Ommo's

古い曲が気になる

エストニアの歌の祭典をみたい!

2011-05-25 | 日記・エッセイ・コラム

                   

 今夜は、エストニアの映画をみた。ときどき、英語でない言語の映画がみたくなる。近所のビデオ屋の、ロシア語とスペイン語、ドイツ語、ポルトガル語の映画は、ほとんどみた。だいたい、それらの言語の映画は、レンタル・ビデオには、あまり数がない。

 言葉は、わからなくていい。わからないほど、その言語に興味が湧いて、映画がおもしろい。

 きょうみた映画 Nimed marmortahvlil (Names in Marble バルト大攻防戦)は、エストニア語で、まったく理解できない言語だ。だが、じつに美しい響きの言葉で、洗練されている。これは、すこし勉強してみたい。

バルト大攻防戦 [DVD]

 エストニアには、1889年から開催されている、世界的に有名な音楽祭がある。5年ごとに開催される、エストニア・タリン・歌と踊りの祭典だ。2万人の合唱と8000人の踊り手、そして、10万人の観衆という大フェステバルだ。踊りとは、伝統のフォークダンスだ。

 小国のエストニアは、ロシア、フィンランド、ポーランド、ドイツ、ソ連と、なんども隣接する大国に支配されてきた。ソ連の支配から解放されたのは、すこし前、1991年のことだ。それゆえに、民族意識、国歌意識は、非常に高い。数百年、独立のために、大国と戦って、多くの国民が犠牲になってきた。

 エストニアの国民にとって、この音楽祭は、民族の心をひとつにする大切な祭典なのだ。

1985650790_dcf89ed416

 2004年の合唱祭の映像をみたとき、『これは、ぜひ、生きてるあいだに、みたいものだ』と、思った。ロック・フェスとか、ジャズ・フェスとは、なにか根本的に違う音楽祭だ。2009年にも行けなかったから、次は、2014年。ぜひ、みたい。

      2009年のオープニング http://www.youtube.com/watch?v=17kAz4X-zY4&feature=related

 (今年6月、ユースの歌と踊りの祭典があるようだ)

02310a

7800271_b7bba9c43a_b

7800272_e5a03eb3a5_b

7800285_a6e803ac32_b

3694997355_2e59f791a4

 この音楽祭のエンディングは、「わが祖国、わが愛」という歌。ソ連邦に組み込まれていたときは、おおやけの場で歌うことができなかった歌だという。愛国の歌、国家賛歌だ。第二の国歌というほどエストニア国民に愛されているという。エストニア語で、Mu isamaa on minu arm というようだ。英語に訳すと My Fatherland is My Love 。

  わが祖国、わが愛  Mu isamaa on minu arm http://www.youtube.com/watch?v=34mYlYkzPVU

  Ta lendab mesipuu poole http://www.youtube.com/watch?v=M_lc92Rq4j4&feature=related

      Tuljak http://www.youtube.com/watch?v=WCifZHi525Y&NR=1

                      

      エストニア・タリン ユース・ソング&ダンス・セレブレーション2011 http://maa-ja-ilm.laulupidu.ee/english/


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。