京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

葵 祭 2016

2016-05-16 05:09:12 | 京都めぐり

昨日は京都の三大祭りの一つで最も歴史のある葵祭でした。
葵祭は「賀茂祭」とも言われ、起源は6世紀に遡ります。
祇園祭同様、歴史と伝統に彩られた祭りです。
葵祭の行列は京都御所を10時半に出発し、下鴨神社で「社頭の儀」を行い、
上賀茂神社に向かいます。
私は昨年は京都御所でしたが、今年は暑さを避け下鴨神社から上賀茂神社に向かう賀茂街道にしました。

私の撮影場所は鴨川をはさんで植物園、半木の道の反対側です。
緑の木々に囲まれて涼しいです。右上は比叡山です。





葵祭の行列は本列と斎王代列に別れ、本列は勅使代が中心です。
斎王代列は女人列とも呼ばれています。
15時、本列の行列を先導する検非遣使の役人が見えてきました。
位の高い者が、馬に乗っています。





皆さん足袋に草鞋です。歩き心地はどうなのでしょうか。















牛車、俗に御所車と呼ばれ勅使の乗る車が見えてきました。
藤の花などを軒に飾ります。




















風流傘です。
大傘の上に牡丹や杜若など、季節の花が飾り付けられています。





行列に参加される方はフタバアオイを身につけています。
行列開始から時間がかかったので萎れています。










皆さんが目当ての斎王代の行列です。
最初に先導するのは、女官です。










斎王代です。
平安時代は内親王が選ばれましたが、現在は未婚の市民女性から選ばれます。










斎王代の後の行列です。




















斎王代の牛車で、俗に女房車とも呼ばれています。
葵の花の他、桜や橘の花で飾り付けられています。





この牛車が最後になります。





行列の後大勢の方が鴨川散策道路に降りています。





鴨川にブロックが敷かれ対岸の植物園に渡ります。





鴨川で水遊びする子どもたち。





京都は葵祭が終わるとすっかり初夏の装いに変わります。