フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

2013-04-28 23:56:01 | Weblog
私の推測では、多分今日は十八夜(居待月)だと思います。天文学の先生方の言葉のなかには『月に始まり、月に終わる』があるそうです。我々もやはり最初は月に対して目を向けますね。肉眼で見える天体だからでしょう。満月から三日月まで夜ごと姿を変える事も親しみの根拠になりそうです。また極端に大きな満月には恐怖を覚える事もありますよね。
ところで満月と一緒に写真に入る映像として一番素敵に見えるのは、どんな被写体でしょう。先日、たまたまテレビに映しだされたのですが、満月と山の上にあるお城とのツーショットです。日本らしい光景の代表ではないでしょうかね。月には神秘性もあります。現代は照明が発達して月の光を感じることが少なくなっていますが、江戸時代の小説を読んでいると月明かりを表現することは非常に多いですね。かぐや姫等も月明かりが荘厳な意識をもたらしていた時代だからこそ生まれたのではないでしょうか。
寒い時期には顔を下に向けることが多かったので、これからは少し夜には空を見上げて月を楽しむのも一興ですね

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