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京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

桃桜(ももさくら)開花 平野神社

2015-03-11 05:52:16 | 2015 桜

本日2本目です。
今日は東日本大震災から4年です。
あらためて御冥福をお祈りしたいと思います。

昨日は初春から真冬に逆戻りしたような、寒い一日でした。
それでも、季節は確実に足どりをすすめています。

平安時代より植樹され、今では約60種、400本の桜で京都の春を彩る平野神社。
毎年、3月初旬に開花する、桃桜(ももさくら)が今年も開花しました。

まだ数輪ですが、もう少しでもっと花数も増えるでしょう。





















桃桜だけでは寂しいので、今咲いている2品種も撮影しました。

十月桜





寒桜








『狩野永徳 国宝 檜図屏風』日曜美術館

2015-03-11 05:51:01 | 美術・博物館

今日は2本投稿します。
1本目は、先日東京に行ったとき、国立博物館で見て感動した作品です。
日曜美術館でも取り上げられました。
『 狩野永徳 よみがえる実像 国宝檜図屏風・平成の大修理』です。





作者は、安土桃山時代を代表作とする天才絵師・狩野永徳(1543~1590)です。
永徳の最晩年の傑作とされる、この「国宝檜図屏風」 は、
東京国立博物館の名品の中でも一二を争う人気作品だそうです。

永徳は、狩野派の棟梁として織田信長、豊臣秀吉という天下人に仕え、
安土城、聚楽第、大坂城などの障壁画を制作しました。
ところが、これらの代表的な作品は、建物とともに滅びてしまったものが多く、
真筆とされる現存作品は比較的少ないのです。

永徳の代表作品

国宝 洛中洛外図屏風















唐獅子図屏風





京都大徳寺 聚光院の襖絵















それに今回の『国宝檜図屏風』ですが、経年による汚れで絵がくすみ、
紙に亀裂が入り、絵具が剥離したりと、かなり劣化と傷みがひどい状態だったのです。
今回平成の大修理が行われ、修理完了後初めての一般公開になりました。

私は先日の東京日帰り旅行で、東京国立博物館で開催されていた『みちのくの仏像展』
を観賞したあと、二階の国宝室でこの屏風を見てきました。
なんと言っても、ヒノキのダイミナミックな構図が印象的です。
これほど大胆にかつ、のびのびと描ききれるのは、永徳ならではと思いました。














修理前の絵との比較です。
汚れを落とし、修復された絵は、見違えるほど美しくなりました。
全体に鮮やかな色が復活したのです。