Altered Notes

Something New.

日本 今そこにある危機

2022-08-05 16:52:16 | 国際
アメリカのエルブリッジ・コルビー元米国防副次官補(*1)が来日している。コルビー氏は現在、日本が置かれている危険な状況に鑑み、日本が「直ちに防衛費を現在の3倍程度に引き上げるべきだ」と述べている。中国は年月を追う毎に軍事力を増大させて凶悪化しているが、現在の岸田政権が検討している防衛費の増額ペースでは中国の軍事的な脅威にはとても対抗できない事を指摘している。

コルビー氏は言う。

「仮に台湾が陥落すれば、日本は自らを守るにはGDPの2-3%では済まない防衛予算が必要になる」

「日本は事態の深刻さと緊急性を認識する必要がある。そして、日本に残された時間がほとんどなく、日本に対する脅威がどれほど深刻かを認識する必要がある」


中国軍が台湾周辺で4日から大規模な軍事演習を始めたが、中国軍が発射した弾道ミサイルが日本のEEZ(排他的経済水域)内(沖縄県・与那国島・波照間島周辺海域)に着弾した。しかも5発である。中国の凶悪な姿勢は新たな段階に突入したと言える。中国が台湾に侵攻すれば、間違いなく日本の領土にも直接の影響が出てくるだろう。もう本当に日本が安穏としていられないフェーズに事態は進んでいるのだ。

コルビー氏が言うように、日本には本当に時間がない。だが、マスコミは親中であり、中国に加担する形でしか報道しない。今回のミサイルのEEZ内着弾も大したことではないかのように小さな扱いでしか報じていない。まるで中国の日本侵略に協力するかのような態度である。なぜか。日本のマスコミは報道機関ではなく左翼の情報工作機関だからである。




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(*1)
エルブリッジ・コルビー氏:戦略・戦力開発担当の副次官補としてトランプ政権が2018年に発表した「国家防衛戦略」の主筆を務めた人物であり、退官した後もワシントンに於いて影響力を保持している。