フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

自然

2019-02-23 23:22:03 | Weblog
パスカルの名言に「人間は考える葦である」という言葉があります。この意味は、人間は自然のうちで最も弱い葦に過ぎない。しかしそれは考える葦、自然の中における存在としての弱さと思考する存在としての偉大さを言い表す言葉です。
同じような言葉が心理学の説にあります。その言葉は「人間は移動できる樹木」です。この意味は、樹木は自分の意思で移動できないけれど人間は自由に移動が出来ます。自分が自然の一部ということを認識すればどこへ行っても溶け込むことが出来ます。それが人間としての知恵であり強さにつながるという言葉です。
自然の中の人間を意識することがいつの世にも大切なことです。