鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4788回】 圧倒的な量をこなす中で、自分の進むべき道が見える

2024年02月08日 | 住宅コンサルタントとして

私自身、若かりし頃から

とにかく量を圧倒的にこなすことが大切である、

という価値観を持っています。

 

量をこなし続けてきたから、今の自分があります。

 

先月のコンサルティング用のテキストを制作するにあたって、

人口ピラミッドの最新版を入手したのですが、

今の日本人の中で1971~1973年に生まれた方が

もう圧倒的に人口が多いのですね。

 

1浪だと1972年生まれ、

現役だと1973年生まれの世代が

就職活動をしていたのが1995年。

 

バブルが崩壊して4年が経過し、景気が非常に悪い中、

就活をする学生の数が最も多かったのが、

1994~1996年頃なのです。

 

並大抵の努力量では、

良い会社(だと学生時代の私から見えている会社)には

受からないだろうと考え、

とにかく量をこなそうと考えました。

 

200社以上の企業にエントリーし、

80社を超える会社の面接や試験を受けました。

 

同級生の中で、おそらく圧倒的に就活をやっていました。

 

それだけ受けて、内定をいただけたのが3社のみ。

 

残り80社近くの面接では落ちに落ちました。

 

面接を受けるごとに落とされるイメージでしたが、

何度も面接を受ける中で、

自己紹介であったり、

自分の考えを面接官の方に伝えるスキルが

向上していったのかな、と思っています。

 

一方、就活に前向きになれず、

とりあえずどこか受かればいいや、

という考えの同級生もいました。

 

数社しかエントリーせず、

最も早く内定をもらった会社に就職する、

という同級生もいました。

 

当時、圧倒的に求人数が多く、

志望者が少なかった業種に消費者金融がありました。

 

ゼミが一緒だった同級生の何名かは、

消費者金融業界に就職していたと思います。

 

その同級生が今、どこで何をしているかは分かりません。

 

でも思うのは、学生の頃の就職を頑張ったから、

建築資材メーカーに就職することができたのです。

 

そしてそのメーカーでも営業活動量に関して、

誰にも負けないくらい、量をやったから、

営業マンとして圧倒的な数字を残すことができ、

コンサルへの転職が実現したのです。

 

そして前職時代も圧倒的な量をやり切ったおかげで、

充実の50代を迎えられていると思うのです。

 

50代になっても、素晴らしいクライアント様に恵まれ、

やりがいを感じられる毎日を過ごさせていただいている。

 

50代でこれだけ毎日、楽しく仕事ができていることが

もう本当にありがたいのです。

 

20代の頃から今が見えていたわけではなく、

ただ目の前のことを愚直にやり続けてきた結果、

今があるのです。

 

だからこそ、今、やるべきことを今年も来年も

コツコツと愚直にやっていきたいと思います。

コメント
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