tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

巨大災害と冷静な対応

2011年03月15日 22時23分10秒 | 社会
巨大災害と冷静な対応
 巨大地震、大津波から原発の損壊事故、そして首都圏一円にまで及ぶ多様な仕事・生活上の問題まで連鎖を延ばす歴史上稀に見る巨大複合災害の中で、日本人がそれにどう対応するか、世界中が注視しているようです。
 しかし、注視しているかどうかに関わらず、いま、現実に、日本人は冷静に、見事な対応をしているのではないでしょうか。

 特に、自然災害に対しては、日本人の伝統的意識、「自然のなすことについては、それが恩恵であれ、災害であれ、受け入れる以外に人間は取るべき行動を持ち得ない」という自然観がそのまま反映されたものであるように感じます。

 受け入れ難いような悲しみの中で、多くの苦難に耐え、極めて冷静に、今何をすべきかを判断し、そのための努力を積み上げるといった真摯な行動が、あらゆる場所で行われている様子が、テレビの画面からも確りと伝わってきます。同じ日本人として、尊敬と賛嘆の念で一杯です。

 まだ、自然災害の全貌もわかっていません。更に人為的なものも絡んだ、原発の事故がこの後、どのように推移するかは、全く予断を許しません。
 しかし、多分日本人は、あとから見れば、矢張りその時点、その時点で、ベストの対応をしたといわれるような対応をしつつあるのではないでしょうか。
 
 この巨大災害の今後の推移が、これ以上ひどくならないように願いながら、これからも我々一人ひとりが、その置かれた場所で、それぞれにベストの対応をするよう、更に一層心がけたいものです。

 海外からの、温かい支援の手も、差し伸べられつつあります。連日映し出される日本人らしい、それぞれの場面における冷静で適切な対応を見習いつつ、私も、市井の片隅で、この問題に対する私なりの真摯な対応を続けて行きたいと思う毎日です。


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