1月16日(日)
「陰気に逆らうゆえ益々冷ゆる」小寒(1月5日)が過ぎ、「冷ゆるに到りて甚だしきとき」という大寒(1月20日)が近い。寒さだけでなく最近はほとんど陽が射すことが少なく、日当たりのいい我が家でもエアコンが欠かせない。全く冴えない室内での生活が日々が続いている。
戸外に出て長距離を歩くことがないため脚の具合がどのくらい改善したか確認できないが、室内での脚の動きに股関節をあまり意識しなくなくなっていることから察すれば「変形性股関節症」は着実に治癒の道を進んでいると考えたい。
ところで、「変形性股関節症」の治療に少しでも役立てはと考え股関節付近の血流をよくする目的で「電気あんか」に代えて遠赤外線治療器「ホットパック」を使用してきて4月以上経つが、「ホットパック」が当初は予想していなかった別の素晴らしい保健上の効果を生み出したことには正直驚いた。
その一つは、これまで悩みの種だった「夜間頻尿」が完全に解消したことである。治療薬「ユリーフ」の服用を全くやめたのに夜間トイレに立つのが1回だけになってから随分経つ。ほかに理由となるものの心当たりはないからこれは疑いなくホットパックの効果である。
もう一つは、基礎体温がいつのまにか朝36.1~36.2℃、日中は36.5~36.7℃になっていることである。
以前がどの程度の基礎体温だったか、いまになっては確かめる術はないが、すくなくとも健康上理想とされる36.5℃をはるかに下回っていたのは間違いないと思う。
高齢者の基礎体温は次第に低くなるといわれているのに80歳を超えた私の基礎体温が理想とする36.5℃を維持しているのであれば、高齢者にありがちな小さな身体上の不都合が少々あったとしてもまずは「健康体」といえるのではないだろうか。
これらの効果はすべて「ホットパック」を夜間は手放さず「電気あんか」代わりに一晩中使ってきたおかげだと思っている。
日頃から健康管理になにかと心掛けている私にとって、さほどの努力をすることなく免疫力の高いこの基礎体温を得たことは大きな喜びであり、これからの健康管理の励みにもなっている。
医学の専門知識を持たない私だから、その視点にあるいは偏りがあるかもしれないが、今日、低体温、いわゆる「冷え」が健康によくないこと、体温が免疫力に関係すること、基礎体温が健康の指標となっていることについてはほとんど常識化されているといえるのではないか。
体温と免疫力について、免疫学の権威である新潟大学医学部教授安保徹博士の免疫システムの説明は実によく分かる。
そして免疫力を高めるため入浴や「湯たんぽ」などによる保温が効果的であるということ(そのほかには呼吸・食事・運動・ストレス解消・睡眠・感謝など心の持ち方)はかねてから納得していたところだが、意外やホットパックがこんな効果を上げるとはおもってもいなかったことである。
(安保教授は遠赤外線治療器には全く触れていない。まして特定商品「ホットパック」に言及することがないのは当然である。)
基礎体温に自信を得て、改めて体温と免疫力に関するいろいろなサイトを当たっていたら、こんなユーチューブのサイトが見付かった。
聞き手のレベルがあまり高くなく、免疫力に関する価値ある重要な情報をうまく引き出せていないが、安保さんのズーズー弁が愛嬌を添えて私にはとても面白いサイトであった。
ガン治療のウラ 5/8
ガン治療のウラ 6/8
なお、この続きの話に「解糖系とミトコンドリア系」「加齢と免疫力」にからむ話があり、かねてから年齢に無関係に説かれる健康法に若干の違和感を持っていた私にとってとても参考になり有益な話であった。
ガン治療のウラ 7/8
ガン治療のウラ 8/8
人間、いつか死ぬことを見据えた上での「健康法」こそ、今の私がもっとも求めているものである。