鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1073回】 学ぶ機会をつくる

2013年12月08日 | 住宅コンサルタントとして
人間の頭は、歳を重ねるほど固くなります。

新しい発想、これまでにないやり方を簡単に受け入れないようになります。
そして過去のやり方、過去の成功体験の記憶が強くなり、
ビジネスにおける頭と体が硬くなっていくのです。

私自身も例外ではなく、業界の常識で頭の中が固まり、
過去の事例に照らし合わせて、無難な発想に陥りそうになったりします。

ですから、定期的に異業種から学んだり、
更には本質的なことを伝えてくれるセミナーに参加したりしながら、
何とか頭を柔らかくしようともがいています。

昨日は東京で、私がとても尊敬しているある方のセミナーに参加し、
商売の本質、物事の本質のヒントをたくさんいただきました。

昨日、改めて感じたのは、自分の商売の今があるのは、
過去10年間の蓄積の結果であるということです。
(正式には、8年4か月の蓄積です)

昨日のセミナーでは、薬膳という分野で、
主に日本と上海で活躍されている大倉文子さんという方のお話を聴かせていただいたのですが、
食べ物のお話を聴きながら物事の本質を改めて認識することが出来ました。

例えば、お肌が荒れた方がサプリを飲んだり、化粧品を変えたりして、
現状を良くしようとされますよね。

で、一般の方がよくする質問は

「どのサプリが一番良いですか?」
「どの化粧品を遣えば、お肌の調子がよくなりますか?」

という感じなのですが、化粧品やサプリが肌をつくっているわけではないのです。

人の肌をつくっているのは、食べ物なのです。

食べ物を変え、睡眠を十分にとり、体の調子をまず整えることが本質なのに、
サプリや化粧品で短期的かつ一時的に改善しようとする人が多いそうなのです。
(経営も同じですよね?)

しかも市販されているサプリの中には、成分がよく分からないものだったり、
プロの視点で見れば、「それはまずいでしょ・・・」という成分で出来ていたり、
更には糖で思いっきりコーティングされていたりするものもあるそうです。

この薬膳や食のお話を聴きながら、本当に経営も同じだなぁと思いました。

お肌の調子を良くする(会社の経営状態を良くする)ためにまず重要なのは、
化粧品やサプリ(ノウハウやテクニック)ではなく、
良い食べ物をとり、しっかりと睡眠時間を確保して、健康体を維持することなのです。
(商いの本質を理解し、お客様に支持される、応援される体質になっておくことが重要)

自分の中で、思いっきり腑に落ちたお話でした。

皆さんの会社は、サプリや化粧品に頼った経営をしていませんか?
売れやすい体質をつくれていますか?
コメント
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