Altered Notes

Something New.

「SDGs」に邁進しているのは日本だけ、という事実

2022-09-02 14:35:00 | 社会・政治
テレビ・新聞などマスコミは連日、何かにつけて「SDGs」を推進することを国民にアピールし続けている。また、有名タレントなども「私はSDGsに真剣に取り組んでいます」という姿勢を見せることでマスコミが目論むSDGsの推進に加担している。企業はSDGsに貢献している姿勢をアピールすることで企業イメージを高められると考えている。

日本人は国連(国際連合)という組織が権威あるものとして捉えており、マスコミもその認識を利用して「あの国連が提唱しているのだから」と「SGDs」に疑いを持たずに推進させようとしている。

だが、しかし・・・。

国連は権威でも何でもない。明らかに機能不全に陥っている国連はロシアのウクライナ侵攻にも何の対応も出来ず、中国のウイグル人弾圧(ジェノサイド)にも何ら有効な手立てが取れない。(*1) 「SDGs」で「誰一人取り残さない」ことを掲げている筈の国連自体がこの有様であり、「SDGs」の精神とは合致しない現実である。国連自らがSDGsの理念を推進する気がないのである。国連がどれだけ本気で「SDGs」を提唱しているかも疑わしく、更に言うならいかがわしい匂いすらしているのだ。権威もへったくれもないのである。

当ブログでは「SDGs」に関して、以前に下記の記事を掲載している。

『とっても胡散臭いSDGs』

国連が掲げる17個の目標は、わざわざ意識的に宣言するほどの内容ではなく、普通に考えれば「言わずもがなの常識」「あたりまえのことでしょ」として捉えられるものだが、それでさえも国連自らが実現する意志のない醜態を示しているのだ。

気候変動への対応で言えば、地球上で最も二酸化炭素を排出(日本比で10倍以上)している中国などはSDGsなどやる気がなく全く眼中に無い

なぜか。

中国は国連組織の内部、奥深くまで侵食しており、国連を中国の欲望を満たす為の道具(ツール)として利用しているの事は既に知る人ぞ知る事実である。SDGs…脱炭素をそのまんま実践するならば、その国は国内産業を相当程度抑制しなくてはならない。そうなると産業を潰しかねないし、経済発展の速度もかなり抑制されることになるが、もちろん中国はそんなことはしないのである。事実していない。(*2)
中国の目論見は「中国以外の国々にSDGsを実践させて産業を潰し経済的発展を抑制させておいて、その間に中国だけが成長する」というものである。平易に言えばこういうことになるのだ。こんなことはマスコミは絶対に報じない。マスコミは親中だからであり、これは後述する。

はっきり言うが、
「SDGsを生真面目に推進しているのは日本だけ」
である。

マスコミはしゃかりきに「SDGs」を国民に押し付けようとしている(*3)し、政府も企業もこれをやらないとバスに乗り遅れるとばかりに推進しているのが実情だ。企業は「わが社はSDGsの達成に大きく貢献しています」というイメージを作っておかないと投資の対象にもしてもらえないからである。

アメリカではどうだろうか。

アメリカではそもそも「SDGs」という言葉を知っている人が誰もいない…と言って過言ではない状況である。これは厳然たる事実である。

どうしてか?

上述のように、日本人は国連を国際的に権威のある組織だと思いこんでいるが、アメリカ人はそうは考えていないからである。国連を権威とは思っていない上に、そもそも関心が無いのだ。現実にアメリカではテレビや新聞などのマスメディアで「SDGs」という言葉が流れることがない。従って一般的なアメリカ人は誰も知らないのである。一方で、日本人は「国連で採択されて提唱されている」というだけでありがたいものとして平伏して受け取ってしまうのである。(笑)
おまけに日本は未だにテレビ・新聞から出てくる情報が正しいものとして信じてしまう情報弱者が多いことで、今のような状況が生まれているのであろう。

そして、日本のマスコミは親中・媚中であることも大きなファクターだ。上述の通り、中国は国連組織内部にかなり侵食しているが、中国に操られた国連で採択された目標だからこそマスコミは必死になって日本人にこれをやらせようとしているのだ。有り体に言えば、マスコミは中国に協力したいのである。

SDGsを国際社会に押し付ける一方で中国自身は一切やらない…それに依って自国だけ経済的にも工業的にも発展する、しかも少数民族弾圧し放題で・・・中国の欲望そのままの実現を目指したビジョンであり、だからこそ日本のマスコミは「国連が提唱する高邁かつ実践されるべき理念」という建前でSDGsを日本人にやらせようとしているのである。仮に出元が中国でなければマスコミはこれほど必死にSDGsを喧伝することはなかっただろう。それは間違いない。

大事なことなので再度書くが、脱炭素を含む「SDGs」をやると産業は成長せず疲弊し潰れる事になる。マスコミは日本に「SDGs」をやらせて国力を減少させたい。その一方で中国は「SDGs」などやらない。世界で最も多くの二酸化炭素を出し続けている中国。(世界の4割近くを排出している。日本はその十分の一以下)二酸化炭素を大量に出し続ける一方で日本などに脱炭素を(マスコミを利用して)やらせて産業を抑制し潰す事で競争力を削ぐ。


SDGsの実態はこのようなものである。
そもそもマスコミ(*4)が一生懸命になって国民に押し付けようとしている時点で怪しさ満点であり、裏があって、いかがわしく胡散臭いものであることは確かなのである。マスコミが親中・媚中であり、中国のために活動する左翼情報工作メディアであることを忘れてはならない。「SDGs」に邁進する事は中国の思うツボであることを認識されたい。マスコミのキャンペーンに乗せられ騙される事は人として相当恥ずかしい事なのだ。





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<2022年9月6日:追記>
数量政策学者の高橋洋一氏がSDGs運動と共産主義の関わりについて解説していたので、その内容を抄録的に記す。
国連気候変動枠組条締約国会議(COP)にあのグレタ・トゥーンベリさんが呼ばれなかったが、それは彼女が共産主義者であることがバレたからである。グレタさんは環境汚染大国である中国を一つも非難しなかったし、共産主義者であることは実は最初から判っていたことだ。

環境の話というのは、ある時点から共産主義者が参入してきた歴史があるのだ。ソ連(ソビエト連邦)が崩壊した時(1991年)に、それまで共産主義を研究していた学者たちは困ってしまった。研究対象が消えてしまったからである。どうしていいかわからないので、それで環境問題に移行した人が多かったのだ。

かつて共産主義を喧伝していた人々が急に環境問題を言うようになったのはこうした経緯がある。環境派が主張する言葉の中には共産主義でよく聞く言葉が含まれていることからもそれが分かる。環境やってる人と共産主義の親和性はあるのだ。また、彼らの主張は原理主義的な色合いが濃かったので、元々環境をやっていた人から見れば疑問が多かったのも確かである。

それで環境問題ビジネス風味を加味する必要が出てきた・・・その結果出てきたのが「SDGs」なのである。まったく、彼らがしゃかりきに活動するとろくなことはない。地球に悪い事ばかりなのである。(嘆息)





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(*1)
ウクライナに侵攻したロシア、チベットや東トルキスタン(ウイグル)などの他国から領土を奪い、今もなお台湾への侵攻を画策する中国・・・、どちらも国連の安全保障理事会の常任理事国である。そのようなリーダーたるべきポジションにありながら率先して暴力で現状変更を強行するのは論外である。そもそもそれは国際法違反なのである。こうした暴力を抑制する事もできない国連…無力であり無意味である。

(*2)
トランプ政権時代のアメリカがパリ協定からの離脱をしたのは合理的な判断である。パリ協定に従うならば、多額の無駄な出費に加えて国内産業を抑制する必要が出てくるからだ。二酸化炭素が地球温暖化の原因であるとは確定していないにも関わらず、である。

(*3)
あの手この手で日本国民にSDGsを実践させようとしているが、例えばテレビ東京では「モヤモヤさまぁ~ず2」という脱力系街歩き番組まで駆使してSDGsを国民に浸透させるべく必死である。もはやなりふり構わず押し付けようとするその姿勢は滑稽でもあるが、同時に恐怖を感じる。

(*4)
マスコミは報道機関ではない。実態から見て「左翼活動家の情報工作機関」と呼ぶのが妥当である。