フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

除夜の鐘

2012-12-31 22:24:20 | Weblog
今日の深夜、「ゴ~ン、ゴ~ン」という鐘の音か風に乗って聞こえて来ます。除夜の鐘です。この鐘の音を聞くと今年一年が終わって新しい歳を迎えるんだと感慨深くなります。
除夜の鐘は108つ鳴らします。人間の煩悩の数だと言われていますが、本当の説は、暦の12ヶ月、24節気、72候の数字の合計からだと言われています。よくクイズになりますが、除夜の鐘は大晦日の今日中に107つ鳴らし、年が明けてから108目を鳴らすのが作法だそうです。かつてスキーツアーの大晦日に必ず、渋温泉の温泉寺で除夜の鐘をつかせて貰いました。自分の順番がきたら鐘に合掌します。もちろんつくのは1回だけですが、つき終わったあとはなんともいえない気持ちのヨサを感じました。身体の中が浄化された気分です。新年を迎えるに当たっての素晴らしい行事です。
ところが新年を迎え、一日一日過ごしていくと、また身体の中が濁っていくのですね(笑)。まあ、人間らしくていいのですが。言い換えれば、こうした区切りがあるから新しく進めるとも言えます。出直しのための区切りがある日本に感謝です。
皆さん、良いお年を。

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