ゴミムシダマシ科のスナゴミムシダマシ Gonocephalum japanum Motschulsky, 1860
雨は降らない、水遣りは忘れている、庭に埋めてある睡蓮鉢がとうとう干上がってしまっていた。久しぶりに鉢に水を入れたら、中からスナゴミムシダマシがわんさか出てきた。いくつかの個体は睡蓮鉢の周りに置いてある牛糞堆肥の中へ潜り込んでいった。
原色日本甲虫図鑑(Ⅲ)によると、「11.0-12.0㎜。頬は三角形に張り出すが、先は若干まるくなる。前胸背板側部は幅広く平圧され、前縁は深くまるく湾入し、前角は先が少しまるく、幅広い三角形に突出する。前脛節下面中央線が稜状になり、中央部がゆるい山形に隆起する。」
『鈴鹿市の自然』を見ると、野登山、小岐須渓谷、入道ケ岳など山地での記録ばかりであった。
『鈴鹿川流域自然環境調査報告書』(2009.3)の「鈴鹿川流域の甲虫類」(樋尾ほか)を見ると、スナゴミムシダマシの採集記録は無かった。
2009.9.14
水に濡れたスナゴミムシダマシ
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