十八才

投票年齢が十八才になりますね。まだもろもろの関連法案が必要ですが。しかしちょっと心配なのは、人としての成熟度がそこまで行き着いているだろうかということです。民主主義の先輩国であるイギリスは18才で成人を祝う慣習があります。１８才の誕生日に鍵の形にデザインしたカードが両親から贈られます。この意味は、成人ですからもう門限はありませんよ。何時に帰って来ても良いよ。何処で何をしても構わない、今日から自分の人生を自分の責任で生きなさいという覚悟を求める鍵なんですね。
そこで我が日本の若者達はどうでしょうか。私の岡目八目かもしれませんが、今の若者達がそんな覚悟を持っているとは到底思えないのです。そういう言いかたが不味いならば、親御さんはじめ先輩たちが、その覚悟を求める接し方をして来なかったのではないかと私自身を含めて反省しなければと思います。それは自由のはきちがいもあるでしょう。戦前の国家が国民を管理する時代から開放された反動とも言えます。
さあこの現実とどう向き合いますか。