鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1067回】 良い環境を提供したい

2013年12月02日 | 住宅コンサルタントとして
日々、自分が痛感しているのは、「環境次第で人間は変わる」ということです。

大阪の普通の家庭で育った私は、実家に庭が無いこともあって、
花や木などに全く興味はありませんでした。

また、父は長崎の田舎出身で母も大阪の下町育ちですから、
家の中も今の自分から見たら、イマイチ洗練されてなかったと思います。
私自身もインテリアや絵などにも全く興味がありませんでした。

一方の家内は、芸術大学を出るようなセンスある父親と北陸の名家の母親の娘で、
とても洗練された環境で育っていました。

初めて家内の実家に行ったとき、家や庭のオシャレな感じ、
更には家の中の飾りつけなどは、私の実家とは大違いで、
私が受けた衝撃はかなり大きかったです。

まず家の中の照明がすべて白熱灯で、しかもスタンドなどを組み合わせていました。
私の実家は蛍光灯のシーリングが1つだけという部屋ばかりでしたが、
何とも夜の雰囲気が洒落ているのです。

そりゃそうです。
家内の父は、一級建築士事務所を経営していたのですから・・・。
ソファやテーブル、照明など、とにかくオシャレでした。

そして家内と一緒に住むようになっていろんな影響を受けながら
少しずつ自分のセンスが上がっていったような気がします。

今では、家の中に絵でも飾らないと、と思いますし、
照明にもこだわりがありますし、もちろん植栽や家具にもこだわりがあります。

こんな自身の経験から、人は環境で大きく変わると思っています。

ですから、私自身は親としてもビジネスパーソンとしても、
良い環境をつくって提供してあげたいなぁ、と考えるようになりました。

今、子どもたちは私立の中学に通い、周囲の優秀な友達から影響を受けながら
人格を形成してくれていると思います(←親として完全な希望的観測)。

また、「世界を意識してほしい」と思っていますので、海外にも行く機会を積極的につくっています。

子どもたちの人生です。
自分で自分の人生を切り開いてほしいですが、そういうことが出来るようになるためにも
良い環境、良い友人をつくれるよう、サポートしていければと思っています。

またこれは仕事の面でも同じで、
ご縁を頂戴しているクライアント様に出来る限り良い出会いをしていただければ、ということで
各クライアント様同士、頻繁に行き来していただいたり、
超一流の方と接点を持っていただけるような企画をしたり・・・。

親としてもコンサルタントとしても大したことは出来ませんが、
少しでも良い環境をご提供させていただくことで良い刺激を得ていただき、
飛躍するきっかけになれば、と思っています。
コメント
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