走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

夢を形にするためには...

2012年09月09日 22時41分22秒 | アイデア

 今夜の「夢の扉+」を観ていて思ったことがある。

 番組の内容は、

 泣く子も黙る!『未来型ベビーベッド』 科学された“究極の揺れ”
 ママパパの育児ストレスを少しでも軽くしたい!~育児労働に革命を~

 ドリームメーカーは、九州大学 大学院芸術工学研究院 藤 智亮 さん。

 『育児に孤軍奮闘するママたちを救いたい!』
 泣いている赤ちゃんをベッドに寝かせると・・・ピタッと泣き止む!
 数分後には、スヤスヤと夢の中・・。
 ママたちを肉体的・精神的な育児ストレスから解放し、家事をする時間を生み、夜泣きの苦労から救ってくれる、そんな夢のような『未来型ベビーベッド』を研究・開発するのは、九州大学の藤智亮、43歳。
 秘密は、“科学された究極の「揺れ」”にあった。
 「どんな揺れが最も心地よいのか―」、大勢の赤ちゃんを相手に根気強く実験と研究を積み重ね、藤は7年の歳月を経て、ついに“1.8秒の揺れの神秘”を発見。
 8割以上の赤ちゃんが泣き止むその秘密とは―?
 開発のきっかけは、藤自身の育児体験。
 娘の激しい夜泣きに、精神的に追い込まれた。
 「代わりに赤ちゃんを揺すってくれる機械があれば随分ラクだろうに・・・」。
 育児労働に疲れ、ノイローゼや虐待につながることもあるほど、育児環境は厳しい。
 自らが切実に感じた育児現場からの“ヘルプサイン”に応え、『子育て世代を、過酷な育児労働から救いたい!』、『少子化対策の一助に!』と、藤は、機械工学で挑んでいく。
 現在、さらなる効果アップを狙って、藤が着目するのが”究極の「音」”。
 大人にとっては騒音でしかない意外なあの音で、赤ちゃんが一瞬でピタッと泣き止む!?
 かつて、洗濯機、掃除機、冷蔵庫が、女性たちを家事労働から解放したように、このベビーベッドが“当たり前にある家電”となり、世界中のママたちを助ける・・・そんな夢を追う藤のチャレンジに迫る。

 といったものであった。(TBSホームページ「夢の扉+」より)

 ただ、このベッドを実用化するにはかなり高額になってしまい、売れないのである。
 しかもベビーベットはそれほど長期に使用するものではない。
 だからこそ、利用者もいいものとわかっていても購入をためらうのだと思う。

 しかし一方で、核家族化したために家の中に育児相談する人がいなくなり、育児ノイローゼになり、虐待につながるという負の連鎖が社会問題となっている。

 そこで、こういった公益性の高い商品を一度、行政が買い取って、低価格でリースするという地域社会システムを組み立ててはどうだろうか。
 そうすれば、運送業者、倉庫業者、修理業者など、新たな仕事が生まれ、雇用が生まれ、育児ノイローゼのお母さんをたくさん減らすことができる。

 これからは、このような行政支援のやり方があってもいいような気がする。
 そして、それをしっかりとしたものにするためには、それらの機器を審査する機構が必要であろうし、新たな認定マークも必要かもしれない。
 

スタバが図書館に...

2012年08月16日 19時42分30秒 | アイデア

 15日の毎日新聞の記事を読んでいて、「ヤラレタ!」と思った。
 図書館は市民の文化度を高めるためには必要不可欠なもの。
 でも、結構、経費がかかりすぎるんですよね。
 さすがアイデア市長の武雄市長!
 こういう維持管理費のアイデアがあった...
 しかも、呼んでくるのは一流のカフェ。そこが憎い。
 内容は、次のとおり。

 CD、DVDレンタル店「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、本社・東京都)は14日、来年4月に指定管理者になる佐賀県武雄市図書館に、コーヒーチェーン店「スターバックスコーヒー」を出店すると発表した。
 オープンは来年4月で、館内の座席でコーヒーなどを飲みながら読書できるようにする。
 公立図書館へのスターバックス出店は全国で初めてという。
 CCCは現在、全国20店舗以上にスターバックスを出店。
 いずれもスターバックスコーヒージャパンとのライセンス契約で自ら運営しており、武雄市図書館についても同様の契約を結ぶ。
 従業員数や敷地面積などは未定。
 市によると、直営の図書館運営費は年間1億4500万円だが、CCCとの契約は5年で年間管理料は1億1000万円。【毎日新聞/渡部正隆】

      


 珈琲をこぼしたらどうするのかという意見があると思いますが、自己責任。弁償してもらえばいいのです。
 なぜこんな簡単なことに気付かなかったのでしょうね。

 公共施設はなんとなく堅苦しくっていやだという市民もいますよね。
 でも公共施設は、利活用の仕方いかんではコミュニティを創造しやすい空間になります。
 そして、使ってもらってこそ有意義な施設なのです。
 でも、その利用促進にどことも難儀しています。
 なぜなら、つくる時の視点が市民目線より製作者目線になりがちだからです。
 つねづねつくる時からと思っていましたが、確かにチエは絞りようですね。
 本当に敬服いたしました。

 最近の中でも、私にとって、これが本当のHOTなニュースでした。

持続可能なサイクル観光事業

2011年10月19日 06時21分31秒 | アイデア

 自転車で町おこし...

 そんな相談が舞い込んできた。
 秘策がないわけではない。

 最近、観光分野を考える時に松山市というエリアだけでは限界があるのではないかと思うようになった。
 
 例えば、自分たちがヨーロッパに旅行へ行くことを計画するとしたら、恐らく一国のある都市だけを観光しようという考え(ビジネス目的の場合は除く)には至らない。
どうせ行くなら、せっかくだから2~3ヶ国は訪れたいと思うであろう。

 では、国内旅行に目を転じると北海道に目的地を決めたとする。
時間にも余裕がある場合は、北海道全土とまでは難しいが、せめて東半分は回りたいと思うであろう。

 何が言いたいかというと、ターゲット(この場合は国内観光客か海外観光客かのわけ方)を絞り込んでいくと、その行動範囲が見えてくる。
例えば海外旅行客をターゲットに置くと、彼らだって日本のある地方都市だけを観たいかというと、そうではないような気がする。

 また、外国人の観光スタイルは日本人とは異なるような気がする。
日本人のように名所旧跡だけを見て回る旅行よりは、思い出づくりをしていくような旅行ではないか。
それゆえに、旅行に出かける前にしっかりとしたテーマ性をもって観光に来る場合が多いのではないか。

 そう考えた時に、今までにない観光スタイルを考えるというのはどうか。
そのツールとして自転車があるような気がする。

 具体的にどうするかは企業秘密(?)なので明かせないが、近々、カタチにしようと思っている。
 自分ながらグッドアイデアだと思っている。

 

夢の扉 + /最強の壁

2011年06月29日 00時39分20秒 | アイデア
 日曜日のTBS「夢の扉+」は、ある造園家のお話でした。

 主人公は、「吉工園」という造園業の吉村隆顕さん、68歳。

 彼が考案したのは、コンクリートで固める一般的な護岸工事に対し、『ブランチブロック』という枝のような形状のブロックを、蜂の巣状に組み、石積みと一体化させたユニークな工法。
強度がある上、使用するコンクリートの量が少なく、工期も短縮できる。

 植物の根が土砂崩れを防ぐという事をヒントに、枝のような形のブロックと自然の石で強固な壁を作る事を思いついたそうだ。
しかし試作品を作っては失敗を重ね、資金がなくなり、会社の社員に給料が払えなくなる事態もあったそうだ。
「そんな社長になぜついてきましたか?」とインタビューをされた社員の人たちは、「信じていたからかなあ・・・」と応える。
普通なら、「とんでもない社長ですよ」と言われても仕方あるまい。
本来の造園業だけでも何とか食べれていたような気がするからだ。
だが、社員たちは社長を信じついてきた。
リーダーの資質は、逆境のときこそ発揮されるものなのかもしれない。
 
 そして12年に及ぶ試行錯誤の末、ようやく現在の形にこぎつけた。
ただ、完成はしたものの、実績のない中小企業が、国内の公共工事に、そう簡単には参入できないという厳しい現実が待っていた。
私たちの業界は、本当に実績のないところは認めないのである。
自分の責任の問題も有るが、人の命にかかわるところについては特に慎重になる。

 そういった双方の考えがかみ合わないと形になるのは難しい。

 そんな中、思いもよらぬ場所から、彼の工法が試される機会がやってきた...。

 2009年の台風で、甚大な被害の出た、台湾だった。
 異国の地でその技術は花開く。
 現地の被害者は、あまりの工法の速さと流されてきた土砂までも材料に使う工法に感嘆した。
 そして、自然にやさしいその工法は土砂とともに運ばれてきた植物の種から芽が出て青々と茂ってくる。
 また、水中の中では自然に近くなるためたくさんの魚が住み始め、生態系も豊かになっている。

 そして今、彼の心は東北の被災地にある。
被災者が安心して暮らせるようにと、この工法をなんとか役立てたい...。
使命感が湧いてきた吉村。
 彼の工法を活用すれば、より短期で完成するし、本来の被災地の良さがよみがえるような気がする。

 今こそ、わが国の土木技術の粋を結集し、一日でも早く復興していただきたい。

自分への戒め

2010年05月13日 01時19分21秒 | アイデア
 現場の仕事に携わると、ケアレス・ミスが大きな事故に発展する可能性がある。
 このケアレス・ミスを防ぐ方法としては次のようなことが考えられる。

 一つ目は、自動化する。
 つまり機械に頼るのである。
 人的な作業を機械化することで精度を高めようというものである。

 しかし、これには新たな投資やパワーとエネルギーが必要となる。
 現実的には財政状況が厳しい中では、そうそううまくは運ばない。

 そこで、二つ目として仕事をパターン化するという手法である。
 つまり、朝一番にはこれとこれをする。
 それを習慣付けると、かえって忘れたりすると何となく落ち着かなくなる。

 じつは、このことこそが自己チェックなのである。
 脳科学的には、人は習慣づけることで時に機械よりも精度が高まることがあるというのである。
 習慣付けるというのは、ルーチンワークにするということなので消極的なイメージを抱くが、このことこそが日常において現状の課題を発見する機会となり、それらを積み重ねることで創造性を高めることとなるのである。
 だからルーチンワークを決して馬鹿にしてはいけない。

 突然このようなことを書くのは、私自身、物忘れが激しくなり、自分に対する戒めのためからなのである。

「B級グルメ甲子園」と、「食卓コミュニケーション」

2010年01月15日 23時36分08秒 | アイデア
 わかりやすくって楽しい事業て何だろうと考えていたら、グッドアイデア(自分だけが思っているだけかもしれない)が浮かんだ。

 やっぱりグルメ企画だろう。
 流行路線で考えると「B級グルメ」か...
 どうせなら地域ごとにBグルメの代表を選んでもらって、最後に「B級グルメ甲子園」なんかおもしろいかもしれない。

 何よりも、地域ごとに代表を選んでもらい、その中で、皆が喧々諤々(けんけんがくがく)試食を繰り返しながら井戸端会議みたいなものが繰り広げられたら。
 そして、「食育」の重要性みたいなものもその中から生まれてきて、「食卓コミュニケーション」の必要性を再認識してもらう。
 うん、おもしろい!!

 それから出来上がった作品を商品に仕立て上げて、大分県知事だった平松さんの「一村一品運動」のアイデアを真似て、「一地域一B級グルメ運動」なんてネーミングで売り始めたらどうだろう。
そして、その収益が公民館の活動収益事業にならないか検討してみよう。
 グッドアイデアだと勝手に思ったりして。

 来年度の事業計画に提案できないか検討してみよう。
 地域おこしは、行政も共に考えることが大事です。
 そして、ある程度育つまで共に歩むことが大切です。
 お金をつけるだけ、仕組みをつくるだけのやりっぱなしはよくありません。
 仕組みの素晴らしさや、それによってもたらされる価値をきちんと伝える。
 いわゆる社会教育の範疇ですが、「学び」と「実践」をセットにした行動が何よりも大切だというとです。

 でも仕事が増えるから、部下に怒られそう...

物語力とは?

2009年12月27日 19時04分58秒 | アイデア
 最近仕事をしていてよく「物語力」という言葉を使うようになった。
 例えば、「この商品には物語が必要ですよね」とか、「この事業には物語を最初から創っていかないとうまくいかないんじゃないか」といった具合に使う機会が多くなったのですが、ではこの物語を創る力、「物語力」とは何なのか。

 私が考える「物語力」とは、色々なシーンで複数の人に対して、そのサービスや商品を理解してもらうために行う時に最も必要とする力ではないかと思うのです。
 人は論理的な説明だけでは心動かされるものではありません。
むしろ、その真意(コンセプトでもあります)を伝えるために、己の失敗談や例え話を上手に織り交ぜながら説明することで聞いてくれている人たちの心を揺さぶり引き込んでいく、決して主役ではなく補完的な手法だと思うのです。

 ナラティブ・コンサルタント世界銀行元ディレクターのスティーブ・デニング氏は、この「物語力」が有効な局面として次のように分類しています。

 1.人々を行動に駆り立てたい局面
  ①肯定的なトーンを持った単純な話
  ②ハッピーエンドになる話
  ③聞き手各人に「自分たちもできる」と思わせる仕掛け
 2.信頼を勝ち得たい局面
  自分を物語る上で注意する点は、単なる経歴紹介ではなく、自分の強さ、
  または弱さを示す象徴的な出来事を語ること
 3.組織の価値基準を伝えたい局面
  現代社会において組織活動は、仮想化し、物理的にスタッフを直接監督
  できなくなっています。
  監督されていない多数のスタッフが組織を代表して外部と接している以上
  スタッフ一人ひとりが組織の価値基準を正しく共有できていなければ、
  組織は甚大なリスクを抱えます。
  また、価値基準は単に命令したり、罰則を説明するだけではスタッフに
  浸透しません。
  そこで社内伝説や寓話など短い物語を使って、価値基準を伝えます。

 この点については、私自身の職場に合致しますので痛いくらい理解できます。
 来年はこの物語力をしっかり身につけようと思っています。

紙のリサイクルおもちゃ

2009年12月21日 23時43分32秒 | アイデア
 この写真は何でしょうか?
 紙でできています。

 答えは、厚紙で作った「知恵の輪」です。
それも、いらなくなった菓子箱などで作られています。

 なるほど、なるほどです。
 紙の知恵の輪でも、子どもたちは無心に遊んでくれるそうです。
 そういえば昔は、いらなくなった包装紙や箱を置いていて、工作に使ったものです。

 これを教えてくれた人は、お孫さんたちにあまりお小遣いを渡したことがないそうです。
その人は、いらなくなった包装紙や箱をためておいて、お孫さんたちにその材料を使ってハウス模型を作らせたそうです。
それも単につくらせるだけではなく、競争をさせ、そこに賞金をつけることで子どもたちが本来持っている競争心を呼び起こし、チエや工夫を引き出させたそうです。
そして、大人たちが審査員となり、厳正に審査し、最優秀作品に賞金を渡したそうです。
(他の子には参加賞ということで、やはり賞金を出したそうですが、実際は金額にあまり差はつけなかったそうです)

 とても素敵な話だと思いませんか?

 私も子どもの頃、スケッチブックが買えないために、母親が新聞紙を切り、包装紙の表紙をつけて、千枚通しで穴を開けて束ねたお手製のスケッチブックを作ってくれました。
 それでも、とってもうれしかった思いがあり、喜んでその新聞紙にいっぱいクレヨンで画を描いたような気がします。
 そして、その画を母親や父親に見せると大絶賛をしてくれました。
 子ども心に褒められるのがうれしくって、さらに画を描くわけです。

 いまだに私が落書きをするのは、このあたりにルーツがあるかもしれない。
 
 この紙のおもちゃで、私はまたまたグッドアイデアが浮かびました。
 フフフ・・・ であります。

何かが変わっている

2009年09月21日 23時41分09秒 | アイデア
 今日、大街道を歩いていてファッションショーに出くわしました。
 お城下プロジェクトの一環だそうで、山本学園が支えた企画だそうです。


   

  

 たまたまですが、BSで「東京ガールズコレクション」の特集をやっていました。
当然規模も内容も比較できないと思うのですが、松山市の中心街も少しづつ動き始めているなと思いました。

 しかし、東京ガールズコレクションて本当に凄いですね。
ひところ前なら、ファッションはデザイナーが引っ張るものだと思っていたのですが、そうじゃなくなったというイメージがしました。
誰が考え付いたかはわかりませんが、凄いの一語です。
 話によると、事前に登録しておけば、気に入ったモデルの写真を携帯で撮って送信すると、そのフッションが注文できるというのですから、これまた驚きです。

 一時集客イベントに必死になった時期がありますが、これからはいかに購入させるかにチエを絞らなければならなくなっていると痛感しました。
 そして、そのヒントを今日見つけてしまいました。

 これは企業秘密なので公開しませんが、「フフフ」というアイデアです。