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古い曲が気になる

夕暮れ、祭りの終わり、ルイス・ボンファ

2017-05-21 | 日記・エッセイ・コラム

三社祭最終日の夕暮れ、浅草の街に出た。

街は、日本全国、世界中からやって来た祭り見物の人たちでごった返していたが、やはり、街に何か疲労と哀しみが漂っていた。

夕暮れ。ゆるいテンポのすこし悲しい横笛の祭囃子を聞いていると、小学生のわたしを帯広・広小路の祭りや十勝川の花火大会に連れていってくれた継母、八重さんを想って、こみあげてくるものがある。

 

「この、夕暮れの祭囃子の哀しさは、『黒いオルフェ』の「カーニバルの朝」、あのルイス・ボンファの曲の叙情だな」と、思いながら立ち止まって聞き入った。

    ルイス・ボンファ with カティリーナ・バレンテ  「カーニバルの朝」 https://www.youtube.com/watch?v=PVSmKSZoGuQ

この曲の歌詞は、カーニバルの朝を歌っているのだが、昔から、なぜかわたしは、祭りが終わった夕暮れの、疲労と虚脱と、はしゃぎ過ぎた後の、その哀しみを感じる曲だ。1950年代のブラジルの名曲のひとつだろう。

           ルイス・ボンファ 「カーニバルの朝」 https://www.youtube.com/watch?v=qr12M8Ua_iA

Solo in Rio 1959
Smithsonian Folkways
 

 

     


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