フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

多弁?

2018-11-21 20:34:02 | Weblog
話し方の評価にはいろいろあります。まず単純に口数の多いことを「多弁」と言います。やたらに喋りまくることを「饒舌」。話し方が上手で巧みなことを「能弁」と言います。反対に喋ることが苦手な場合は「訥弁」と評価されます。私はアナウンサーですから、訥弁では困ります。私達は番組中に時間的な隙間が出来ることは致命的ですから、多弁になりがちです。
しかしアナウンサーが多弁と評価されることはそれほど嬉しいことではありません。やはり能弁が良いでしょうか。講演会で引き込まれてしまう話し方は「 雄弁」でしょうか。ただ番組で話すことは、パーソナリティとしての話ですから、性格や人柄が滲み出るような話し方になります。
そうした話し方が出来るのは、普段から人とのつきあい方から学ぶことですかね。