フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

おせち

2015-01-06 23:14:17 | Weblog
おせち料理に飽きるころ、今日がその最終日ですね。松の内最後の明日は七草粥をいただいてお正月のごちそうに疲れた胃を休めます。最近はお正月におせちを食べる人のうち、すべて手作りする人はわずか7%だそうで、お取り寄せや、一部買って形をととのえるとのこと、それだけに一週間もおせちを楽しむことはほとんどないでしょう。
明日の七草粥は『せり、なずな、ごぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ七草』と覚えた植物の若芽を粥の中にいれて食べると一年を息災で過ごせると言われます。この風習は比較的多くの家庭で続けられていますが、「七草爪」はどうでしょうか。七日に今年初めて爪を切ると、一年中風邪をひかないといわれる習慣です。爪というのは髪と並んで呪術の対象になっていました。ほんの一部ですが、その人自身をあらわすものとしてあつかわれました。それだけに爪に意識をした習慣が生まれたのでしょう。こんなことをしらなかった私は、七草前に爪を切ったせいか、風邪をひいてしまいましたよ(笑)。

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