ゆとり？

ゆとり教育という言葉を覚えていますか？知識偏重型の教育方針を詰め込み教育だとして、体験を沢山する教育方針に変えた際によく言われた言葉です。土曜日を休みにするなどの措置が取られましたが、その結果、学力低下を招いたのではないかと制度見直しが取り沙汰されています。
このゆとり教育の第一陣が今、就活真っ只中です。「ゆとりだと言われてきたけどゆとりなし」これは就活に頑張っている学生さんが率直な気持ちを川柳に託したものです。この川柳を初め、汗だくで就活をしている学生さんから、内定を取れずに悪戦苦闘する学生たちの様子を詠んだ川柳かま情報サイト運営会社に寄せられているそうです。
就活の厳しさは「一瞬で、満席表示、説明会」という川柳にも表れています。人数が限定される会社説明会に登録するのも大変な様子なんです。
ゆとり教育が始まった頃はこうした景気の状況を想定していなかったかも知れませんが、このことから本来のゆとり教育の主旨が歪められてしまうのも残念です。基本的な主旨を生かしながら、学力低下などのデメリットをなくす処置をとらなければなりません。景気回復が何事につけても優先されれば、いいと思いますね。