フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

強風

2008-02-24 19:51:12 | Weblog
昨日、東京で春一番が吹き、今日も各地で強風が吹き荒れました。春一番は立春後はじめて吹く風速8m/s以上の強い風をいいますが、三重県志摩地方から西の方で船乗りが使っていた言葉で日本ではもう150年も前から使われていました。
日本列島は季節風の帯に入っているので四季折々、さまざまな特徴的な風が吹きます。
たおやかなゆったりしたその春の風の一つに「東風こち」がありますね。しかし今日の風は春の低気圧が通りすぎる際の強風で名古屋市内を運転していると、道路には風に吹き飛ばされた段ボールが行手をふさぐことが度々ありました。「花に嵐」と表現するにはちょっと早いでしょうか。
この低気圧は通りすぎたあと雨があがっても油断してはいけません。もう一つ春の火災もこの強風と乾燥に注意します。
さてこの風を夢に例える事があります。風をつかまえる、イコール夢をつかまえるとなります。一生懸命風に手をさしだしても手の中に風が残ることはないので夢を手に入れることが出来ないかというと、そういうことではなくて、風をつかむことは風を感じることです。全身で風にむきあっていると時には暖かさすら感じとることが出来ます。感じることがつかまえることです。
強風が去って、春風が優しく全身を包むと、明日の夢の実現です。
ところで犬も風の音が気になって落ち着かないのですよ。

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