田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

クロオビハナバエ

2009-05-04 | ハエ目(双翅目)
クロオビハナバエ雌
ハナバエ科のクロオビハナバエ Anthomyia illocata Walker

庭の生ゴミ処理用コンポストの周辺で、背中に何となく紋がありそうな小さなハエを時々見かけていた。
この日は水生植物を植えている火鉢に静止したこのハエを見つけた。
肉眼では良く分からなかったが、胸部背面中央に黒の横帯、小盾板基部に黒斑を持つ。胸部背面の上端にも一対の小黒紋がある。

クロオビハナバエの体長は4~6mm。体は黒~黒褐色地に灰白色粉を密に装う。腹部基部の背面から腹面の地色は通常多少とも黄色を呈し、♀ではさらに広範囲にわたる。(新訂原色昆虫大図鑑より)

複眼が離れているので♀。この個体は灰白色の粉の色があまり白くないが、個体差によるものなのか、それとも種が異なるのか、判然としない。Anthomyia属にも背中の斑紋などが異なる類似種がいるらしいが、調べても良く分からない。
そのうち、雄にも会えるだろう。
2009.5.4

クロオビハナバエ雌

クロオビハナバエ雌


クロオビハナバエ雄
クロオビハナバエ雄 2009.5.11深夜、玄関の灯火に現れた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿