4時間の壁

鉄道を利用するか、空の便を利用するか、その境目は鉄道で４時間を切るかどうかだそうです。これを４時間の壁と言います。この壁を実証しているのが山陽新幹線です。東京と広島間は新幹線が優位なのに博多までとなると空の便が圧倒的に優位だそうです。ですから九州新幹線もこの壁を意識して新大阪と鹿児島中央を４時間で結びました。さらに危機感を持つＪＲは３時間47分の「みずほ」を追加したものです。
先日開通した北陸新幹線、元々東京、金沢間は４時間を切っていましたが、今回は大幅に時間を短縮しました。それだけに新幹線と空の便との競争の結果が興味津々です。２月の海外からの旅行者がものすごい勢いで増えているようですが、北陸新幹線の開業に間に合った外国人観光客は当然利用するでしょうから新幹線圧勝でしょうね。私もソウル五輪の開催の年に新幹線が出来たばかりということで、ソウルから利用したことがありますよ。ましてや３時間をかなり切った今回の新幹線、恐らく空の便が苦しくなるでしょう。