フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

こそあど言葉

2013-05-25 23:09:18 | Weblog
今日のタイトルの「こそあど言葉」とはなんだと思いますか?ヒントは歳をとるにつれて多くなるものです。もちろん人によって違いはあると思いますがね。答は「これ」「それ」「あれ」「どれ」という言葉で正式には「指示代名詞」といいます。正式な固有名詞を使わずに、このこそあどで済ますことが多くなると、やはり歳をとったなあとなるわけです。
こそあど言葉を使い過ぎると脳を怠けさせるようです。ですから、固有名詞を思いだすことが出来ないならば他人に聞かないでインターネットや辞書などを使って調べることが必要です。面倒くさいと言わないで下さい。この面倒くささが記憶力の強化につながるのですから。こそあど言葉だけで会話が成立することがままありますが、それは怖いですね(笑)。
ところで厄介なのが、こそあど言葉では絶対ダメなのがアナウンサーの仕事です。あれ、それ、ではリスナーの皆さんに通じませんからね。生放送では余計神経を使います。対応策としては、あらかじめ喋りたいことを決めて、乱雑でもいいから書き殴っておくことなんですよ。

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