フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

錦を飾る

2008-07-29 23:13:29 | Weblog
今日は1836年にあのパリの凱旋門が完成した日です。凱旋門は1806年に英雄ナポレオンの命令で作られたものですがその命令の30年御に完成したわけですから、ナポレオン自身は直接見ることが出来ませんでした。
凱旋というのは戦いに勝って来るとその将軍と兵士の為のパレードを含め、色んな儀式が行われます。その為に作られる門ですからパリだけでなく世界中にあるのです。
この凱旋という言葉と同じ様に故郷に錦を飾るという言葉もあります。この錦というのは立身出世、富貴の象徴という意味もあります。まあともに成功して国や故郷に帰ってくるのでしょう。イチロー選手などは毎年凱旋し、毎年故郷に錦を飾っているわけです。(今日で日米通算3000本安打まであと1本となりました)
ところで故郷という意識はどう芽生えているのでしょう。私は東京生まれですがわずか3ヶ月しか東京にいなかったので全く故郷意識はありません。又、長い間過ごした後に故郷を出た場合、故郷の景色には記憶があっても知人が全くいなくなってしまった場合は故郷という気持ちがものすごく薄くなる様です。
やはり人のつながりが一番なのでしょう。心のない故郷は故郷ではないのでしょう。

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