走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

「自己責任時代」の"平常心"の保ち方

2012年10月29日 20時18分35秒 | 考え方

 雑誌(THE21/11月号)を読んでいると、東京都副知事であり作家でもある猪瀬直樹さんの記事が出ていた。

 タイトルは、表題の「自己責任時代」の"平常心"の保ち方
 インタビューに応える内容であったが、共鳴したのでご紹介しよう。

 どんな状況でも感情に振り回されず、平常心でいられる人は、そうでない人とどこが違うのかという質問に対して、猪瀬氏はこう応えている。

 いちばん大きな違いは、頭の切り替えの早さでしょうね。
 例えば、上司から叱られるとすぐに落ち込んだり、不機嫌な顔をする人がいますが、叱られたら「あ、そうか」と気づくことが大事。
 叱られるには叱られるだけの理由があり、部下のことを考えている上司なら「お前のこういうところがよくない。こうしてみたらどうだ?」といった助言があるはずです。
 なぜ叱られたのかを考えて、自分の間違った考え方や行動を改善する方向に目を向けられる人が、平常心を保てる人ですね。

 そこで落ち込んだり、反発したりするのは、小さい自分にこだわっている証拠。
 小さな自分のプライドが邪魔して、上司からの注意や助言に対して素直に「あ、そうか」と思えない。
 僕からすれば、「あなたにはそこまでこだわる自分があるの?」といいたいですね

 そして、心を強く保つ3つの方法が書いてありましたので紹介します。

 1.集中力を研ぎ澄ます

  何事にもまず集中することで、不安や迷いといった雑念をふり払い、
  自分のやるべきことに向き合いやすくなる。
  これまでに経験したことのない事態に直面すると、既存のルールでは
  対応できないことも出てくるが、何を基準に行動すべきか集中して
  基準を定める。

 2.自分の能力を知り、目標管理をする

  論理的に、目標を達成するまでにやるべきことと、かかる期間を
  計算し、それを実践する。
  これは緊急時においても同じで、考えるスパンが短くなるだけ。
  つまり、日頃から冷静に目標管理ができているか否かで、緊急時
  の対応にも差が出る。

 3.歴史を知り、よりどころとする

  歴史の中のどのような時代に生きていたのかを知ることは、自分
  のよりどころとなる。
  それを知らないのは、立ち位置を見極められないということ。

 どうですか、平常心は一朝一夕にはならず。日頃の鍛錬から培われるものだということがよくわかります。

郷土愛

2012年10月26日 23時24分26秒 | すばらしい出会い

 友人の紹介で、県内の町おこしグループの人たちと知り合った。
 私の友人が、「町おこしにうってつけのおもろい役人がおる」と話の流れで出たようで、わざわざ松山まで出向いてきてくれた。

 内容は、地域の人たちだけで物事を発想すると新鮮味にかけるというものであった。

 あまりの熱心さに、圧倒され、感動し、何も知らないのにもかかわらず好き放題話をさせていただいた。
 気がつくと5時間も話していた。
 それでも尽きなかったのだが、お店が閉店になったので終わらざるを得なかったのである。
 私の話を熱心に聞く謙虚な姿勢を見ていると、この人たちは本当に地域を愛しているんだろうなと感じた。

 その思いに、つい絆(ほだ)される。

 「よかったら、ボランティアでアドバイザーしましょうか?
  でも、好き勝手なこと言っちゃいますよ。それでもイイですか?」

 そういうと彼らは心から喜んでくれた。

 内心、自分のようなものでも役に立てるならと思ってしまう。
 
 最近、自分が今まで積み上げてきたノウハウが実践に向くのかどうか考えることが多くなった。
 ただ、松山というフィールドだけで通用するものなのか、他の地域というフィールドでも通用するのか、考えるのである。

 今回のようなお話は自分にとって絶好のチャンスである。
 自分の理論が応用できるのかどうか。
 しかも他地域というフィールドで検証できる。

 また、主役の人たちは「背水の陣」にも似た危機感を持ち、臨んでいる。
 この人たちの役に立ちたいと素直に思ってしまう。
 彼らなりに最善を尽くしてきた。
 でも、何か越えられないハードルを感じている。

 それに少しだけエッセンスを加えてあげれば、スムーズに動き出すような気がする。
 なんだかワクワクしてきた。

 

働くことを損だと感じない仕組みづくり

2012年10月25日 22時07分47秒 | 考え方

 生活保護受給者の所得が、最低賃金で働く人よりも多いというケースが見られる。
 これが長く続くと何のために働くのかという疑問を感じる人が増える可能性がある。
 そうなると、働かなくなる人が増えるのではないかという危惧が生じる。

 国もこのような事態を受け、保護水準の引き下げを考えているが、それで解決するのだろうか。
 経済的にはさらなる消費が落ち込むことにはならないのだろうか。

 それよりも逆に最低賃金を引き上げるということを考えてはどうだろうか。
 国際競争が激化する中で、なんと非常識な考えだと企業人からは怒られるかもしれない。
 
 そもそも最低賃金と生活保護は、生活保障の代替的な手段として比較してもいいものなのだろうか。
 少し小難しい話になるが、「賃金」は家計所得の一部に過ぎず、世帯主に扶養され、社会保険料も払っていない主婦や学生が一時的に働く際に得るものをいったのではなかったか。
 そういう意味では、最低賃金と生活保護を比較するには無理があると思う。

 仮に最低賃金で働く世帯主がいたとして、その所得が生活保護を下回る場合があるとしたら、その不足分を補完する社会システムが必要なのではないか。
 私は、常々、高度成長期が終焉を迎え、終身雇用、年功序列といった人事システムが崩壊した時点で、世帯主の所得で物事を推し量るには限界があると思っている。
 わかりやすく言うと、家庭内所得で物事を考えていくべきではないかと思うのである。
 どうすれば家庭内所得が増えるかを考えていけば、人口減少化社会で生産人口が落ち込んでいる打開策にもつながるのではないか。

 また、生活保護費を引き下げて、その対象者が勤労意欲を増すかというと、それは疑問のような気がする。
 大切なことは、その人たちに「働くことが損にならない」仕組みづくりを考えることだと思う。

 ひとたび生活保護を受けると、努力して働いても、稼いだ賃金の額に比例して保護費が減らされる。
 これでは働く意欲が失われ、保護された状況から脱出できない「貧困のわな」に陥ってしまう。

 そこで、昔の親たちは生活が苦しくとも子どもたちの教育費をなんとか捻出しようと努力したきた。
 そこには、子どもたちに託す明るい未来を感じていたからではないか。
 また、所得と学力との間には相関関係があるといわれる。
 所得が高いほど学力が高いというのだ。
 そして、生活保護世帯は次の生活保護世帯を生む確率が高いといわれている。
 そこには十分な教育を受けれていないという現実があるのではないか。

 少し回りくどい話になったが、努力して働いた分を教育費に回した場合は減額されないというユニークなプログラムがあってもいいのではないか。
 このことが、総合的に考えて生活保護費を押し下げずにすみ、働く意義を見出すことにつながないかということである。

 この国が明るい未来を踏み出すためには、国民の学力をより一層高めるためのプログラムが必要と思う。
 ぜんぜんちがう切り口のような感じがするが、教育に力を入れると民生費は結果的に減額されるのではないかという持論である。
 

素敵なプレゼント

2012年10月24日 19時42分36秒 | 職場の出来事

 今日は職場に小さなお客様がいっぱいやってきた。

 それも、次の写真のような花をいっぱいもってである。

    

 聞くと人権の関係でもらった花を植え替えて配っているとのこと。
 玄関前などに並べてもらった。

  

 さびしかった玄関前がいっきに明るくなった。
 特に、生石小学校の児童からのプレゼントなのでよけいに嬉しい。

 明日からの水やりの仕事が私の仕事に加わった。

 生石小学校のみなさん、ありがとうございました。

コミュニティ掲示板

2012年10月23日 20時02分32秒 | 職場の出来事

 少しづつ職場の雰囲気を変えようと思いレイアウト変えをしている。

 支所の本来のありようについて、原点に立ち返り、変えようとしている。
 現状では窓口業務だけでアップアップの状態が現実ではあるが、それでも変わらなければならないと思っている。

 いつものやり方だが、カタチから入る。

 小さなロビーの掲示板には、従来からポスターを所狭しと貼っていた。

 ここから変えてみることにした。

 どう変えるか...

 窓口業務でケースによってはお客様を待たせる場合もある。
 気を紛らわしてもらうためには、雑誌を置くという手もあるが、悲しいかな置くスペースすらない。

 ならば、掲示板をコミュニティ掲示板とすることにした。
 様々な機関や団体から回覧用の印刷物を頼まれるので、これを活用した。

 ・公民館関係
 ・社会福祉関係
 ・防犯関係
 ・自主防災関係
 ・小中学校だより関係

 中には、読みづらい印刷物もあるのでポイントだけ抜き出して打ち直したりもした。
 地区の直近の行事・イベントもひとつにまとめ表示した。
 さらに、先日、撮った生石小学校の稲刈りの写真も「秋の風物詩」として掲載した。

 前とくらべるとかなりすっきりした。(自画自賛)

 支所が地域の拠点に成るよう、頼られる支所に成るよう、少しづつだが変化しようと思う。

 あそこに行けば、何でもわかる。何でも知っている。

 そんな支所に成りたいと思う。

第2回 生石地区 明日のまちづくりを考える会

2012年10月22日 18時50分51秒 | 地域情報/その他

 「第2回 生石地区 明日のまちづくりを考える会」が下記要領で開催されますのでお知らせします。
 講師として、角田公民館長にお願いしております。
 特に、地域の子育て関係者の皆様には、ぜひご参加をお願いいたします。


 【第一回会議】

  ・日 時:10月30日(火)17:00~20:30

  ・場 所:生石公民館

  ・テーマ:地域の子育てについて

  ・参加資格:自由。どなたでも参加できます。

  ・連絡先:生石支所(TEL972-0323)


 【3回目以降のスケジュール】

  ・第3回会議 11月20日  予定 「大災害が発生するとⅠ」

  ・第4回会議 12月上旬  予定 「大災害が発生するとⅡ」

  ・第5回会議  1月中旬  予定 「無縁社会について」  
 

辰巳町 いも炊き大会

2012年10月21日 22時52分59秒 | 地域情報/その他

 今日は、秋の風物詩になっている町内のいも炊き大会が開催されました。

 事前にお手伝いを頼まれていましたので、午後から猫の手のよりはましかもしれないと手伝いに行きました。
 
 意外にも鍋奉行をおおせつかりました。
 「これっていも炊き大会の幹部候補生?」と思いながらも、出来上がったいも炊きを皆さんが「おいしい」と言って食べている姿を見ていると、まんざらでもない自分がいました。

 辰巳町では、このいも炊き大会を庁内の親睦(コミュニケーションの円滑化)と災害時の炊き出し訓練の両面から実施しています。

 

 鍋奉行として教わったことを公開しましょう。

 
 用意する具材は、鶏肉、里芋、牛蒡、人参、椎茸、蓮根、蒟蒻、揚げ豆腐、竹輪です。
 調味料は、醤油、砂糖、酒、椎茸の出汁です。

 
 うちの町内会では、三つの大鍋を準備します。ひとつだけ大きいのがありますので、最初の水加減を気をつけないといけません。
 まず、湯を沸かします。水の分量は適当で、具材が溢れない程度ですが半分程度でした。

 
 湯が沸騰するのを待って、鶏肉を入れます。そして、再び沸騰するまで待ちます。

 
 椎茸を戻した出汁を二杯ちょっと足します。

 
 そして、牛蒡をいれ再び煮立つのを待ちます。ころあいは牛蒡の周りが透明になるとオッケーです。

 
 その後、順次、里芋以外の具材を入れていきます。

 
 具材が煮立ってきた段階で、里芋を入れます。

 
 里芋が煮立ったところで味付けをします。まず、醤油を豪快に一本全部入れてしまいます。
 
 
 次に砂糖を一袋入れます。

 
 次に、お酒を半カップ隠し味に足します。

 
 後は、味がしみこむまで煮るだけです。

 どうです?おいしそうでしょう。
 でも、鍋が大きいので上と下が混ざりにくいため、ときどきひっくり返すように混ぜるのが美味しくなる秘訣です。
 今日も完売!(無料ですが...) ありがとうございました。

住宅街のうどん屋さん わきた

2012年10月20日 11時34分37秒 | グルメ

 近所にもいったことのないお店がたくさんある。
 通勤の行き帰りに気になる暖簾や看板があり一度は入ってみようと思うのですが、なかなかきっかけがつかめず行けてないお店があります。

 そのようなひとつ、伊予鉄・山西駅横の南北の道を北へ100mほど行くと高架があり、その下をそのままくぐって、すぐ左に下のような店構えのうどん屋さんがあります。

      

 お店の名前は、「わきた」

 なんとなく、売りが「鍋焼きうどん」ぽかったので注文すると、次のような鍋焼きうどんが出てきた。

      

 麺はさぬきうどんでこしがある。
 肉あり、海老天ありで豪華。
 あなどれない味である。
 少しだけ足りそうもないので、お結びを追加注文すると、味付け海苔ではなく焼き海苔のお結びが付いてきた。

      

 具は、梅干と昆布。
 なぜか懐かしく、うまい。

 普段見落としそうなうどん屋さん。
 丼ものも自信がありそうなので次回は丼も頼んでみよう。

 皆さんも、よかったらどうぞ!

実りの秋

2012年10月19日 19時44分26秒 | 地域情報/その他

 今日は、生石小学校の稲刈りを見てきました。
 自分たちが植えた苗が実をつけてたわわに実っている様子を見て、子どもたちも嬉しそうでした。

 地域の人たちの力を借りながら、ここまで育った稲を刈り、重そうに運ぶ子どもたちの姿を見ながら、自然と顔がほころぶ自分がいました。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 

  

  

  

 

生石地区体育祭

2012年10月14日 20時11分10秒 | 地域情報/体育祭

 今日は、朝から大忙しでした。
 まず、8時からうちのマンションの周辺の草刈。

 引き続いて、10時半から西中学校で行われていた生石地区体育祭に出席してきました。

 その後、いったん帰宅して着替えて宮前小学校で行われていた宮前地区体育祭に出向き、うちの町内会のテントなどの撤収作業を手伝ってきました。

 すこし、疲れたかな...

 写真は生石地区体育祭のもようです。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

   

  

  

  

  

   

  

  

  

  

  

祭りから学ぶコミュニティの活性化

2012年10月13日 19時32分26秒 | 考え方

 三津浜・厳島神社のけんか神輿は、漁師の三津地区と百姓の古三津地区が競い合ったところから生まれたといわれています。
 そうやって観ると、なるほどと思われるところがあります。

 例えば、神輿をぶつけ合うためには、一度引いて体制を整えなければなりません。
 そのためには、まず、乗り手とかき手が一体となる必要があります。

 また、相手と戦うためには、相手を挑発し、己の力を鼓舞する演出も必要です。
 乱暴かもしれませんが、ここにまちづくりのコツがあるような気がするのです。

 例えば、古三津地区の場合、体制を整える間、かき手の勝負への執着心が低下すると困りますので、継続するために唄を唄いはじめます。
 今回聴いたのが、「農兵節」でした。

 富士の白雪ゃノーエ
 白雪ゃ朝日でとける
 とけて流れてノーエ
 とけてサイサイ

 流れて三島にそそぐ
 三島女郎衆はノーエ
 女郎衆は御化粧がながい
 御化粧ながけりゃノーエ
 御化粧サイサイ

 ながけりゃ御客がおこる
 御客おこればノーエ
 御客おこれば石の地蔵さん
 石の地蔵さんはノーエ
 石のサイサイ

 地蔵さんは頭が丸い
 頭丸けりゃノーエ
 頭サイサイ

 丸けりゃからすが止る
 烏とまればノーエ
 からすサイサイ

 とまれば娘島田
 娘島田はノーエ
 娘サイサイ
 島田は情けでとける

 なぜ、この唄だったのかはわかりませんが、きっと百姓にとっては他の地域の唄でも、その心情がピッタリと当てはまっていたのかもしれません。
祭りは、豊作や豊漁を祈願して祝うといわれていますが、日々の労働の苦しさを祭りで発散し、明日から新たに立ち向かうといった心意気があったようにも思えてなりません。

 そして、この農兵節を乗り手が唄い始めると、誰ともなく自然にかき手が続きます。
 その歌声はだんだん高くなり、一心同体になっていくのです。

 これをまちづくりに当てはめていくと、単純明快な目標に対してリーダーと地域住民が合意し形成していきます。
 そして、自分たちの地域を愛するための仕掛けが必要になります。
 その方法のひとつとして、その郷土愛を高めていくための愛唱歌をつくり、さまざまな機会に歌い継ぎながら、目標に向かって鼓舞するとともにそのベクトルから外れないよう、常に軌道修正を行います。

 そして、何よりも大切なのは、かき手と乗り手の新陳代謝がおこる仕組みづくりを行い、実践することが大切です。

 そういえば子どもの頃、獅子舞のお囃子の太鼓を子どもたちが何人かで見ていると、
 「叩きたいか?」と聞いてくれ、
 子どもたちに平等に叩かせてもらえた思い出があります。
 そして、その中から筋のいい子に
 「坊、お前、筋がええのう」といって後継者を決めるのです。
 子どもたちも、誰が一番上手いかは聴いていてわかるので、その子が選ばれても何の疑念も抱きません。
 その子には、特訓が待っているのですが、好きだから続く。
 
 大衆伝統芸能の継承は、同じようなストーリーで決まっていたような気がします。

 私たちの周りには先人が残してくれた知恵がいっぱい詰まっています...

連携と説明

2012年10月11日 22時10分20秒 | 職場の出来事

 今日の午後、本庁で「支所長特別連絡協議会」がありました。
同会は各地区が輪番制でそれぞれの地域特性や伝統・芸能・歴史文化・郷土の偉人、地域課題やまちづくりの進捗状況について発表するものです。

 今回の4地区の発表で全地区を一巡したことになりました。

 発表後、野志市長からは「連携と説明」の重要性が語られました。
 落語を例にとり、
  「ひとり口なら養えでも、ふたり口なら養える」という話から、連携の必要性を説かれました。

 そして、説明不足は、誤解を招き、反発を招く怖さがあると。

 確かに地域活動をしていて、痛切に感じるのは各種団体ごとで解決できる問題と、解決できない問題があることを
 そして、解決できない問題が増えていることを

 そのためにも連携は必要なのですが、ここに人間関係の微妙なキビが絡み、一朝一夕では難しいことがいっぱい出てきます。
 これらの解決には、地道に足を運び、人間関係を築き上げながらしかないのかなと、鈍亀の自分としては思うのです。

 そして、個人的に不安に思っていることは全国にも誇れる広報委員制度が廃止の方向に向かっているということです。
 市長が言われるように、説明はしすぎるということは決してないと思うのですが、この広報委員制度がなくなると、地区の発信機能がなくなり、結果的には説明機能がなくなってしまう可能性が高いということです。

 さらに、地区の広報委員さんが兼務で、地区の防犯や見守り、交通安全、自主防災の各役職を努めている場合が多く、廃止されるとそのなり手がいなくなる可能性があります。
 つまり、地域のさまざまな救済機能が機能不全を起こしてしまう可能性があるということです。

 私たちは、よくセクト主義や縦割り行政といった批判を受けます。
 これは、視点が常に市民にベクトルを向けた判断結果から生まれる批判なのでしょう。
 
 いつも市民から行政向けたベクトルで発想するというのが大切だなと、青空一面に広がるうろこ雲を見ながら、改めて思ってしまいました。

知ってるけ?

2012年10月10日 00時48分35秒 | びっくり

 友達の店に行ったら、「津山さゆり、知っとる?」といわれた。

 「誰、それ?」

 「やっぱり、知らんか...」と言うなり、傍らにあったCDをかけた。
 女性の演歌歌手の歌が流れる。

 「聴いたことないなあ」とつぶやくと、松山出身の演歌歌手なのだそうだ。
 彼曰く、「愛媛マラソンに合わせた曲なんやけど、『ランナー』という曲がブレイクしたんよ」ということなのだそうだ。

 そして、最新曲「無花果(いちじく)の歌」のPRチラシを見せられる。
 「どう、きれいやろ?」

 確かに、でも知らんかった...

 「ジャズぎり聴きよるけんよ」と痛烈な皮肉が飛んでくる。

 「きれいな人やねぇ」というと、「本人はもっときれいやけん」と追い討ちをかけられる。

 何もできないので、このブログで宣伝だけしておきます。

 

 

 

 がんばってくださいね、津山さゆりさん!!

 津山さゆり公式ホームページ  http://sayuritsuyama.p2bindsite.jp/


挫折を糧に

2012年10月09日 19時16分39秒 | うれしい

 昨日(正確には日曜日)から山中さんのノーベル医学賞受賞のニュースでいっぱいである。
 でも、こんな嬉しいニュースなら大いに結構である。

 山中さんは、決して順風満帆の人生を送られたわけではないという。
 それは、ほとんど失敗の連続であったとも

 最初は医師としてがんばっておられたのだが、不器用だったためその道を諦め、基礎理論の道を歩まれたという。
 昔、湯川秀樹さんの「旅人」という本を読んだことがあるが、湯川さんも手先が不器用だったために基礎理論の道を選択したと書いてあったが、相通ずるものを感じた。
 性格も穏やかで何事にも真摯に向かわれるところが、よく似てるなと勝手に思ってしまった。

 かなり追い込まれたことがあるのだろう。
 話の中で好きな言葉に、「万事塞翁が馬」だといわれていた。
 挫折があるから成功がある。
 大切なことは、その挫折を糧にできるかどうかである。
 本当に山中さんらしい。

 きっと浮かれることもなく、挫折に諦めるでもなく、淡々と研究してきた証が今回のノーベル賞につながったようにも思う。

 そんな彼も、今でも研究費には苦労しておられるようで、その話をすると昨日一日だけで350万円の寄附が集まったという。
 わが国が生んだ宝を余計なエネルギーを使わせたくないという思いの人たちが多くいたのか。
 何度も国(文科省)に感謝の言葉を言われていたが、こういう研究なら国民は税金を使うことに反対をしないであろう。

 山中さんが言われるように、この研究は、今、入り口に立ったくらいで中にも入っていないのかもしれない。
 でも、この研究は日本人が人類を救う研究だと思うので、ぜひ、国家を挙げて応援して欲しい!

 私たち日本人にとって、山中さんは誇りなのである。
 

松山祭

2012年10月07日 20時57分54秒 | 地域情報/その他

 義兄が東京から久しぶりに地方祭に帰省した。
 祭が見たいというので、まず「暁の宮出し」といわれる三津・厳島神社の宮出しを観にいきました。
 三津・厳島神社の宮出しは、松山で一番早い宮出しです。

  

  

  

  

 

 場所を変えて伊予鉄道・道後駅前であるけんか神輿を観にいきました。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

 

 夕方は、理事長としてマンションへの神輿の受け入れや町内としての炊き出しのお世話など、一日中忙しく過ごしました。ちなみにうちが出す「肉うどん」はかき手に大好評です。