京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

北嵯峨稲刈り後の景色と渡月橋

2014-09-23 05:21:46 | 京都めぐり

先日、北嵯峨の稲刈りと、彼岸花、案山子をお届けしました。

昨日、北嵯峨の稲刈り後の景色を見たくなり、朝の散歩にとでかけました。

彼岸花はどこも見頃になりました。
やはり、名前の通り、お彼岸に見頃になりますね。


北嵯峨に向かう道中、桂川に咲く彼岸花です。





背後に、小さく渡月橋が写ってうるのがわかりますか?





昨日の渡月橋
少しずつ嵐山が色づいているようです。





北嵯峨の稲刈りを終えた田んぼです。





うろうろ歩いていましたら、農家の方がおられましたので、
少しおしゃべりさせてもらいました。

私「彼岸花はモグラよけと聞いたことがあるのですが、
このあたりもそうなのでしょうか。」

農家の方曰く。
昔はモグラが穴を堀り、田んぼに入って食い荒らすのを防ぐために、
球根に毒がある彼岸花を田んぼの畦道に植えたそうです。
そして、その大事な彼岸花が、取られないように、
家に持って帰れば、その家が火事になると言って、戒めたそうです。
でも今では、田んぼの周囲にプラスチックの板を入れたので、
モグラも田んぼに入ってこれないとのことでした。

ですから、以前のような彼岸花の役目でなくなっきたと、
農家の方は仰有っていました。

田んぼのプラスチック板





私「以前はよく、稲刈りの後の稲ワラを田んぼで燃やす光景が、
目に焼き付いていたのですが、今はされないのですか?」

農家方曰く。
手刈りのときは、家で使う分以外は、積み上げて肥料にしたり、
稲ワラは田んぼで焼いていたそうです。
でも今は、コンバインで収穫後、粉々に粉砕し、そのまま、
田んぼに蒔いておき、耕運機で粉砕したワラごと、土を耕し、
畑に転用するか、翌年また田んぼにするそうです。





畑に転用するため、稲刈り後に耕した田んぼ
写真は手刈りのたんぼです。
十数名で田んぼを借り上げ、手刈りを楽しんでいる田んぼです。





でも、やはり、稲ワラは出るので、多少は燃やすそうです。
まさか、京都市の有料のゴミ袋に入れて出すわけにもいかない、
と仰有っていました。

田んぼに残った稲ワラ





稲ワラではないかもしれませんが、燃やしていました。





燃やした稲ワラを田んぼに蒔いたのか、それとも直焼き?





子ども時分の農家のことしか、頭になかったもので、
今回、大変勉強になりました。

まだ、稲刈り前の田んぼと手作り案山子
先日の案山子は、美術作品のようでした。
やはり手作りの方が、風情があります。





時間が経つにつれ、青空になってきました。





畦道に藤袴も咲いていました。





前回に続き、北嵯峨の彼岸花です。















帰り道、青空に映えるノゲイトウ





北嵯峨の稲刈り後の景色、いかがでしたか。
北嵯峨も京都市内ですが、私には、どこか別世界のようにさえ思えます。



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8 コメント

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彼岸花 (nao♪)
2014-09-23 06:36:16
真っ赤な彼岸花が咲く季節ですね。今日は両親のお墓参りに行かねばと思っています。
私も毎年彼岸花の撮影に出かけていましたが、今年は無理のようで・・・
こちらの大型画面で堪能させていただきました。

やはり田んぼのあぜ道に咲く彼岸花の風景が一番好きです。
モグラが侵入しないように田んぼにプラスチックの囲いができて、彼岸花の役目はなくなったとのことですが、この風景はいつまでも残っててほしいです。
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naoさんへ (京都で定年後生活)
2014-09-23 06:58:49
おはようございます。
まだまだ、ご心痛のことでしょうに、そんななか、コメントを頂戴し、恐縮いたしております。
私も田んぼの畦道に咲く彼岸花が一番好きです。あるべきところにある、安心感のようなものがあります。
黄金色の稲穂の側に、青空に映えて咲く彼岸花、大好きです。農家の方も彼岸花を見ながら収穫するのは、二重の喜びではないでしょうか。
まだまだ、落ち着かない日々だと思われますが、naoさんの鎌倉のお花も楽しみにしております。でも決して、無理をせず、その気になったらにしてくださいね。
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彼岸花 (夢風庵)
2014-09-23 09:26:15
彼岸花、大好きな花です。
死人花とかお墓に生えているとかで、縁起が良くないとか家に飾る花ではないと言われますが、畦道に咲く姿は本当に美しい。
なかなか嵯峨まで足を運べませんが、今年はお写真で楽しませていただきます。
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夢風庵さんへ (京都で定年後生活)
2014-09-23 14:47:22
今年はたくさんの彼岸花を楽しませていただきました。青空に恵まれたのは実に幸いです。
わが家の彼岸花も明日くらいには散ってしまいそうですが、また来年のお楽しみにしたいと思います。
これからは、菊も楽しみですし、なんと言っても紅葉です。今からわくわくしています。
また、ブログでお届けしますね。
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稲狩り後の田んぼ風景 (日々好日)
2014-09-23 20:14:14
こんばんは!

北嵯峨の今の風景も想像していた通り素敵に撮られていますね
この情景が大好きですが・・・・ちょっとわがままを言わせて頂くと刈り取った稲を束ねて木で作った柵に干す稲架掛け(はさかけ)があれば・・・な~んて贅沢ですよね〔笑〕
ぶら下げて天日で乾燥さすなんて時代遅れで今は乾燥機を使うそうです でも天日干しは手間もかかるけど
お米はより美味しいのが出来るそうです

今日実家のお墓参りに行く途中で見た風景は
稲穂がまだ青々としていて
稲刈りは一ヶ月ほど先のように見受けました
田植えの時期 品種の違いで収穫期も違ってくるのでしょうね

ひと足早く秋の農村風景を見せていただきありがとうございました





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彼岸花 (あゆ)
2014-09-23 21:29:01
今日の写真のコントラストも素敵ですね。
赤、青、白、緑・・・自然の色って本当に美しいです。
こちらではそろそろ稲刈りが行われています。
子供の頃には稲刈りの手伝いをさせられていましたので
こういう風景を見ると懐かしくなりますね。
もう一度やりたくはないですけど。(笑)
農家の方のおかげさまで新米が食べられることを感謝したいです。

良いお天気が続いてますから
日々のお散歩も楽しくなりますね。
素晴らしい写真をありがとうございました。
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日々好日さんへ (京都で定年後生活)
2014-09-23 21:54:38
こんばんは
私もはさかけを探したのですが、見つかりませんでした。
コンバイン1台で稲刈り、脱穀、袋詰めをしてしまうようです。
その点では、農家の手間はずいぶん楽になったと思います。
それに、私の記憶では、田植え後の暑い時期の草取りが一番大変だと聞いたことがありますが、今回農家の方にお聞きすると、除草剤をまくと、雑草だけ枯れるそうです。
また、幼少の頃、田んぼに水を入れるのに、水車を回した記憶もありますが、今では全く見ることもなくなりました。
昔ながらの手間をかけたお米のほうが、美味しいと思うのですが、今ではそういうお米は少ないでしょうね。
はさかけ、水車、手動脱穀などは、京都市内では心象風景になってしまったようです。
機会があれば、はさかけの景色、また探してみます。
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あゆさんへ (京都で定年後生活)
2014-09-23 22:19:37
こんばんは
あゆさんの方も稲刈りはこれからですか。
農業の知識がないもので、よくわかりませんでしたが、北嵯峨の稲刈りは早いのかもしれないですね。
私も子どもの頃、何度か稲刈りの真似事をしたことがあります。子どもでしたので、なんだかとても嬉しかった記憶があります。
その時驚いたのは、大人の方が、1俵60kgの袋を軽々と運んでいったことでした。
大人になると、こんな力が出るんだと驚いたことがなぜか鮮明に覚えています(笑)。

ほんとうに秋晴れの(少し暑いぐらい)天気が続き、絶好の散歩、散策日和でした。
でも良い天気も明日の午前中くらいでしょうか。
午後から台風の影響で雨になりそうですね。
今、あゆさんに返信しながら、明日朝、どこへ行こうか思案していまーす(笑)。


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