tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

オランダのチューリップ、日本の朝顔

2019年04月14日 15時46分56秒 | 環境
オランダのチューリップ、日本の朝顔


 春に3日の晴れなし、などといいますが、昨年末から今年初めにかけての東京地方の干ばつは、春とともに終わりを告げたようです。
 干上がって心配した野川の水も、少しづつ戻って、今は何とかさらさらと流れるまでになりました。

 我が家の小さな花壇は、100球1000円で買ったチューリップが、色とりどりの花を咲かせています。
 家内の丹精で我が家は道からよく見えるところにチューリップを植え、通る方が「チューリップが綺麗ですね」などといって下さるのを楽しみにしていました。
 今年も今がその季節です。

 わが家では、もう一か所、玄関わきのハナミズキの下のスペースに、陽が当らなくても育つようなものを植えています。
 ギボシ(擬宝珠)、シラン(紫蘭)などですが、今年は急に春先から、ニラ(韮)のような、しかし白っぽい細い葉が一面に伸びてきました。 

 何かが急に増えてなと思って、家内に聞きますと、あそこは何年か前に「原種のチューリップ」というのをもらってきて植えたといいます。
 チューリップというのは葉の幅が広く濃い緑ですかが、「これがチューリップ」と思っていたのですが、やはりチューリップでした。

 葉も細いのですが、茎も細く花も細く心細い感じですが、赤と白のツートーンの花は確かにチューリップです。細い茎が伸び、これも細いチューリップらしい蕾が3つほど伸びてきて、写真の様に開きました。

 このチューリップを、かつて、オランダの好事家が品種改良を重ね、今の堂々たるチューリップに育て上げたのかとつくづく思いました。
 そこまで頑張ってやったからこそ、その成果を収入につなげようと17世紀には経済史に残る最初のバブル経済「チューリップ・バブル」が起きたのでしょう。

 それにしてもチューリップの品種改良は、チューリップを世界に普及させて、輸出や観光とオランダ経済にも大きなプラスになっているという点も含め、大きな成果を上げたものだと思うところです。

 日本でも、江戸時代に、戦乱がなくなり、やることがなくなった武士たちが、朝顔の品種改良に熱心になり、江戸時代なりの「朝顔バブル」を起こしたようですが、朝顔はなかなか世界には広まらないようです。 代わりに、今は盆栽が世界的ブームですね。

 バブル経済はあまりよくないかもしれませんが、時に華々しいこともある花にまつわる経済問題などはまさに「平和の象徴」でいいですね。

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