小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

『ターシャの家』

2008-10-12 | 

 今年6月、92歳で他界した絵本作家のターシャ・テューダーさん。ターシャさんの暮らし方が好きで、彼女の足元にも及びませんが、庭いじりが好きな私に、最近妹が買ってくれた本です。
 写真集なのでこれくらいは当たり前なのですが、定価3,000円はちと高いと、買わずに我慢していたものでした。妹よ、なんと太っ腹な!と口に出す前に、彼女、「それがね」と話し出しました。

 とあるテキストを求めて「古本市場」という古本屋さん(まあ「ブックオフ」のような本屋さんですね)に入店するやいなや、平積み状態になっているこの本が目に飛び込んできたのだそうな。彼女曰く「買ってくれと言わんばかりに!」。まったく新品に見えたのだけど、値段の表示もない。でも、古本屋なのだから定価ということはあるまいと思い、恐る恐るレジに持っていくと、なんと「750円だったのよ~、新品同様の写真集が!」。ということで、彼女は自分が読んだあと、私にプレゼントしてくれたのでした。

 ターシャさんの経歴に他界されたことが添えてある13刷目のこの写真集は、9月24日に発行されたばかり。本屋さんで万引きした高価な本を古本屋に売りに行く輩がいるというご時世。「盗品かしら」と二人でちょっと疑ってしまうほど、新品に近いものでした。
 そんなふうに眺めてはせっかくのターシャさんの世界が台無しなので、早々にそんな気持ちはもみ消して、彼女の、凛としてぬくもりに溢れた暮らしぶりにたっぷり浸ったのでした。
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母娘、姉妹の再会

2008-10-12 | 犬&猫との暮らし

 今日、7年ぶりくらいにトチは娘に、ブナはお姉ちゃんに再会しました。トチもブナも高齢犬になったので、「一度会っておいてよ~」という私のお願いを聞き、トチの娘をもらってくれた岡田さんご夫婦が犬たちを連れて、市川から彩湖・道満グリーンパークに遊びに来てくれたのです。

            
        ほたる&ブナ姉妹と和司さん(清美さんのご主人)

 道満グリーンパークは、連休の、しかも晴天に恵まれた今日は大変に混み合っていました。そこら中で家族連れや友人グループがお決まりのバーベキューを楽しんでおり、まあ、いろんな匂いが充満し、決して清々しくはなかったのですが、水辺には大きな木が創り出す快適な木陰もあり、私たち、ヒト3名、犬5頭は泳いだり(泳いだのは犬たちだけですが)、お弁当を食べたり、心地よい数時間を過ごしたのでした。

 トチ&ブナ、ノエル&ほたるは、匂いをしつこく嗅ぎ合って相手を確かめるとか牽制するとか、そんな他人(他犬)行儀なことはなく、まるで年中よく遊んでいる犬同士のように、ことさら否定も肯定もなく、自然な感じで遊び始めました。これはやはり親子であり、姉妹であることを覚えていたということでしょうか。

        
          ブナ&ほたる姉妹(後向きのノエル)
 ノエルはトチと同じ13歳、ほたるとブナは10歳、クリは9歳と、みなかなりご年配なのですが、同じ年齢の大型犬に比べると、まだ現役然としており、よぼよぼ感がありません。ノエルとほたるは年齢を感じさせない泳ぎっぷりでうれしい限り。
        
          13歳と10歳のシニア犬とは思えない2頭 

 この子たちが歳の割に若いのは、おそらく多頭飼いのお陰であろうと、清美さんは言います。一緒に遊んだり、匂いを嗅ぎに行ったり、「こっちへ行こうよ」「へいへい」などと(悪さをするときも共犯だし)、1頭の静かな生活に比べたら刺激があります。     
 5頭を見ながら「まだまだ大丈夫そうだね」とちょっぴり安心した飼い主3人でありました。とくに前庭障害で一時首をかしげていたノエルなど、完全復活を遂げ、何にでも好奇心いっぱい。キョロキョロ、ワクワク、クンクン、ダァーッ(ときに疾走)。おまけにヒトのお弁当にばかり気を取られていて、犬たちのおやつなどすっかり忘れていたら、ノエルは「なぜデザートの果物がないか!」と催促するし、「まだまだ充分いける!」と本当にうれしくなりました。ノエルもトチもあと3年は頑張ってほしいなぁ。

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