3月12日 (土)
春に先駆けて咲く「河津桜」の花は散り終り、すっかり葉桜になってしまった後に続くのは 「大寒桜」と「城ケ崎桜」である。そして、これが咲き終わればいよいよ「染井吉野桜」が開いて春本番を迎える。
「大寒桜」は伊豆高原駅から国道135号に出る道筋に、「城ケ崎桜」は富戸の漁港を右に見て走る県道109号線の両サイドでいまが満開。
ここ数日冷え込みがきつかったにもかかわらず、昨日から早くも鶯が鳴くのを聞く。
雨で流れた水曜日のIKOIウオーク、その振替えで、天気はすこし寒いが桜見と伊豆高原駅横を流れる対島川(タジマ)に沿って整備された遊歩道を下って「橋立吊橋」まで歩く。
Mr. & Mrs.IT・ON、Mr.IWの5名。
かつてはこの道を知る人はあまりおらず隠くされたお気に入りの散歩道として私はよく歩いたものだが、最近は長く歩いていない。
驚いたことに、いつの間にか道は整備され見違えるほど。工事はいまも続けられているようで、新しい観光スポットとなっている。今日が土曜日でもあり沢山の人とすれ違う。
対島川沿いに木柵が整備され、最近降った多量の雨で川の流れは激しく、それが辺りの景色を引き立ててくれている。
対島川が海に流れ込むところは滝になっており、崖下の大淀小淀まで降りないと見辛かったが、これを見る「対島の滝展望台」が工事中。これができががればなかなかの見所となろう。
地面を覆う松の落葉が美しい。海を見るため展望を妨げる樹木を伐採したのか、以前はこんなふうには見ることはなかった。
「橋立吊橋」。城ケ崎海岸の吊橋といえば「門脇吊橋」が広く知られており、ここまで足を伸ばす人は稀だったが、近辺の整備が終われば門脇を凌ぐ人気が出るかもしれない。
松も美しく自然の佇まいは、こちらの方がいい。吊橋を渡った後に元に戻る迂回路も設けられていた。(以前は吊橋を戻るか、富戸漁港まで歩くほかなかった。)
吊橋の下の岸壁でロッククライミングの練習をしている人もいた。
大寒桜
城ケ崎桜