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古い曲が気になる

September Song

2013-09-03 | 日記・エッセイ・コラム

Point of No Return

 冷たい雨と曇天つづきの、ひどい8月が終わって、セプテンバーだ。

 だが、かっての″十勝晴れ”、あの9月の爽やかさは、まったく、ない。また雨、また曇天。また、低温だ。

 『スカッと晴れて‥‥‥おお、十勝の9月! 豊穣の秋、みのりの秋だ! という気分には、この悪天候じゃ、とてもなれない‥‥‥これで9月かいな、まるで初冬じゃないか』と、このグダグダした天候にうんざりしている。

 しかし、それでも9月になればやはり、わたしとしては、まず、「セプテンバー・ソング」を聴きたい。フランク・シナトラで。

 

   フランク・シナトラ September Song https://www.youtube.com/watch?v=wte1uk4A5eU

 

 この、「セプテンバー・ソング」は、1961年録音(1962年発売)の、フランク・シナトラにとってキャピトル・レコード最後のアルバムに収録されている。ネルソン・リドルではなく、コロンビア・レコード時代のアクセル・ストーダルがアレンジと指揮をやっている。

 アクセル・ストーダルは、トミー・ドーシー・オーケストラのトランペット奏者で、アレンジャーだった。バンド専属の若い歌手、フランク・シナトラが人気がでて独立したとき、一緒にバンドを離れ、シナトラ・バンドのアレンジと指揮をして、シナトラをトップアイドルにした功労者だ。コロンビア時代のヒットレコードのアレンジ・指揮は、アクセル・ストーダルなのだ。

 

 シナトラがキャピトルに移籍すると、アレンジャーは、ネルソン・リドルになった。しかし、キャピトル最後のアルバムで再びアクセル・ストーダルがアレンジを担当し、バンドを指揮する。どういう事情、経緯なのか? ひどく、わたしの好奇心をくすぐる。(調べてみよう。)

 このアルバム「Point of No Return」のあと、シナトラは、キャピトル・レコードを離れて、ワーナーブラザーズ・レコードと共同で自ら設立したリプリーズ・レコードでレコーディングをする。

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 若きシナトラとアクセル・ストーダル。キャピトル時代の、ネルソン・リドルとシナトラ。

 

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 シナトラとアクセル・ストーダル。この写真が、1961年のアルバム「Point of No Return」のレコーディングシーンではないだろうか?

 

  フランク・シナトラ As Time Goes By http://www.youtube.com/watch?v=CriPnzSKe-s

 このシナトラの、美声のAs Time Goes By は、1940年代だろうか。若く、甘い。40年代の、アメリカの女の子たちを熱狂させたのも、うなずける。