tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

対北朝鮮、新たな課題へのアプローチは?

2017年09月12日 10時45分17秒 | 国際関係
対北朝鮮、新たな課題へのアプローチは?
 9月11日と期限を切った、対北朝鮮の国連安保理決議も、アメリカの修正案提出で、何とか最悪の事態は回避されるような見通しのようで、ひとまず安心という事になるようです。

 正直なもので、為替も株価も、世界中一安心といった動きを示し、矢張り経済も、何はともあれ、平和が望ましいという意思をきっちり示しているように思います。

 石油の禁輸が如何に一国経済に決定的な影響を与えるかという問題は、日本が「キレ」た昭和16年当時より、今日の方が一層深刻の度合いは強いと思われますが、量的制限という方向で、北朝鮮が、最終的にどう反応するかが、大変大事な問題になるのでしょう。

 アメリカが土壇場で、決議案の修正に応じたというのは、覇権国アメリカとして、人類世界の在り方に責任を持つという「 NGR」の立場からは、それなりに評価すべきでしょうし、あとに残る問題は、これも大きいにしても、破局を回避することが先決という視点からは広く望まれていたところでしょう。

 後に残る問題が大きいという事に対しては、これからの世界主要国の在り方とともに、それに反応する北朝鮮の態度が決定的に重要です。
 すでにドイツのメルケル首相からは、積極的な仲介の意思表示が出されていますが、世界の多くの国の善意に支えられて、北朝鮮が核戦力だけが国を支えるといった考え方から次第に脱却することになるのかどうかが、世界にとって大きな課題になるのでしょう。

 地球社会にとって、もしかすれば、今後も起きるかもしれないこうした困難な問題に、国連安保理、世界の主要国、さらには世界の多くの国々が、如何に対応できるかが、これから、改めて試されていくのではないでしょうか。

 この問題が立派に解決できれば、人類は、地球社会の平和維持についての、極めて貴重で、大変大きなノーハウを得る事になるのではないでしょうか。

 
 











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