花盗人

ビックリしました。震災のニュースのなかで、救援物資を盗む人がいるんですって。もちろん沢山の人ではないでしょうが、海外のメディアから、日本人の譲り合いの素晴らしさが褒められているのに、こうした行為で頑張っている被災者の気持ちまで汚してしまうようで腹が立ちます。被災地に届く前に無くなるそうですから、多少なりとも救援に携わっている人だろうにと思うのです。
ふと「花盗人」という言葉を思い出します。先日もこれは外国ですが、ロシアのユジノサハリンスクの花屋さんで9万円近くの花が盗まれました。逃走する際に落とした花びらをたどって犯人に行き付き19才と15才の2人の少年を突き止めました。国際女性の日に誰かに花を贈りたかったのでしょうか。
日本でも玄関前の鉢植えなどを盗む花盗人が時々話題になります。昔は「花盗人は泥棒にあらず」なんて言われましたが、その背景には桜の枝を美しさの余り手折ってしまうという情緒があったのですが、ねこそぎ持って行くのはやはり泥棒でしょう。
花を丹精に育てている人に聞くと、花は正直で、会話をしながら水やりなどすると気持ちが伝わって綺麗に咲いてくれるそうです。盗んで来ていくら可愛がっても決して花は答えてくれませんね。