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古い曲が気になる

白鳥は凄い

2016-11-08 | 日記・エッセイ・コラム

 一昨日(11月6日)のこと。日が暮れて、三日月が綺麗なので、月と星を見ながら散歩をしていると、背後の上空から聞き慣れた鳴き声がする。「今年もやって来たか!」、振り向くと、みごとなV字編隊のオオハクチョウの群れが南西に向かって飛んでいく。

 三日月と星の夜空、その夜空を飛ぶ白鳥の群れは、じつに美しい。あのまま夜を飛び、2000メートル超の日高山脈を越え、300キロ向こうの苫小牧のウトナイ湖まで行くのだろうか。あるいは、近場の帯広川上流部か、芽室の美生川あたりに降りるのだろうか。

 それは、11月6日の午後6時半くらいのこと。なんと、昨年、11月7日に同じようなことを書いていた。夜空を飛行する白鳥の群れを見た、と。つまり、去年と今年、11月7日と6日一日しか違わず、ほとんど同じ時間午後6時30分、おそらく同じ群れの白鳥が、同じ方向に向かって飛んで行った。

 この白鳥の一家は、アムール川よりさらに北のシベリアの湿原を10月の初め頃に飛び立って、樺太を経由して北海道にやって来た。北海道か東北の凍結しない川や湖沼で越冬するためだ。

 

 これは今年の1月、近所の、帯広三条高校の北側を流れる小川で越冬している白鳥。