一緒にいる ・・・・・・ (心理的には)心のつながりが切れている
   【孤独ではないが孤立している】   →  × 耐えられない人間関係

◆「無縁社会」の発生は
「血縁」、「地縁」、「社縁」がそれぞれ希薄化し負の循環サイクルに入ったことで、このような社会が発生した。

◆血縁の希薄化
 未婚率・離婚率の上昇(家族を作らない、家族から離脱する人が増えた)
「未婚率」
 1.結婚に対して興味を持たなくなっている
 2.恋愛や結婚に対して消極的な「草食男子」が増えている
 3.結婚したくてもできない人が増えている
  ・非正規雇用者では安定して家族を養うことができない
  ・職場や地元での人間関係の希薄化により異性との出会いがなくなった
「離婚率」
 1.恋愛結婚が多いため、愛情がなくなったら夫婦関係を続ける意味がない
 2.男女間の賃金格差が縮小したことで離婚しても生活していける
 3.血縁・地縁による援助や監視がなくなったので、周囲に気を使うことなく
  自分たちの意思のみで離婚を決定することができる
 4.少子化により子どもに与える影響を心配して離婚を思い止まらなくなった
 5.平均寿命が延び子育て終了後の夫婦で過ごす期間が長くなり、
  嫌な相手と一緒に暮らすのには人生が長すぎる

◆地縁の希薄化
 ・近所づきあいは「顔を合わせれば挨拶する程度」とかなり薄くなっている
 ・町内会・自治会への参加頻度は、急激に減少している(1963年 70.2%)
 ・隣近所と何かにつけて相談したり、助け合えるような付き合いを望まなくなった
 ・サラリーマンが急増した
  1.サラリーマンは職・住が分離しており、地域との付き合いが希薄になりやすい
  2.残業など長時間労働により、地域の活動には参加しにくくなっている

◆社縁の希薄化
 ・不景気で企業福祉の喪失により、企業と社員の結びつきが希薄になってきた
 ・企業は生き残りをかけて、給与の削減・リストラなどを行うようになった
 ・従業員もリストラの不安から企業への忠誠心が失われた
 ・企業もパートや派遣・契約社員など非正規雇用者を増やし、短期契約のため流動的、低コストで効率よく労働力を確保するようになった
 ・安否確認、孤立を防ぐための事業・取り組み等
  1.民生委員の独居高齢者訪問活動
  2.独居高齢者のみまもり活動
  3.愛の一声訪問事業
  4.配食サービス事業
  5.緊急通報体制整備事業
  6.安心カード安心見守り支援事業
  7.ふれあい・いきいきサロン運営事業
  8.地域交流型サロン
  9.地域福祉サービス事業
  10.松山見守りネットワーク事業
  11.認知症高齢者見守り・SOSネットワーク事業

◆松山見守りネットワーク事業
 【日常と異なる「生命の危機にかかわる状況」の事例】
  1.数日間、新聞や郵便物が溜まっている。
  2.数日間、日中なのに電気がついている。
   または、夕方なのに電気がついていない。
  3.電気やガスの使用料が極端に少ない。
  4.何日も洗濯物が干しっぱなしになっている。
  5.日頃、開くはずの雨戸が閉まっている。
     ・・・など。これらは基準ではなく例示です。
  情報提供の判断は、あくまで事業者・団体様に委ねます。

◆生石地区内の民協・社協行事
  1.協力会員によるサービス事業
  2.独居高齢者の集い
  3.独居高齢者へのお歳暮(生石公民館と共催)
  4.高齢者(72歳以上)への年賀状
  5.敬老の日の祝い品(90歳以上)
  6.高齢者福祉健康講座
  7.福祉だよりの発行
  8.民生・児童委員の1日研修
  9.生石小学校福祉学習参加
  10.各種施設イベントの参加

◆その他
 「独居高齢者」の把握
  ●65歳以上の単身世帯数   34,918世帯(人)
 
   民生委員把握数       約7,000人
   病院・施設入居者       約8,000人
   残りの全戸訪問調査をシルバー人材センターに委託し把握する。
   生石地区の場合は      150~160名(常に変動)
  ●調査内容
   世帯状況・緊急時の連絡先の有無・民生委員による見守りの希望等
  ●調査期間
   11月中旬~2月末     3月 名簿作成

 次のような質問が出ました。

 質問:職業がさまざまな人たちとお話しすることが多いので、これを生かして
    役に立てないか、考えたことがある。
    そこで、そういう活動をしている団体へ申し込もうとしたが、その方法
    がわからないまま今にいたっている。こういう場合はどうすればよいのか?
 回答:民生委員の中に協力員という制度がある。この制度を活用していただ
    ければ、身近な人の手助けができるので、ぜひご参加いただきたい。
 依頼:質問ではなくお願いなのだが、私が民生委員になった時に困ったこと
    は、見知らぬお年寄りとコミュニケーションをとることの難しさである。
    お年よりは心を開かないと、困っていることを話してくれない。
    しかし、何でも話し合えるようになると、例えば優しい営業マンが来て、
    高額の布団を買わされたという話をしてくれたので、すぐに対処し、
    大事にならなかったという事例がある。
    そういう意味では、お仕事でさまざまな人たちとかかわりをもたれて
    いるならば、ぜひ協力員になっていただき、ご協力いただきたい。
    また、皆さんには平素の近所づきあいをよろしくお願いします。
 提案:退職をしてから地域活動に参加するのではなく、予備軍である50代
    から地域活動に積極的に参加することが大事である。
    自分で高齢者の線引きをするのではなく、自分もいずれそういう立場
    になるということを認識し、早くから自分のできる範囲で(地域活動に)
    協力していくことが大切だと思う。そういう意味では、こういう会に
    参加し、まず地域の人たちの顔と名前を覚えることからスタートして
    欲しい。
 感想:私たち理容業はいろいろな人たちと会話するので地縁にかかわれると思う。
    地域活動に取り組まれている人たちには自信をもって今後もご活躍いただ
    きたい。また、このようなまちづくりを考える機会をいただいたのは本当に
    よかった。ぜひ、今後も続けて欲しい。

【まとめ】
  昨年5月に福岡で公民館の全国大会があり、その中のテーマの一つに「無縁社会
 について」というのがあって参加してきた。
 発表者は小さなまちの公民館長がされたのだが、聴衆者のほとんどがまちの大きさ
 がちがうという理由から親身に受け止めていなかったような気がする。
 しかし、都市化していくとさまざまな歪が出てくるところは大小にかかわらず
 同じである。大事なことは地域の課題を他人事と捉えず、わが身として捉える
 ことが大事である。都市化や少子高齢化などによって生じる地域課題は、地域の
 中で支えあうまちづくりを一人でも多くの地域住民が真剣に取り組むことである。
 そのためにも地域を変える時期にきているし、変えるためには目的意識をしっかり
 持つことが大事である。地域活動を支えるためには、現状を見直すこのような会が
 有効であり、この会を発展させることこそが、この生石地区の発展につながるもの
 と思う。

 次回は、生石地区の子育てについて公民館の分館活動を紹介するとともに、最終回となるこの会をどのようにしていくのかを協議する予定です。




 【6回スケジュール】  

    ・第6回会議  2月20日(水)       「子育てについてⅡ」

同胞を悼む

2013年01月24日 05時34分59秒 | つぶやき

 悲しいニュースが遠き離れたアルジェリアから飛び込んできた。
 最悪の結果にやりきれない思いになる。
 ご家族の深い悲しみを察すると言葉もない...

 日曜日の21時からのドラマ「とんび」というのがある。
 初回、最愛の妻を不慮の事故で亡くするというストーリーだった。
 雨が降ったため、妻が子どもを連れて夫の職場である倉庫に訪ねるというシーン。
 子どもが父親を見つけて走りよる時に積荷にひっかかり積荷がくずれる。
 子どもを助けようとして母親が積荷の下敷きになる。

 通夜の席、積荷を積んだ担当者が土下座をして謝る。
 父親はぐっとかみ締めたまま「お前が悪いんじゃない。すべて雨のせいだ」

 このシーンを見たとき、思わず声を出して泣いてしまった。
 
 私の父親も雨が降った翌日、新人を指導していた。
 そして、ぬかるんだ土を避けるために外材の上に上がっていたところ、その積んであった外材が崩れた。
 自分ひとりなら助かっただろうと見ていた人たちは言っていた。
 その新人を助けたほんの数秒が生死を分けた。
 
 父親を自宅に連れ帰る寝台車の中で母は、「誰も悪くない。雨が降ったからや」と言ったのを覚えている。
 母は誰かのせいにしたり、誰かを憎んでもしょうがないということを教えたかったのだろう。

 人は不条理なことに対して、やるせない思いを自然の摂理のせいにするしか仕方がないときがある。
 それが精一杯なのだ。

 だが40年近くたっても昨日のように覚えている。

 今回のご遺族の方々も、恐らく死ぬまで、その深い悲しみをもち続けながら生きるのであろう。
 今、本当につらく悲しいことでしょう。

 でも、がんばって生きることが何よりも故人のはなむけにつながることを理解して欲しい。
 そして、私たちは異国の地で無抵抗のまま死んでいった同胞がいることを決して忘れてはならない。
 

イノベーションの考え方

2013年01月23日 02時08分55秒 | つぶやき

 イノベーション(innovation)とは、物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。
 一般には新しい技術の発明と誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。
 つまり、それまでのモノ、仕組みなどに対して、全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出し、社会的に大きな変化を起こすことを指す。(ウィキペディアより)

 現状に甘んじる方が楽である。

 苦難をわかっていて、あえてイノベーションを起こす必要はあるまい。
 私がしなくても誰かがやるであろう。
 それでは、イノベーションは起こらない。

 失敗を恐れては何も起こらないということである。

 果敢に挑戦し続ける。
 イノベーションを起こすことで、人の役に立つんだと信じること。
 
 大切なことは、迅速に行動に移すこと。
 失敗したら、もう一度やり直す。
 その繰り返しで実現する。

 この迅速さと何度でも挑戦するという精神が大切なのである。


銀の匙(シルバースプーン)

2013年01月21日 00時24分21秒 | 読書

 最近、休日の前にレンタルビデオ店で漫画(アニメ)も借りることがある。
 最初はそのシステムがわからなかったので、自然にそのコーナーから足が遠のいていたが一度借りてみると、昔の「貸本屋」である。

 きっかけは愛媛新聞に掲載されていた「銀の匙(シルバースプーン)」の評論を読んだからである。
 読みはじめると、あっという間に5巻いっぺんに読んでしまった。

 構成が面白い。
 最新のマーケティング理論が盛り込まれている。
 六次産業化の発想も、現代農業の現状もである。

 ストーリーも面白い。
 いつの時代も夢を持たない若者はたくさんいる。
 そのことすらなんとも思わない若者がたくさんいる。

 無機質な生き方に対して、こうあるべきだ的な展開でもない。
 読み手がどう受け止めて、どう考えるか、その余地を残してくれているような気がする。
 最近のアニメも捨てたもんじゃない。

 ぜひ、一読を!!

アルジェリア人質事件

2013年01月20日 00時38分35秒 | つぶやき

 遠く離れた異国アルジェリアで日本人が人質になっている。
 アルジェリアは北アフリカ、地中海に面した国であるが人質にあった人たちは砂漠の真ん中に位置する天然ガスプラントにいたという。

 そして、なによりも情報が入ってこない。
 ご家族にとっては不安でたまらないであろう。

 ただ救われるのは国が素早く動いてくれたことだ。
 一私企業のために国のトップが動く。
 それも他国への訪問を取りやめてでもそのことを優先する。

 なによりも人の生命(いのち)は変えがたい。
 国民もそのことは好意的に支持するであろう。

 これを受けて、当事者の日揮のトップも現地に飛んだ。
 過去にこういった事件があったが、トップが自ら現場に行くのは珍しい。
 家族にとっては、その姿勢がうれしいはずである。
 危機管理とは、こういうことではないか。
 見本のようなアクションである。
 少しでも早く、人質になっている人たちが救出されることを願う。


 少し話は変わるが、このブログで大恐慌の後に就任したルーズベルト大統領の政策について書いたことがある。
 同大統領は、ニューディル政策で教科書にも出ている。
 そのダイナミックな政策は公共工事を行い、多くの雇用を創出し、景気回復をしたと書いてある。
 しかし、その真実は就任後の最初の一ヶ月目の5万人の新規雇用だけだったという人たちもいる。
 たしかに同じように公共工事につながる予算を打ち出しているが、恐らく現実的には新規雇用にはつながらないような気がする。
 なぜなら、工事が終われば雇用関係が解消されるからである。
 しかも、予算化し、実際に雇用が生まれるには自治体のシステムからすると半年から一年かかる。

 だが、やらないよりは絶対やったほうがいい。
 景気は心理状態に左右されるからである。
 特に、相場(円相場にしても株式相場にしても)は希望に対し上下する。
 暗い未来には絶対投資しない。

 そのことを現政権は認識しているような気がする。

 それは、金融政策に手をつけたことでもわかる。
 賛否両論はあるが、先のルーズベルト大統領の最も有効な政策は、金融システムを抜本的に見直し、二度と大恐慌が発生しない「信用」というキーワードを金融政策に盛り込んだところにある。(FRBはこのときに生まれ、今も十分通用するシステムを築き上げた)
 
 世の中の根本に通貨の流通がある。
 このことをわかっているようでわかっていない人たちがあまりにも多い。
 だが、そのことを放置しているとボディブローのように効いてくる。

 なにをやっても良いところも悪いところもある。
 悪いところだけを取り上げてネガティブな発言をする。
 時にはスキャンダルぽく表現する。
 そのことで何が生まれるのか。
 自分たちが背負っている社会的使命を思い起こして欲しい。
 何よりも国民の未来を明るいものにするということが第一義にあるということを。

 大事なのは挑戦するということ。
 だめだとわかれば、迅速に方向転換すればいいのだ。

 なにもせず、批判だけしていては何も始まらない。

 私たち国民も、マスコミももっと大所高所でものごとを見ていないとこの国に未来はないと思う。

第5回 生石地区 明日のまちづくりを考える会 案内

2013年01月19日 10時36分58秒 | 地域情報/その他

 ●テーマ   無縁社会について

        今、お年寄りの孤独死や一人では買物に行けない買物難民になるなど、
        社会問題になっており、「無縁社会」なる言葉が生まれました。
        では、生石地区ではどのような状況なのか、また地域全体として
        どのような取り組みが必要なのかについて話し合いたいと思います。

 ●日 時   平成25年1月23日(水) 19:00 ~ 20:30

 ●場 所   生石公民館

 ●主 催   生石地区・明日のまちづくりを考える会

 ☆連絡先   生石支所 TEL972-0323
             担当/竹村、玉矢


 ☆どなたでも参加できます。お誘いあわせの上、ご出席ください。

 【予 告】

  最終回となる6回目のテーマは、次のとおりです。


  ●第6回  2月20日(水)予定       子育てについてⅡ

        ※第2回で生石公民館本館の角田公民館長にお話をいただきました。
         第6回では、分館の子育てに対する取り組みなどを紹介させて
         いただきます。

お年寄りの居場所

2013年01月18日 19時16分19秒 | つぶやき

 今朝のNHKニュースで高齢者の居場所について取り上げられていた。
 場所は、首都圏であった。

 特別養護老人ホームは順番待ちで、介護サービスが付いた高齢者マンションは20万円以上するため入居できない。
 また、病歴によっては近隣に迷惑がかかるので民間施設にも入居できないという。

 地方でもその事情は変わらない。
 私の周りにも本人の年金だけでは負担できないために家族が負担し、貧窮を極めている人たちがたくさんいる。
 では、いっしょに住めばいいという意見もあるが、現実に今の住環境では難しい事情もある。

 介護が、本人だけでなく家族の肉体も精神も、そして経済も深く打撃を与える現実がある。

 このことを私たち行政の人間は直視する必要がある。
 決して他人事ではない。
 税をとることだけに必死になる。

 しかし、税を納めがいのあるまちづくりをしようとしない。

 いつか、誰にも降りかかる現実を楽にするかわりに、皆さんで負担しあいましょうとわかりやすく説明してもらえれば負担する側も納得できるのではないか。

 年金も介護も未来の自分や家族のために我慢しながら納めているということを私たちは肝に銘じなければならない。
 どうすれば素敵なまちになるのか、たった一人ではできないかもしれないが、たった一人から始まることをわかって欲しい。

木下恵介 監督

2013年01月17日 22時34分13秒 | 映画

 今夜のNHKのクローズアップ現代は、「木下恵介監督」の特集だった。

 取り上げた理由は、木下監督の映画作品がいま世界中でリバイバル上映され、再評価の機運が高まっているというのである。
 木下作品には、貧困・戦争など時代に翻弄される「人間の弱さ」が描かれ、そこに深く「共感」する監督の眼差しがあるというのだ。
 では、その共感を観る側がどのように感じ取っているのか。

 恐らく高度経済成長を経て、いまなお、不況から脱出できない日本。
 そこでは、まさに時代に翻弄される人々が多くいるはず。
 しかし、そうした人々が描かれることは、決して多くない現状で、木下監督の作品に、ある種の救いを見出しているのではないかというのだ。

 若い人たちには、木下監督はなじみがないであろう。
 そして映画監督として、あの世界のクロサワと並び称された時期があることを。
 だが、私とて代表作の一つ、「二十四の瞳」は生まれる前の作品だ。

 私がその名前を知ったのは、テレビドラマの木下恵介ドラマシリーズだったと思う。
 私がはっきりと覚えているのは、竹脇無我、栗原小巻、それにあおい輝彦(アイドルがテレビドラマに出た画期的な出来事でもある)が絡むといった内容だったと思う。
 タイトルは覚えていないが、互いが好意を抱きながら合えるに合えない、母に言わせると「君の名は」的なストーリー展開だったような気がする。

 そして、近くはお隣・韓国の「冬のソナタ」もストーリー展開が似ている。
 しかも身近な主人公にスポットライトをあてていたような気がする。

 世の中が殺伐としてきた今だからこそ、不条理なことに翻弄されながらも必死で生きていく人がいる。
 そういった人たちが報われる世の中を私たちは創らないといけないと改めて思った。

 


 

ものづくりニッポン

2013年01月16日 22時01分33秒 | つぶやき

 今日は航空機787の話でもちきりだった。

 ものづくりニッポンの威信がかかっていたといわれる同機がまさかの緊急着陸。
 日本の部品が35%も使用されているという。
 だがその部品すべてが本当にニッポン製なのだろうか。

 なじみのバイク屋さんは嘆く。
 車体もそうだが、さまざまなパーツに至るまで他国で作られているという。
 ただ、中にはそのことをオブラートで包んでいるメーカーもいるのではないか。

 経済性と市場原理から利益を求めるあまり、いつのまにか品質が度外視されているような気がする。
 しかも命の保障にかかわることまで軽視される風潮がないか、もう一度見つめなおして欲しい。
 バイクなどはねじ一本で大事故になる可能性がある。

 今回の件でも、どの企業も社運をかけて臨んでいるはず。
 万に一つも間違いはないと思うが、しっかりと原因とその改善方策を利用者にわかりやすく説明していただきたい。

 また、これを契機にものづくりニッポンのものすごさを見直して欲しい。

 他国の労働力と国内の労働力の違いは、農業などの第一次産業にそのルーツがあることを再認識いただきたい。
 というのも第二次産業は、その生産工程が屋内の場合が多い。
 しかし、第一次産業は屋外であるから、自然や天候などさまざまな要因を加味しなければならない。

 また、同じ農業でも米国とわが国では生産性を高める手法が異なる。
 米国のそれは、集約していくことで大規模農業化し、生産量を高めていくやり方である。
 わが国の農業は、決められた農地で収穫量を増やす手法である。
 どちらの方がチエが必要かは明らかである。

 そして、戦後、そのDNAをもった人たちが第二次産業に移行した歴史がある。
 だからこそ、短期間でわが国の経済成長は成しえたのである。

 ものづくりをされている皆さん、わが民族の労働力の質の高さをもう一度再認識していただきたい。

素敵なまちづくり

2013年01月15日 23時46分02秒 | つぶやき

 久しぶりの投稿。
 別にサボったわけではないが、本当に忙しかった。
 地域のまちづくりも確実に歩み始めた。
 そんな中で、自分の立ち居地を見直した。

 「あんたが居らんといかんのよ」といわれて喜んだ時期もある。

 ただ、それは転げた子どもを安易に助け上げる無責任な大人の行動であるということを感じるようになった。
 まちづくりは、そのまちで生まれて育った人や、今この地に住んでいる人たちがしなければならないことだと。

 ただ、歩むどころか、立つこともできない子どもを無責任に「歩いて」とは言わない。

 じっと見守る。
 少しだけ手助けする。
 歩行訓練を促すための器具を準備する。

 大切なことは、その地域の人たちがどのレベルなのかをよく観察し、今必要なことを的確にアシストする。
 そのことの大切さを痛感する。

 そのために、地域の人たちと本音で語り合える、そんな人間関係を築き上げるよう心がけている。
 お邪魔して、互いの熱き思いを語り合う。
 時にぶつかり合うこともあるが、そのことこそが心地よい。

 なんとか素敵なまちができそうな気配がする。

謹賀新年

2013年01月01日 23時42分50秒 | 考え方

 また、新しい年が明けた。
 昨年は、正月明けから悲しいことが起こり、一年間、本当に忙しかった。

 本当にさまざまなことがあった。

 今年こそはと思う。

 元旦はこのスイッチを切り替えられるところがいい。

 チャンスは、待っていてもやってきたりはしない。
 常に自らが掴み取るもの。
 しかも、チャンスは何度もあるものではない。

 常日頃から自らを磨き、鍛錬していないと掴み取れるものではない。

 今年こそ、がんばりたい。