今日は2本投稿します。
1本目は、先日東京に行ったとき、国立博物館で見て感動した作品です。
日曜美術館でも取り上げられました。
『 狩野永徳 よみがえる実像 国宝檜図屏風・平成の大修理』です。
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作者は、安土桃山時代を代表作とする天才絵師・狩野永徳(1543~1590)です。
永徳の最晩年の傑作とされる、この「国宝檜図屏風」 は、
東京国立博物館の名品の中でも一二を争う人気作品だそうです。
永徳は、狩野派の棟梁として織田信長、豊臣秀吉という天下人に仕え、
安土城、聚楽第、大坂城などの障壁画を制作しました。
ところが、これらの代表的な作品は、建物とともに滅びてしまったものが多く、
真筆とされる現存作品は比較的少ないのです。
永徳の代表作品
国宝 洛中洛外図屏風
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唐獅子図屏風
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/f8/b5c261415b9cae9d746e32b7a42976ab.jpg)
京都大徳寺 聚光院の襖絵
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それに今回の『国宝檜図屏風』ですが、経年による汚れで絵がくすみ、
紙に亀裂が入り、絵具が剥離したりと、かなり劣化と傷みがひどい状態だったのです。
今回平成の大修理が行われ、修理完了後初めての一般公開になりました。
私は先日の東京日帰り旅行で、東京国立博物館で開催されていた『みちのくの仏像展』
を観賞したあと、二階の国宝室でこの屏風を見てきました。
なんと言っても、ヒノキのダイミナミックな構図が印象的です。
これほど大胆にかつ、のびのびと描ききれるのは、永徳ならではと思いました。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/87/78fbbcbec37f9bf82160b0ea3fd4c7b0.jpg)
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修理前の絵との比較です。
汚れを落とし、修復された絵は、見違えるほど美しくなりました。
全体に鮮やかな色が復活したのです。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/0a/2bf7e9e566f118b89bef17b87fdb63cc.jpg)
。
しなやかな襖絵が目に飛び込んでまいりました。
ホット心が和み暖かくなることが。。。感謝致します。
2月下旬熱海にゆきましたのでMOA美術館へ訪れました。
尾形光琳さんの展示で大勢の方がいらしてました。
その中に「須田悦弘」さんの作品がそっと光琳さんの作品の傍らに寄り添うように展示されてあり
とても素敵でした。
東京国立博物館。私もゆきたいと思っていたのです。
美術館・博物館共にとても好ましくて、足しげく色々な所へゆき、目と心の保養をさせて頂いております。
京都大徳寺 聚光院の襖絵のしなやかな線。。私もこう有りたいと思えてなりません。
須田悦弘さんの作品は現代の琳派のようです。
自然美の美しさ、大胆かつ緻密さは共通するものがあります。
おそらく私が見ても感動したと思います。
光琳と 須田作品を並べて展示した学芸員は素晴らしいと思います。
ところで、本日午後、高島屋京都の細見美術館展に行ってきました。琳派の系譜がよくわかる作品でとても良かったです。今日は初日でまだ少ないと思ったのですが、非常に多かったです。
お薦めの展示会です。