ボ・ディドリーが、女性のギタリストをつかったことは、きのう書いた。それよりも前に、ギターをばりばり弾いてスターになった黒人女性がいる。シスター・ロゼッタ・サープだ。http://www.youtube.com/watch?v=JeaBNAXfHfQ&feature=related
シスター・ロゼッタ・サープは、1915年にアーカンサス州の田舎のコットン農園で生まれた。4才のときには、母親のゴスペル・グループでギターを弾いて歌っていた。こうして南部で、ブルースとジャズの影響をうけて育つが、1920年代に一家はシカゴに移る。そこで、メンフィス・ミニーを知る。ロゼッタは、メンフィス・ミニーをアイドルにして、演奏スタイルを確立していった。
メンフィス・ミニーは、1897年生まれの、黒人女性。ギターを弾いて、ジャズとブルースを歌って人気があった。なかなか美しいひとでもあった。http://www.youtube.com/watch?v=FH8_WH5aRqo
Columbia Original Masters |
シスター・ロゼッタ・サープは、1934年に牧師と結婚して、ニューヨークに移り住む。そこで、クラブと教会、ジャズとリズム&ブルース、そして、ゴスペルで活躍する。http://www.youtube.com/watch?v=4xzr_GBa8qk&feature=related リトル・リチャードやジェームス・ブラウンは、シスター・ロゼッタ・サープのファンだったのだ。
シスター・ロゼッタ・サープ Didn't It Rain http://www.youtube.com/watch?v=v7lN1R2LP-4&feature=related
シスター・ロゼッタ・サープ Up Above My Head http://www.youtube.com/watch?v=UNq8DejQRN8&feature=related
圧巻の歌・演奏そして存在感、まさにシスターですね!
彼女の使用しているギターもカッコイイ!
白のSGモデル(しかも3マイクでトレモロアームまで付いている)
このSGモデルはソリッド・ギターの略です。
サンタナとザ・フーのピート・タウンシェンドが使用して有名になりました。
そのだいぶ後ではAC/DCのアンガス・ヤング、わりと最近ではデレク・トラックスですかね。
デレクの場合はデュアン・オールマンがスライドギターで演奏する時にSGを使用していた影響でしょう!
デレクはオールマン・ブラザーズ・バンドのオリジナル・メンバーであるドラムのブッチ・トラックスの甥で、デレク&ドミノスのデレクを使用してデレク・トラックスと言う芸名にしている。
それにしても過去のアメリカのミュージックシーンと言うのはすごすぎる・・・・・