フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

沖縄

2010-01-29 23:24:46 | Weblog
あらゆる分野で沖縄という活字が踊っています。政治の世界では、米軍の普天間飛行場移設問題が毎日の様にニュースになりますし、いよいよ2月からはプロ野球の沖縄キャンプの話題がスポーツの中心になります。
そして私といえば、今日、沖縄、宮古島出身のシンガーソングライターの下地勇さんのライブに出かけました。沖縄の歌手は、那覇市や沖縄市の民謡酒場でお客さんの前で唄う事に慣れているせいかライブが素晴らしいですね。アコースティックギターを抱えて宮古島の方言で唄う下地さん。言葉そのものは外国語の様な響きですが、なぜか心にしみ込んできます。方言の中には標準語に直しにくい言葉がふんだんにあります。ですから、無理に本土の言葉に変えなくても、そのまま方言で聞いたほうが、何かしらよく伝わって来ます。
こう考えると各地から、東京にでて言葉コンプレックスに陥る人がいますが、決して卑下することはありません。もちろん標準語を覚えれば更にいいのですが、方言を捨てる必要はないのですね。東京で故郷の言葉に出会えば、知らない人でもすぐに仲間意識が芽生えます。故郷言葉は自分の1番正しい気持ちを伝える言葉だときちんと理解しておきたいですね。

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