Altered Notes

Something New.

左派系の人々に共通する人格

2020-07-21 20:05:35 | 社会・政治
長年に渡って普通に話のできる友人だと思っていた人物が急に変貌してしまった事に喫驚したことがある。この友人は左派系思想の持ち主であり左派系の新聞や政党機関紙を購読しているが、それを知ったのは随分後になってからだ。普段はごく普通に会話できるのにも関わらず、話の中に少しでも政治的なニュアンスが入り、それが彼の思惑と異なる立場と判った途端に人格が豹変して攻撃的になる。それは驚くほど瞬間的にすり替わるので根源的な恐怖を感じるほどである。

豹変後のその人格は独善的で威圧的であり、自分の意見や価値観と軌を一にしない論調には徹底的に弾圧するような姿勢になり、聞く耳も持たなくなる。まるで独裁国家の権力者が乗り移ったかのようなもので、それは
「俺の言うことが絶対に正しい。異論は認めない!」
という姿勢であり、そのあまりにも硬直した態度にはぞっとさせられる。

こちらの意見を聞いてもくれず、発言自体を遮られてしまうので議論は一切不可能になる。この時、非常に感情的になっているのも特徴的だ。こちらが何か発言しようものなら途端に目を大きく見開き自論を大声で(怒鳴るように)喋りまくることで、こちらの発言を強制的に遮って発言の機会すら与えない、という展開になる。普段はおとなしく穏やかなのに政治的な話になった時点で一瞬で人格が入れ代わってしまい、こちらに対してある種の恫喝体制(*1)に入る。そして一切の異論を認めないばかりか、一方的に自分の意見や価値観を押し付けてくるのだが、このような攻撃的な姿勢は正に独裁国家のそれを感じさせる。(*2)

そしてこのような人々が別の機会には「民主主義を守れ」とか「少数意見を大切に」と言うのだ。この人達は自分が大きな矛盾を生み出している事に気づきもしないのだろうか、といつも疑問に感じている。まさにブーメランである。

民主主義に於いては意見の相違は存在して当たり前と考えられているし、相互に意見を尊重しようという基本姿勢がある。しかし左派の人々は自分と完全に同じ意見・価値観でないと絶対に許さないのである。そこにはもはや怨念のようなものが感じられ、まるでドラマ「M~愛すべき人がいて」に於ける田中みな実が演じる姫野礼香が目の座った怖い表情で「ゆ~る~さ~なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい」と低音ボイスで脅しているような底知れない恐怖を感じさせるのである。

不思議なことにこの友人だけでなく、世の中の左派系の人々は驚くほど同じ人格・特質を持っていて全く同じパターンの反応をする。個人の心的領域を超えた深層心理、無意識の中に左派系思想のベースになる元型のようなものが存在しているのだろうか。正にユングが言うところの集合的無意識(Collective unconscious)の存在を感じるところであり、無意識の動きを知るためには興味深い現象であり素材と言えるだろう。


総じて左派系・左翼系の人々に共通する人格・性格の特徴は下記のようになる。
1.「平和が大切だ」と主張する一方で、立場の異なる人に対して極めて暴力的な姿勢を持つ。
2.「歴史を直視しろ」と主張する一方で、その歴史自体を改竄してしまう。自分で嘘の歴史を作り出してそれを基調にいいがかりをつけてくる。
3.「差別はいけない」と主張する一方で、立場の異なる人々に対して差別的な態度になる。
4.「国民には知る権利がある」と主張する一方で、真に大切な事を故意に知らせない、隠す。
5.「多様性を認めるべき」と主張する一方で、実際は不寛容で多様性は一切認めない。
6.自分だけが常に正しいと信じ込んでいる。自分中心で思考の幅が極度に狭い。

これで判るのは、彼ら左派系の人々は自分たちに都合が悪い時だけ正義を主張し、立場が変わると180度向きを変えて極めて身勝手かつ傲慢な悪の権化として振る舞う、ということだ。そして彼ら自身は己が抱える矛盾に全然気づいていない。それは国会の左翼系野党の主張を見ても明らかだ。あれだけ言ってることが矛盾だらけでよく偉そうな顔していられるものだ、と感心するものである。(蔑笑)


最後に書いておきたいのは、こうした事実を左派の人々に認識してもらう為には彼ら自身の「気づき」を待たなくてはならない、ということである。いかなる場合でも「押し付け」で人は変わらない。人が変わるのは自分自身が何かに「気づいた」時だけ、なのである。




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(*1)
彼らは「左派である自分の方が上の立場」というポジション認識を前提にして話をする。意見の合わない人は常に自分より下位に置く、という枠組みで見ているのだ。

(*2)
「自由」であることを重視する左派系の人々はなぜか全然自由のない全体主義の独裁国家が大好きである。例えば、中国では思想・言論の自由はなく、それどころか普段の立ち居振る舞いにまで国家が口を出してくる…逆らえば命の保証はない…中国とはそういう国であり、左派系の人々はそんな独裁国家に阿る一方で自由がある日本を貶めるのだ。矛盾である。そして彼らは己の中の大きな矛盾に全く気が付かない。呆れるほど気が付かない。それはもう、気が付かない。



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<2021年1月22日:追記>
米ツイッター社のジャック・ドーシーCEOが「ツイッター社がトランプ氏のアウントを永久停止にした件」についてコメントし、「危険な前例でありプラットフォーム上で健全な議論を促進できなかった事の表れ」と述べた。呆れたものである。トランプ氏のツイートは常に事実を根拠にした発言であり何らの危険性も無かった。それは厳然たる事実だ。「健全な議論を促進できなかった」ではなく「ツイッターが健全な議論を弾圧していた」のが真実である。ドーシーCEOはバイデン支持の邪魔になる気に入らない言論を一方的に排除し弾圧したのであり、これが正に今回の記事に記した「左派系の人の性格」をそのまんま体現している人物、ということだ。左派系の人は異なる立場の人と議論して認識や思考を深めるのではなく、そもそも異なる立場を最初から排除しようとする。押さえつけて発言すらできないように弾圧することを当然と考えている。ツイッター社がトランプ氏のアカウントを永久停止にしたことはドーシーCEOが言う「危険な前例」どころか「言論の自由がアメリカから消された証拠」である。こうした一方的で妥当性のない言論弾圧は中国共産党がやっているスタイルそのままである。ツイッター社の取締役には悪名高い「顔認証システム」で有名な中国のAI学者が居る。中国でウィグルなどの民族弾圧に顔認証システムが使われているが、正にそれを作った側の人間がツイッター社の中に居るのだ。ツイッター社が中国共産党の流儀でユーザー管理をしていることがよくわかる。中国はアメリカのこんなところにも侵食・浸透しているのだ。こうしてアメリカという民主主義国家を分断させ崩壊に導こうとしているのである。

<2022年7月2日:追記>
左派系の人々は無知故に日本が置かれている危険な状況を認識できず、従って憲法を修正する必要性を感じていない。ただ、最近のロシアに依るウクライナ侵略を目の当たりにして、流石に9条を変える必要を徐々に感じているようである。だが、左派系の政党・政治家は相変わらず憲法修正の議論すら忌避している。9条とそれ以外の条文について意見があるのなら、そこはきちんと議論すれば良いのである。だが、左翼はその議論すらしようとしないのだが、その姿勢は非民主的である。国家の防衛について手をこまねいている内に侵略されて日本という国自体が消滅してしまったら人権も何も無いのである。左派系の人はそこが理解できていない。左翼はしばしば「話し合いが大切」と言うのだが、そのように主張する人ほど話し合いを拒否している。自ら矛盾を呈している事にも気がついていない。