tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

今年を表す字は「災」だそうですが

2018年12月15日 22時56分15秒 | 社会
今年を表す字は「災」だそうですが
 確かに災害は多かったですね。過日、 自然災害による死亡者、行方不明者の数の推移の図を載せましたが、傾向的に増える様相に、私自身慄然としました。

 今回のカリフォルニアの火災もそうでしょうが、気候変動の状況を考えれば、日本列島の防衛のためには、本当の防衛予算は国土強靭化を主眼とすべきだという主張が現実味を帯びてくるのではないでしょうか。

 そうした意味では、今年の字を「災」にすることになった理由は、政府も国民も、日本のあるべき姿について、何を本当の重点に置くべきか迷いに迷っているからではないでしょうか。本当に必要な所に手が打てていないことの結果が「災」になったのではないでしょうか。

 先ず、国に基本法についてですが、「改憲」について日本人は迷っています。官僚は忖度か正義かの間で迷っています。経済面で言えば、アベノミクスは行き詰まり、消費税総勢を決めたところが軽減税率導入で昏迷状態です。日銀は、円安を狙ってゼロ・マイナス金利にしましたが、物価は上がらず、これからどうするか気迷い状態です。

 企業は、財務的には余裕が出来ましたが、肝心なエネルギー問題ですら主力電源を何にするか迷っています。消費者は1800兆円の個人貯蓄を持ちながら、これをいかに生かすか迷い、金利も付かない貯蓄残高を増やし続けています。

 国際関係では対米関係を中心に、今までの延長線でいいのか、対中、対ロはどうすればいいのか、相手の真意も読みかね、迷いながらの様子見です。対北朝鮮では、拉致問題への対応に迷い、アメリカに頼んでばかりです。

 そんなこんなと考えてみると、今年により適切な字は「迷」ではないかなどと考えてしまいます。これは、私自身、どう考えたらいいかわからあい事ばかりで迷いに迷っているからかもしれません。 

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