フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

老人の日常

2015-11-23 22:46:15 | Weblog
名古屋の町の昼頃は他の都市に比べて年配の人達が多く都心部に出ているような気がします。これも公共のバスや地下鉄が無料で乗れる敬老パスのお陰かもしれません。高齢者にとってはやはり家の中に閉じこもるよりは外とのつながりを持っていた方が色々な面で安心ですよね。
ところが外との関わりが必要でありながら日本の伝統的な住まいの変化が外との交流を阻んでいます。かつては外に開かれた開放的な間取りでした。掃き出しの窓であったり、縁側を通して家の外とつながっていました。今の集合住宅のように鉄の扉で外と隔てられていません。高齢者には地域の人達との日常的な触れあいを多くして外からも生活の様子が窺える方が孤独感を防ぐ一助になるでしょう。
そういえば「年寄りの冷や水」という言葉がしだいに影を潜めつつあります。何故なら年齢に関わりなく新しいことに挑戦出来るのが超高齢社会です。ですから、無目的に出歩くのではなく生涯学習社会に溶け込んで何かを学ぶことが大切ですね。

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