鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2567回】 「どういう商売をしたいのか?」から、戦略は決まる

2018年01月09日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、無事にマルタ島から成田経由で帰国しました。

日本に着いて、まず思ったのは、「うどん、食べたい」ということ。

お出汁が恋しくて、京都駅の前にあるなか卯さんに入って、
出汁が効いた親子丼とうどんをいただきました。

うーん、日本食は最高ですね!

さて、昨日成田に着いて、私がメールを開くと、
弊社のHPに問い合わせがあった、とのメールがきておりました。

我が社のHP、皆さんは見たことって無いですよね?

私、あえてHPに何の細工もしておりません。
このブログも同じ。

なぜ、そうしているのかというと、
初代のHPを制作した際、自分が好む展開にならなかったんですよね。

初代HP(もうこの世に存在しませんが)は。
私が前職時代に働かせていただいていた会社から独立した方で、
非常にうまくいっているという噂の方のHPをイメージしてつくっておりました。

そのHPでは、結構問い合わせや相談をいただいたのですが、
ちょっと自分がお付き合いをさせていただきたい、という経営者からの問い合わせが
ゼロだったんですね。

何というか、人を大切にされていないんじゃ、ないかな、という経営者。
もしくはそういう体質をお持ちの会社からの問い合わせが非常に多かったんです。

ですので、問い合わせは多々、ありましたが、お仕事につながったのはゼロ。

これは、よくありがちなことですが、
お仕事につながるマーケティングをしたら良い、ということが第一で、
「どういうお客様と出会いたいか?」という視点が欠けているのですね。

まあ、独立したばかりで時間も無かったですし、
ちょっとやっつけで作った私が悪いのですが・・・。

で、今のHPは2代目なのですが、
初代と全く異なる感じにしました。

問い合わせは、ぶっちゃけほぼゼロで良い。
でも、自分の仕事を通してどういうことを目指しているのか、
ということは着実に伝わる内容にしたい。

クライアント様と実際にやって成果が出たことをきっかけに、
そのノウハウだけを求めてくるお会社さんとはお付き合いをしたくない。

お客様とか社員さんを大切にしない会社。
愛が足りない会社。
自分のことしか考えていない会社。
嘘をつく会社。
(首都圏のリノベ屋さん、不動産屋、注文住宅会社に結構多いのです。
 HPやインスタは素敵なのですが、現場はメタメタ、スタッフの入れ替わりが激しい、など)

こういう会社とは出会わないようにしたいと思っています。


お客様とスタッフさんの幸せを追求し、
結果、地域社会に貢献したいという考えの経営者の方、
もしくはそういう体質の会社さんと出会えたら、という思いで制作しました。

で、今のHPにしてから、問い合わせはガクッと減りましたが、
お問い合わせをして下さった会社さんとは100%、お付き合いが生まれています。

(でも、毎年1~2件しか問い合わせが無いんですが・・・)


商売の本質を追求する。
そのためには、どうしても長い時間が必要です。

やり方・ノウハウ・情報だけでは会社は変わらず、
体質も変えていかなくてはならない。

体質を変えるには、すなおさが必要です。

そういう方が弊社のHPやこのブログを見られた際、

「なんか、ええ感じやな」
「一度、話を聞いてみたいな」

と思っていただけるような情報を発信しているつもりです。
(違っていたら、どうしましょ、汗)


どういう商売をしたいか?
もっと言うと、どういうお客様と出会い、お付き合いをしたいのか?

ここを考えることで、戦略は決まります。

皆さんは、どういう商売をしたいか、そこが明確になっていますか?
コメント
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